嫌われたくなくて彼に怒れないあなたへ!上手な怒りの伝え方5選

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彼のことは、好き。でも、彼に対して納得のできないことや不満がある。でも、それを彼に言うと嫌われてしまいそう…。で、言いたいことを言えずに我慢してしまう、なんてことになっていませんか。

確かに、ちょっと不満があったくらいでぷりぷり怒ってばかりというのもどうかと思いますが、かといって、怒りをずっと貯め込んでいたところで、自然に解消していくというものでもないですよね。

今回は、彼に嫌われたくないがために彼に怒れないでいる人に向けて、上手な怒り方を提案したいと思います。

怒ることは悪いこと?

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怒りを伝えないでずっと我慢していても、結局は貯まりに貯まって耐えきれず彼に爆発させてしまったという経験はありませんか。

または、彼に不満をぶつけることができず、「君は何を考えているのかわからない」と別れを切り出されてしまったり、もしくは不満を言わないのをいいことに都合のいい女扱いをされて浮気され捨てられたなんてことありませんか。

怒りは普通の感情です。表してはいけないものでもなんでもありません。とはいえ、感じた怒りはなにもかも表現すべきというのもまた違います。散歩の途中で犬に吠えられカっとしたとても、そこは普通に怒りを押さえたらいいではないかという話です。

ここで上手に伝えてほしい怒りとは、突発的ですぐに収まるような怒りではなく、貯め込んでしまってあなたと彼との関係に暗い影を落としてしまうような怒りのことです。そもそも、怒るのは悪いことなのでしょうか。以下、怒りについて考えてみましょう。

怒りとは「期待ハズレ」のこと?

最近、彼に怒ったことはなんだったか思い出してみて下さい。連絡してほしいと頼んだのに、メールすらよこさない。デートの約束をしていたのに、仕事を理由にすっぽかされた。最近太ったことを気にしているのに、ズケズケと口に出してくる、などなど。

これらの怒りは、なんにも考えていなかったところに不意打ちをくらって発生するというよりは、もともとあなたが彼に期待しているラインがあって、そこから彼が外れたことをしたときに発生するものなのです。

では、彼に怒りを覚えた出来事と彼に対する期待とを、先の例をとって比べてみましょう。

  • 彼が連絡をよこさない←→彼女にはこまめに連絡すべき。
  • デートの約束をすっぽかした。←→約束はきちんと守るべき。
  • 太ったとズケズケ言ってくる←→太ったなどと言わないでほしい。気を遣ってほしい。

彼への怒りと期待の関係性はだいたい上のようなものが多いかもしれません。怒りの裏返しには彼への期待が込められています。

では、例えば、彼が休憩するヒマもないくらい仕事に忙しい人だとして、それでもこまめに彼女に連絡をよこすべきでしょうか。約束を守らない彼に怒っているとしても、あなたも彼との約束を100%守れていますか。

もしかしたら、彼からお願いされていることでも自分に都合の悪いことは聞かないふりをしていたりしませんか。もしくは、太ったと言われて怒っているのなら「太ったと言われることは嫌だ」ときちんと彼に伝えていますか。

彼になんらかの期待をしているならば「彼の状況や気持ちも考えず」「自分は何のアクションも起こさず」に、彼にばかり自分の都合のいい期待をぶつけていないかということを点検してみてもいいかもしれません。

彼への怒りが湧いた時、彼に何を期待しているか、自分に都合のいい期待をしてないかを点検してみよう。

もしかして彼に悪気はないのかも?

怒りは「期待ハズレ」に対する感情だとご説明しました。では、彼はわざと、あなたを怒らせようとして、期待に背く行動をしているのでしょうか。

約束をすっぽかすなどということをされると、つい自分が彼女として大事にされていないのではないかという気になり、怒りを覚えるということもあるかもしれません。しかし、そもそも彼はあなたのことを粗末に扱うためにあなたとつきあっているのでしょうか。

まあそれが事実なら即刻別れることをおすすめしたいところですが、彼の気持ちはそうではないはずです。

彼女のことは大事にしたい。でも、つい連絡することを忘れてしまった、約束をすっぽかしてしまった、彼女が笑ってくれると思って太っていると言ってしまった。実情はこんなところだろうと思います。

つまり、彼はわざわざあなたを怒らせようとしているわけではないということです。彼に対して怒りが湧いてきたとき、このことにすぐに気付くことができると、怒りという感情にのみこまれずに済むはずです。

彼はあなたを故意に怒らせようとしているわけではないことに気付こう。

怒りを感じる自分自身を責めていませんか

怒ることに対して「いけないこと」「悪いこと」だと思っていませんか。子どもの頃、父親が始終母親をガミガミと怒鳴るのを見るのが嫌だった。中学生の頃、理不尽に教師から怒りをぶつけられトラウマになった。

兄弟喧嘩をしていたら親から「女の子が怒りを露わにするとかわいくない」などとたしなめられた。などなど。

あなたは、このような怒りにまつわる経験を重ねて、「怒り」という感情はネガティブなものだという認識を強めていったのかもしれません。

ですが、怒りはネガティブだという認識を払拭できないでいると、「怒ることは悪いこと」「怒る私は悪い人」などと自分を責めるようになっていってしまいます。先程も述べましたが、怒りは当然に生まれる感情です。よいものでも悪いものでもありません。

怒りをコントロールできない人が怒りを発端にトラブルを起こすだけであり、怒りをコントロールして発展的な力へと変換する人も世の中にはたくさん存在していることも頭に入れておきましょう。

実戦編:上手な怒りの伝え方にチャレンジ

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今までは怒りという感情について考えてきました。では、実戦編に進みましょう。怒りを上手に伝えるのなら、以下の4つの方法を採用します。

  • 感情を掘る。
  • 怒りを表現する。
  • 要望を伝える。
  • NGポイントに気を付ける。

さらに、「NGポイントに気を付ける」以外の3つの方法を採用する順番は以下を参考にして下さい。感情を掘る→表現する→要望を伝える。それでは、各方法を具体的に見てきましょう。

感情を掘って本当の気持ちを調べよう。

感情のおもむくままストレートに怒りをぶつけてもあまり建設的な結果にはならなかった経験を持つ人は多いのではないでしょうか。怒りを感情のままぶつけられると、誰でもまずは自己防衛に走りたくなります。もちろん彼も例外ではありません。

怒りをストレートにぶつけてこじれた経験があるからこそ、あなたは彼に怒りを伝えらなくなっているのだとしたら、まずは自分の感情を掘り下げるというところから始めましょう。

例えばあなたは彼からメールの返事がなくて怒っているとします。彼からメールの返事がないとき、なぜ怒りが湧いてくるのでしょうか。気持ちを掘り下げてみましょう。

  • 他の人からのメールの返事がなくてもここまで怒らない。つまり彼のことが好きだから。
  • 事故にでも遭っているのかと思うと心配。
  • 他の女と会っているのかと思うと不安。

つまり、怒りという感情は、実は「好き」「心配」「不安」などという気持ちから出て来ていることがわかります。

怒りを伝えるときには、怒っている感情の根本を押さえよう。

さらに、怒っている相手は本当に彼なのかどうかということも掘り下げておいた方が不毛な争いにならずに済みます。例えば、デート中に彼が不機嫌になると、あなたのことを無視するとします。彼に対してあなたは怒りを覚えるかもしれません。

ですが、あなたは、実は彼に対して怒っているというよりは、過去の仕打ちに怒っているかもしれないのです。

例えは、小学生のときに仲良しグループから無視され、本当は怒っていたけど、なにも言えずに我慢していたという出来事を知らず知らずのうちに彼の態度に重ねているのかもしれません。

過去の傷を癒せば、彼が不機嫌になって無視していてもあなたの気持はフラットなままでいられます。

怒っているのは本当に彼に対してですか?過去の傷についても向き合う覚悟を持ちましょう。

モノは言いよう?表現に工夫して気持ちを伝える!

感情を掘り下げて、自分の気持ちに気付いたら、次はその気持ちを相手に伝えましょう。ポイントは以下のとおりです。

  • 共通の目標を念頭に入れる。
  • 具体的、限定的に。
  • 控えめで落ち着いたトーンで。

あなたが彼に怒りを伝えたいのはなぜでしょうか。「ここを治してくれると自分は『辛くなくなる』」。「自分が辛い気持を抱えていると彼と一緒にいることが苦しい」。意訳しましょう。「彼とずっと一緒にいたい」ということです。

彼のことが嫌いで別れを決意しているのなら、嫌われたくないから怒りを伝えられないなんて風に思いませんよね。彼と今後も一緒にいたいということが、彼との共通の目標となるわけです。

怒りにのみ込まれいていると「彼自体がムカつく」という風に感じがちですが、そもそも怒りのきっかけは彼自体ではなくて限定的、具体的なものだったはずです。

「連絡をよこしてくれない」「約束をすっぽかす」など、彼の態度、言葉や行動について怒っていたはずです。

ですので、怒りを伝えるときは、「昨日、連絡くれなかったことについて怒っている」という風に彼の行動や言葉や態度についての限定的、具体的な事項を伝えるようにしましょう。トーンも怒りを伝える上で大切なファクターになります。

「あなたのことが大好き!」ということを彼に言葉で伝えたいとします。では、それを言う本人の目は血走りつり上がり、吐き捨てるように言っていたとしたら、「大好き」という気持ちは伝わるでしょうか。

何かを伝えるときに、トーンというものは非常に大切です。特に怒りを伝えるときに、怒りの感情が露わになったヒステリックな言い方、逆に落ち着きはらった冷たい言い方、どちらも彼は警戒して心を閉ざしてしまいます。

ですので、怒りを伝えるときは特にトーンに気をつけて控えめで落ち着いたトーンで話すようにします。

やってはいけない怒りの伝え方

怒りを伝える上で、やってはいけない表現の仕方も頭に入れておきましょう。

  • 一般化する。
  • 過去を持ちだす。
  • 人格・性格の攻撃
  • すねる。

怒りを表現するときにありがちなのが「あなたっていっつもそう!」というような一般化です。

怒りのきっかけは昨日の約束のすっぽかしだとしても、いざ怒りをぶつけることになるといつのまにか話がすりかわって「彼全体が悪い」「いつも悪い」というような論法になりがちです。

さらに、過去のことを持ちだすのもNGです。昨日のことについては謝ろうかと思っていた彼も、過去のことを持ちだされればカチンときます。そして、昨日のことすら謝る気をなくすかもしれません。

それから「あなたは人格がおかしい」「性格が悪い」「親の育て方が変」などと、人格や性格を非難するということは、ずっと一緒にいたいから怒りを伝えるという趣旨の逆を行くと言ってもいいでしょう。

その場はうまく収まったとしても人格や性格への攻撃は、二人の関係にあとあとまで禍根を残します。

それから「どうせわかってもらえないでしょうけど」という「すね」を基にした物言いも彼にとっては「私はあなたのこと全然信用していませんけど!」という風に受け取れるので、これもまた、ずっと一緒にいたいと言う目標からは大きくそれることとなります。

要望をきちんと伝えてフィニッシュ!

怒りを伝えたら、彼に「どうしてほしいか」も、きちんと伝えます。「約束は守ってほしい」「太っていると言わないでほしい」など。ここまで言って上手な怒りの伝え方は完結です。

では、おさらいをしましょう。まずは、自分の怒りの感情の根本を掘って調べておきます。例えば、連絡がこないと、何かあったのかと心配になるのだとしましょう。

まず落ち着いたトーンを心がけます。「昨日、連絡をくれなかったから私は怒っている」。掘り下げた感情を加えます。「連絡がないと何かあったのかと思って心配になる」「これからもずっと一緒にいたいから、いつもあなたがこんな調子だと私は辛い」。

そして要望を伝えます。「だから、仕事は忙しいのはわかっているけど、できる限り連絡するようにしてほしい」。

このような表現方法ならば「いっつもあなたはそう!全然私の気持ちをわかってない!」とキーキー彼女にまくしたてられるより、彼の側も大分受け取りやすいと思いませんか。

怒るのが苦手なら怒りの予行演習をしてみよう。

前述の方法を使うとしても、それでも怒りの感情を表現するのは苦手だという人もいるかもしれません。ならば、怒りを伝える裏技的方法を試してみませんか。

彼に怒っていて、でも伝えられないということがあったとします。予行演習のつもりで、とにかく言葉にして彼にぶつけてみましょう。実際に言葉にすれば、意外と素直に彼が謝るということもあるかもしれません。

もし険悪になったら、彼の様子を見て言いましょう。「ごめん。なんだか今日は体調が悪くて…。なんだか私、疲れているのかもしれない」。つまり、体調のせいにしてすぐに引きさがるのです。

この怒りはいつもの私から出てくるものではない、あくまでも体調のせいなのだという流行りの(?)妖怪の仕業作戦のバリエーションです。怒ることに慣れていない人は、怒ることの経験値が不足しています。

体調のせいとはいえ怒ることの経験を積み重ねて、彼はこんな風に反応するんだな。とか、私が怒ったところでさほど嫌われたりしないんだな。などという経値に伴う情報を増やしていきましょう。

怒ることにより生み出される結果はあなたが怖れるほどのことではないかもしれませんよ。

たまには体調のせいにして気持のまま怒ってみる。

彼とずっと一緒にいるために上手に怒りを伝えよう!

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以上、嫌われたくなくて彼に怒れない人に向けて、上手な怒り方をお伝えしました。彼に怒りが湧くのは、彼のことが好きだからではありませんか。好きという気持ちを感じさせてくれる人は大事な存在ですよね。

でも、怒りを伝えられなくて我慢ばかりしていても、いずれはあなたに限界はやってきて、大事な存在である彼との関係が切れてしまうかもしれません。

ということは、彼のことが好きであればあるほど、あなたは怒りを上手に伝える必要があるということになりますよね。大好きな彼とずっと一緒にいるために、上手な怒り方のスキルをどんどん磨いてきましょう。

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