いきなり重曹シャンプーは危険!誰も教えてくれない正しいやり方

重曹シャンプーは危険イメージ画像

頭皮のベタツキ、フケ、かゆみ、ニオイなど悩みに悩んだ人が最終的にたどりつくのは塩シャンプーや湯シャンプー、重曹シャンプーです。しかしいきなり移行したため失敗した人があとをたちません。誰も教えてくれないナチュラルシャンプーの正しいやり方をお教えします。

今日はそんなに汚れていないかも?という日から始める

よし!これだ!と見知ったその日から始めるのは賢明ではありません。仕事内容や体質によって頭皮の汚れ方には個人差がありますが、今日はそんなに汚れた感じしないなぁという日があるはずです。休日に始めるのがオススメです。

また季節によっても頭皮の汚れ方は異なります。湿気が多く汗をかきやすい梅雨や夏は避けて空気が乾燥している秋や冬に始めるのをオススメします。

過ごしやすい時期が来たらシャンプーを切り替えましょう!

季節問わず皮脂がひどい場合

憎い頭脂を毛穴から退治してやろうと2度洗い3度洗いを繰り返しさっぱりしたはずなのに翌朝にはすでにべっとりの負のスパイラルにはまっている場合は、いつ始めても大丈夫です。

それでもやはり好転反応が現れることが予測されるのでお正月休みなど長期休暇を利用するのがオススメです。

いまのシャンプーはしばらく使います

塩シャンプーなどの洗髪方法に失敗してしまう最大の原因が現在のシャンプーの使用を突然やめることです。現在使っているシャンプーはおそらくシリコンシャンプーかノンシリコンシャンプーのどちらかだと思いますが、どちらでも大丈夫です。

いざ実践!

始めるべき時期がきたら満を持して始めましょう!頭皮に皮脂が過剰に分泌されないorフケが出ないライフスタイルを手に入れましょう!ここでは元クリーニング業30余年のプロが推奨する重曹シャンプーで説明していきます。髪の長さはセミロングを想定していますので長さに応じて量を加減してください。

用意するもの

  • 重曹(掃除用でOK)
  • クエン酸(掃除用でOK)
  • 石けん素地だけの自然派シャンプー
  • いままで使っていたシャンプーとリンス

重曹やクエン酸はドラッグストアで簡単に手に入ります。石けん素地の自然派シャンプーを手に入れるのが難しいかもしれませんが、使用成分に「水、石けん素地」と書いてあるものを選びます。太陽油脂㈱のPAXナチュロンやヱスケー石鹸㈱のせっけんシャンプーなどがオススメです。

リン酢といってリンスをお酢で代用する方法もあります。お酢にお好みのドライハーブを漬け込んでおくとニオイが軽減されますが、このような工夫をしないとニオイがキツイため初心者にはオススメできません。無臭のクエン酸がオススメです。

初日は重曹シャンプーで

重曹大さじ1杯を洗面器半分くらいのお湯に溶かします。ニオイやべたつきが気になるつむじを中心にまんべんなくかけながら頭皮をマッサージします。すすぐと髪本来の状態になりますので指が通らないほどギシギシしますが心配する必要はありません。

無駄なぬるつきがなく頭皮は非常にさっぱりします。まだべたつく部分があればその箇所だけもう一度重曹でマッサージしても良いでしょう。

クエン酸でギシギシを滑らかにする

クエン酸小さじ1杯を洗面器半分くらいのお湯に溶かして、髪の毛全体にかけます。するとあれほどゴワゴワしていた髪の毛がスルスルと滑らかになるのわかります。毛先などのパサツキが気になるときは市販のリンスを毛先だけに使用してもOKです。せっかくサッパリ洗い上げた根本にリンスを使わないようにしましょう。

次の日の朝…

いままでシリコンシャンプーで洗い上げてきた人にとって重曹シャンプーで汚れが落ち切っていないのでは?と不安になるかもしれません。満員電車など人ごみでは気になって仕方ないと思いますので空いている時間にずらすと少しは不安が軽減されるでしょう。また翌日も休日なら家でのんびりすごすのをオススメします。

2日目はいままで使っていたシャンプーで

重曹シャンプーが軌道に乗るまでは皮脂分泌がすぐに収まるわけではありません。そんなときは我慢せずに今まで使っていたシャンプーで過剰に分泌した皮脂を洗い落としましょう。

ここで我慢して重曹シャンプーを使い続けて挫折してしまうのが失敗の原因です。しかし大量のシャンプーでアワアワで洗うのではなくあくまでも補助的に使うのがポイントです。始めは泡立っていたけれど皮脂を吸着したことで泡が消えてしまう状態でシャンプーします。泡が途切れても継ぎ足さないようにしましょう。

そしていままで使っていたリンスで滑らかにします。シリコンの入ったシャンプーはそれだけで十分滑らかですので毛先だけでとどめておきましょう。

3日目は洗浄力の穏やかなシャンプーで

2日目の洗浄力の強いシャンプーのあとで皮脂が過剰分泌されていることが考えられます。ここで再びいままで使っていたシャンプーに戻ってしまうと負のスパイラルに戻ってしまいますので、3日目で洗浄力の穏やかなシャンプーで洗浄します。

主要成分が石けん素地なので洗い上がりはやはりキシキシしますが重曹に比べると泡をたてて洗ったという感じに安心することができます。

4日目は重曹シャンプー

3日目の穏やかな洗浄力のシャンプーをした翌日は必要な油分が頭皮に残っている状態ですので過剰な皮脂分泌はしていないと思います。そこで重曹シャンプーを行います。

皮脂分泌の度合いによって使用するシャンプーを変えましょう。適正な皮脂分泌リズムを取り戻したらいままで使っていたシャンプーを廃止します。重曹とせっけん素地のシャンプーを繰り返して、最終的には重曹シャンプーのみにします。

皮脂分泌が正常な状態に戻ったら

塩シャンプーすることもできますし、お湯だけで皮脂汚れを落とすことも可能となるのです。

さらに環境にも優しいですから香りも穏やかです。重曹やせっけん素地のシャンプーに慣れてしまうと香料の入ったシャンプーや柔軟剤のキツさにびっくりすると思います。

乾いたあともしっとりさせるような成分がシャンプーはもちろん重曹にも含まれていないため、今までには考えられないくらい乾くのが早いです!もうこんなに乾いちゃったの?という感じです。

乾いてしまったあとにワックスやムースなどのヘアケア剤を使ってしまっては重曹では落としきれませんので濡れている状態で椿油などを使うのがポイントです。オリーブオイルやグレープシードオイルなどを使ってもOKです。

そしてお風呂上がりにスキンケアなどをしているうちに「もうこんなに乾いたの?」となりますので、ドライヤーも短時間で済ませることができます。

いかがでしたか?皮脂分泌が正常に戻るまでに1か月~2か月くらいかかることが考えられます。しかしこれからずっと皮脂やフケに悩まされるくらいならば挑戦する価値はあるのではないでしょうか。

せっけん素地などの自然派シャンプー代がかかってはじめは大変かもしれませんが、最終的には重曹や塩、さらにお湯だけでシャンプーできるようになりますから初期投資としては安いくらいです。

悩みを解消して毎日明るく暮らしていきましょう!

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