【夫婦喧嘩をこじらす人向け】こじれる夫婦喧嘩をしない方法6選

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ちょっとしたきっかけだったはずなのに、思いっきり夫婦喧嘩をこじらせてしまった。でも、お互い意地になって謝らないでいる…。結婚生活でいつも夫婦喧嘩をこじらせていると、とりかえしのつかないことになる可能性もあります。

今回は、夫婦喧嘩をこじらせてしまう人へ、喧嘩をこじらせないための方法を6つお伝えしたいと思います。

「普通は」「絶対」という言葉を使わない

「普通は」「絶対」と人が口走る場合、裏には「自分のことをわかってほしい」という気持ちが隠れています。自分の意見を受け入れてほしいけど、かといって相手を説得する言葉上のスキルがないのもうすうすわかっている。

なので、「普通」「絶対」という強いアクセントを持つ言葉の助けを借りようとするのです。「普通」や「絶対」は夫婦喧嘩の場とは直接的には関係のない、実体のない世間や、世間の価値観を差しています。

いわば、トラの威を借るキツネの状態です(世間や価値観がトラに該当)。しかし、自分が思っている「普通」や「絶対」が相手と共通していないから、そもそも夫婦喧嘩になっているわけで。

トラの恐ろしさを知らない相手に向かってトラの威を借りても意味ありませんよね。ですので、夫婦喧嘩に「普通」や「絶対」が出てくると、だいたいこじれると考えてよいでしょう。

夫婦喧嘩で出てくる「普通」「絶対」という言葉は喧嘩がこじれるサインです。

売り言葉に買い言葉でも言ってはいけない言葉

夫婦喧嘩をしていると、売り言葉に買い言葉「言葉のあや」などという、表現技法がたびたび登場します。

本意ではないことを言ったということを表す言葉たちですが、売り言葉に買い言葉や言葉のあやで言ってしまうとしても、言ってはいけないポイントがあります。それは人格の否定と、親の批判です。

人格否定の言葉としては「頭がおかしい」「人として失格だ」「人格的に問題がある」などなど。親の批判としては「(夫を批判したうえで)お義母さんにそっくりね」「どういう育てられ方をしたの」など。

これらの言葉はいくら後であれば売り言葉に買い言葉だったと釈明しても、修復は難しい言葉です。

相手を傷つけることによりコントロールしたくてこれらの言葉を使うのかもしれませんが、これらの言葉では決してあなたの思った方向には動きません。そもそも傷つけてコントロールするという考え方が間違っていますよね。

売り言葉に買い言葉でも、人格否定、親の否定はNGです。

「人にはできることがあり、できないことがある」

完璧な人はいません。家族に対しては、できていることはあたりまえになってしまって、できないところに視線が集中していく傾向があります。できていないことばかり見ていると、できていることにどんどん感謝がなくなっていきます。

自分の夫は何ができる人なのか数え上げて見て下さい。実際にですよ。できること、結構いっぱいありますよね。

そして、夫ができることって、意外とあなたには苦手なことだったりしませんか。夫婦はよくできているもので、お互いを補完するようになっているものです。

相手を責めたくなったら、自分は完璧なのだろうかと振り返る謙虚さも夫婦には必要です。

きっかけと根本的な原因を分離する

夫婦喧嘩のよくあるパターンを例にとります。

妻の逆上、妻の言い分

夫が妻の料理に「味が濃いorうすいorまずい」などとケチをつける。夫婦喧嘩のきっかけによくあるパターンです。「味が濃いorうすい」を例にとるなら、妻の言い分としては以下のようなものがありますよね。

  • 味が薄いとか濃いとかケチをつけるなら自分でやってみたらいい。料理もろくできないくせに文句だけを言うな。
  • 私は自分だけの時間も確保できないくらい、家事も育児も仕事も一生懸命やっている。
  • 一方、夫は仕事から帰ってきても家事や育児に非協力的で休日もゴロゴロしている。

妻は「私の気も知らないで何よ!」と逆上して夫婦喧嘩に発展するというしくみです。

味が薄いって言っただけなのに…

夫は、はたして日頃の妻の不満を踏まえたうえで、あえて「味が薄い」などと言い出したのでしょうか。

「妻に家事や育児を押し付けて自分は楽してやろう」。さらに「妻に味が薄いという言いがかりをつけて嫌な思いをさせてやろう」という悪意でもって夫が「味が薄い」と言い出すわけではありませんよね。

そもそもあなたの夫はそんな複雑なコミュニケーションはできません。夫が「味が薄い」と言うなら、単純に「味が薄い」と思っただけです。妻の側は「味が薄い」を契機にいろいろな背景が湧き上ってくるので、逆上するわけです。

夫は味が薄いとしか言っていないのになぜ休日の過ごし方のことで非難されるのかわかりません。いわば、夫側からすると、冷や水をかけられたような状態から夫婦喧嘩がこじれていくというわけです。

きっかけと原因

ですので、なにかのきっかけがあって夫婦喧嘩が発展しそうなときは、「きっかけ」と「根本的な原因」とに分けるべきです。

「料理の味が薄い」ということと、「夫が家事育児に非協力だ」というテーマは分けましょう。味が薄いテーマを先に解決させたら、後日、妻の方から夫の家事育児非協力タスクについて持ちかけて話し合えばいいのです。

日頃からもっと夫に協力してほしいと思っているんですよね。多分言わないとわかりませんよ。夫婦喧嘩の流れで協力してほしいともちかけても、夫に伝わる確率はかなり低いと思われます。

夫婦喧嘩のきっかけと根本的原因は別モノです。分けて話をしましょう。

どうしたら価値観の違いを埋められる?

夫婦喧嘩は価値観の押し付け合いによってこじれます。では価値観の違いはどうしたら埋められるのでしょうか。

どうしても相手の価値観を受け入れられない

価値観の違いで夫婦喧嘩がこじれるとしても、どうしても相手の価値観を受け入れることはできないということもあるでしょう。そんなときは、当人の価値観が形成されたバッググラウンドを理解するようにしましょう。

例えば、なにかとケチくさい夫がいて、どうにも貧乏くさくて我慢できないと妻が思っていたとします。外食もしぶり、食材の値段にも高いと口を出し、家計簿のチェックまでしてくるような夫に妻はキレます。「貧乏ったらしい。ケチくさい男ってほんとイヤ」。

まあ、当然喧嘩になるわけです。

バッググラウンドを知る

しかし、なぜ夫はそんなにケチくさいのでしょうか。例えば母子家庭のおうちで兄弟もたくさんいるような育ちだったとします。家計を節約することが生活の大命題です。そんな状況でも夫は奨学金で大学に行き、バイトをしながら家族を支えていたとします。

ケチくさくなってもやむをえないですよね。もしあなたが同じような状況で育ったらどうでしょう。夫と同様にケチくさくなるかもしれませんよね。

ここまで極端な例でなくともそんな風に相手の価値観のバッググラウンドが理解ができたら、夫にねちねち言われても、この人がこんな風に言うのもやむを得ないと思えるはずです。

夫の価値観を、受け入れることはなくても、こういう人なんだと理解し、それを踏まえたうえででは自分はどうしたいかという提案するという方法をとれば夫婦喧嘩にはならないはずです。

人には持っている価値観を形成する何かが必ずあります。そこを理解しようとせずに、自分が正しいとして相手の価値観を否定するのはフェアではないですよね。夫婦喧嘩は価値観の押し付け合いによってこじれます。

価値観を受け入れずとも、バッググランドを理解する。

共有している価値観から話を発展させる

「家族みんな健康で元気に暮らしたい」「子供に幸せになってほしい」。夫婦共通の価値観はもちろんありますよね。家族に幸せになってほしいという価値観を共有できないパートナーとは幸せな結婚生活を営むことは難しそうです。

夫婦喧嘩になりそうなとき、そもそもなぜ相手に腹を立てているのか振り返ってみましょう。休日にダラダラゴロゴロしている夫に文句を言いたい。「もう!いつも休みの日はゲームばっかりしてゴロゴロして、いいかげんにして!」喧嘩のきっかけです。

夫婦共通の価値観で言い換えましょう。「私たちの娘、もう3歳だね。まだこの子、ゾウさん見てないんだ。家族3人で動物園に行ったっていう思い出、つくってあげたいんだけどな。」

喧嘩しそうになったとき、そもそも家族で幸せになるということが二人の目的だと我にかえるようにしましょう。

敵から同志へ

ひとつ屋根の下に暮らす夫は、はたしてあなたの敵なのでしょうか味方なのでしょうか。一緒に暮らしていると、お互いの悪いところも見えてきます。

悪いところが改善されないと、自分の正当性が傷つけられているような気がして、相手のことを敵だと思ってしまうのですよね。

しかし、結婚する時、お互い協力して幸せな結婚生活を営んでいこうと思っていましたよね。結婚したときの気持ちを思いだすのも、夫婦喧嘩をこじらせない方法のひとつかもしれませんね。

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