「これで気分もスッキリ!」女性の便秘の特徴と改善法

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何か飲んだり食べたりするたびにトイレに駆け込み、がんばってみてもなかなか成果が上がらず、一日中残便感が続いて憂鬱な気持ち・・・。まあ便秘はなってみると辛いものです。なんだか気分まで落ち込んでしまいそうですね。

特に女性の便秘は複雑で、おまけに肌荒れやにきび、しみ、吹出物などの肌トラブルの原因にもなります。

そんな辛い便秘を一日でも早く解消する近道は、食べてから排便までの過程を理解しておくことがとても大切です。まずはその排便のメカニズムを簡単にご説明しておきましょう。

排出のメカニズム

食事の後、胃に到達した食べ物はかき混ぜられ胃液で一部消化されます。その時に胃は大腸に「食べ物が入りましたよ」と信号を送ります。

胃からの知らせを受けた大腸は反射的に反応して収縮を初め、溜まった便を直腸に送り出します。大腸から送り出された便は直腸の壁を刺激しながら侵入を始めますが、その時の刺激が脳に伝達され便意が起こるのです。

送り込まれた便で直腸の許容が限界に近づくと脳は直腸を収縮させ、同時に下腹部に力むように命令を出して便が体外に排出されます。

やはり人間の体のしくみは凄いですね完璧なメカニズムです。でもこのメカニズムがいったい何の原因で不具合を起こすのでしょうか?

女性の便秘の原因

女性の便秘は女性特有の体型と、月経や妊娠、更年期の女性ホルモンの働きによって引き起こされます。

「骨盤が広い」

女性は赤ちゃんを出産するために男性よりも骨盤が広いのですが、その骨盤に腸の一部が落ち込み曲がってしまいます。このため腸の中の便の通りが悪くなり便意を感じてもなかなか出てこない状態になります。

「男性に比べ腹筋が弱い」

排便のメカニズムの最終段階で脳は下腹部に力むよう命令しますが、女性は一般的に腹筋が弱いため、特に硬くなった便の排出が難しくなります

「月経時の女性ホルモンの働き」

月経時には血液の排出が行われ体内の水分や塩分が不足します。その不足を補おうと働くのが女性ホルモン(黄体ホルモン)です。

黄体ホルモンは体に水分をためるよう指示を出しますが、大腸内に残っている便からも水分が吸収されるため便が硬くなってしまうのです。

「妊娠中の女性ホルモンの働き」

妊娠すると女性ホルモン(黄体ホルモン)の分泌が盛んになりますが、黄体ホルモンは腸のぜん動運動(便を送り出す運動)を抑制するは働きがあります。また胎児が大きくなって腸を圧迫し、便が通る道を狭くしてしまうことも原因です。

「更年期障害」

加齢による筋力の衰えと、女性ホルモンのバランスが崩れることによって起こる更年期障害が便秘の原因です。筋力の衰えは腸のぜん動機能を低下させ、更年期障害でイライラや不眠が続くと体が休めない状態になり更に便の排出が困難になります。

女性の便秘の解消法

女性特有の体の変化に合わせた便秘解消法と注意点をご紹介します。

「月経の時の便秘」

月経時の便秘を回避するためには、日頃から野菜や果物などの植物繊維を多く採ることや、適度な水分補給をすることです。

また、生理中の便秘が辛いからと、食事の量を少なめにするのは逆効果です。便が大腸内で形成されなくなり、ますます症状が悪化して生理中だけだと思っていた便秘が慢性化する可能性もあります。

「妊娠中の便秘」

妊娠中は市販の下剤や腹部マッサージは流産のリスクがあるので止めたほうが無難です。

これは人にもよりますが、炭酸水やヤクルト、プルーンヨーグルトを飲むと調子が良くなります。またお医者さんに相談すると「ラキソベロン」という薬を処方してくれますよ。

「更年期の便秘」

更年期の体調の乱れによる精神的なストレスは直接大腸の働きに影響を及ぼして便秘になります。その大腸の働きを改善できるのが、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌です。

さらに野菜や海草をたくさん食べて食生活の改善を行い腸内環境を整えましょう。それと便意を感じたらがまんせずに、すぐにトイレに行きましょう。

その他の便秘解消に有効な方法

その他にも自宅でできる有効な便秘解消法がいくつかありますので、試す際の注意点と合わせてご紹介しておきましょう。

「食物繊維を多く摂る」

食物繊維とは何かというと、食物や果物の壁を作っている物質のこと。その食物繊維は腸に到達しても消化されずに残っているのです。そして食物繊維は水分を吸収する性質があるので腸内の便を柔らかくします。つまり排便が楽になるということですね。

ですが、食物繊維にも水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の2種類があって、水溶性の食物繊維は便を柔らかくする役目、不溶性の食物繊維は便の中で溶けずに残って便の量を増やす役目です。両方摂らないと効果が薄くなりますのでご注意を!

ちなみに水溶性の食物繊維を多く含む食品は、にんにく、ゆず、ごぼう、レモンなど。不溶性の植物繊維を多く含む食品は、とうもろこし、オートミール、おから、あずき、唐辛子などです。

「水を多めに飲む」

水をたくさん飲めば便が柔らかくなる。これは誰もがイメージできることで、しかも正解なのですが、肝心なのはその方法です。

まず1日2リットルが目安、そして一気にたくさん飲まないことです。一気に飲んでしまうと便を柔らかくする前に尿になって出てしまいます。手が空いた時に少しずつ飲む習慣をつけましょう。

ちなみにお茶やコーヒー、ビールは水代わりになりません。なぜなら利尿効果がある飲み物ですので、すぐ尿になって出てしまい、かえって体内の水分が不足します。

「センナ茶」

即効で便秘解消に効果があると人気のセンナ茶。その秘密はセンナに含まれる「センノシド」という成分です。

主な効果は便の水分量を高めて柔らかくすることと、腸のぜん動運動を刺激すること。早い人なら飲んで数分後、少なくとも2、3日の服用で効果を発揮します。

ただし常用は絶対厳禁!腸を無理に刺激することにより自然な排便が困難になり、かえって便秘が悪化することに加え、下痢や吐き気、腹痛を伴うことがあります。

「腸マッサージと足の裏マッサージ」

便秘気味の人は日頃からお腹のマッサージをして下さい。即効性はありませんが、便秘解消の手助けには十分効果的です。

やり方は簡単、おへその周りを時計回りにマッサージしたり、お腹をへこませて、痛みや違和感のある部分を小さく円を描くように押さえて下さい。

足の裏には、全身の神経が集中しているのはご存知の通りですが、中でも胃や腸などの消化器官に関わるツボは土踏まずに集中しています。ここを指でこすりつける感覚で押してください。

もう一つの便秘のツボは足の人差し指と中指の間。2つの指を強くつまみ上げるような感じでマッサージしてください。それから足の裏マッサージのコツは、両足とも同じようにマッサージすることです。

便秘解消の基本のまとめ

便秘解消には色々な方法がありますが、基本的は排便のプロセスをいかに円熟に保つかということです。まずは、正常な便を形成するために植物繊維をたくさん含んだ食事を定期的に採ること。便を柔らかくするために水分を補給することです。

それと、特に女性の場合は腸のぜん動運動や腹筋力を高めるために適度な運動やストレス解消を心掛けてください。

便秘になると一日中気分が晴れず、そのことばかりが気になって集中力も低下します。ですから便秘症だからとあきらめないで、地道に便秘解消法を実行してみてください。

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