万能!ヘアケアや美肌ケアにも使える椿オイルの使い方

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椿オイルをご存知でしょうか?椿オイルと言ったらヘアケアでしょ?と思う方も多いかもしれません。多くの人はヘアケア用の黄色い箱の商品をご存知なのではないでしょうか?実は、椿オイルという物はヘアケアだけでなく、お肌のお手入れにも使える万能美容オイルなのです。

また、椿油は昔から灯用や食用としても幅広く使われていました。そう、美容だけではなく、多用途に使える万能オイルなのです。長年ある商品ということは、それだけ多くの人に愛され、使われてきたということです。今回は、万能に使える椿オイルの魅力と成分や使い方についてお話していこうと思います。

椿オイルってなに?

そもそも椿オイルとはどんなものなのでしょうか?椿オイルは椿の花が咲いた後にできる実に含まれているもので、実を絞ってオイルを抽出しています。古くは平安時代から使われていたと言われています。びんつけ油という言葉を聞いたことがあると思いますが、歴史の教科書など見ると、女性は着物に長い髪が特徴的でしたよね。

その長くきれいな髪を維持するために使われていたのがびんつけ油(椿オイル)だと言われています。当時からヘアケアとして使われていたのです。椿オイルを使う事で髪をキレイに保つという事は現代でも同じという事なのです。ちなみに、お相撲さんがまげを結うために使っているのがびんつけ油(椿オイル)です。

どうして昔から使われてきたか?というと、その理由は椿オイルの成分にあります。椿オイルの成分はオレイン酸(脂肪酸)が主成分です。このオレイン酸は日本人の皮脂の成分に非常に近いそうなので、肌になじみやすく、また皮膚に栄養をくれるという効果を持っています。

オイルと聞くと何となく肌に反発しそうなイメージがありますが、このオレイン酸はもともと皮膚の表面をうるおいから守る成分の皮脂にも多く含まれる成分なので、体にも優しい成分だということですね。これなら、以前から安心して使われている理由がとてもよくわかります。

ここまでで、椿オイルは美容にいいオイルで昔から使われていたということが良く分かったと思います。実際にどんなふうに使われているのかを書いてみようと思います。

椿オイルを使う ヘアケア編

先程も平安時代の話を少し書きましたが、ヘアケアにとても向いています。多くの方はトリートメント剤として使っていると思いますが、頭皮ケアにも向いています。それぞれの方法を詳しく書いていきます。

トリートメントの方法

髪を洗ったあと、タオルドライをして髪を乾かす前に使います。まずは1滴を手のひらに広げて十分温めたら、毛先を中心に髪につけていきます。この時、もし足りないなぁと思ったらもう1滴追加してもOKです。様子を見ながらオイルを追加しましょう。

それからドライヤーで髪を乾かします。この時、ツヤ感が足りないと感じる時は、もう1滴出して、手でしっかり伸ばしてから、毛先を中心につけましょう。あまりつけすぎるとべたついたり、重くなったりするので注意が必要です。様子を見ながら自分の適量を見つけましょう。

椿オイルは少量でも潤いがとても実感できると思います。特に傷んだ髪にはオススメです。ダメージのある髪にももちろん効果がありますが、枝毛などがある場合は毛先をきちんと切って枝毛をなくした状態で使う事でよりツヤ感がでるようになります。

頭皮ケア・オイルパックの方法

頭皮のべたつきやかゆみが気になる時あると思います。そんな時はこの椿オイルを使う事で頭皮を正常な状態に近づけてくれます。え?頭皮がべたついているのに更にオイルを使うの?と思いましたか?先程成分の話で書きましたが、保湿をしてくれる成分と同じものが含まれているので、これを使う事で、べたつきやかさつきを丁度いい保湿の状態に戻るということです。

使い方をご紹介します。これは髪を洗う前に行います。こさじ1杯程度の椿オイルを用意します。これを手に取り、髪の分け目から全体へオイルをなじませていきます。この時強くこすることなどは必要なく手になじませたものをゆっくりマッサージもかねて行いましょう。そして、つけ終わったら5分程度おきます。

そこから一度お湯で洗い流します。そこからシャンプーをしてください。地肌を泡で洗うようにしっかりと洗浄することがポイントです。そして、ドライヤーで乾かしましょう。これは毎日行う必要はありません。週に1回程度行う事がオススメです。使い続けるうちに頭皮が健康になっていきますので、かゆみやべたつきもだんだんと軽減されるでしょう。

また、髪のオイルパックというのもできます。髪が傷んでいると感じたり、ツヤがないと感じたりした時は一度行ってみるといいかも知れません。こちらもシャンプー前に行います。髪をブラッシングしてから髪の毛全体にオイルをつけていきます。この時は頭皮になじませる必要はなく、髪にだけつけましょう。

その後は先程と同じように洗い流していきます。カラーリングをしている方などはこれをすることでツヤツヤの髪に戻れます。髪の長さによっては、かなりの量を使う事になりますが、一度試してみるとツヤツヤの髪になれますよ。

椿オイルを使う スキンケア編

オイルと言えばクレンジングを想像される方も多いかもしれません。でも保湿にも使えるのがオイルです。そして、毛穴ケアにも使う事ができます。実際の使い方をご紹介してきます。

クレンジング

乾いた手に適量を取り優しく円を描くようになじませていきます。その後ティッシュで軽く押さえてから洗顔してください。ティッシュオフするときはティッシュを顔にのせ、かるく抑える感じにします。脂分がある程度つかなくなったところでOKです。無理にこすらず抑える事がポイントです。

毛穴ケア

クレンジング後、鼻など毛穴が気になるところに椿オイルをつけて3分程優しくマッサージします。その後蒸しタオルを顔全体にあててタオルがぬるくなったら外して洗顔をしましょう。この時、タオルの温度に注意してください。

オイルパック

洗顔後、椿オイルを顔全体になじませてください。ゆっくりとマッサージしながらなじませましょう。その後10分ほどおきます。10分経ったらティッシュオフして再び洗顔します。パック中にお風呂などに入ると更に効果的です。ただ、湯船にオイルが落ちないように気を付けましょう。

お肌の保湿液として

化粧水のあと、1滴を手に取り手に広げた後、ほおを包み込むように押さえます。それからひたい、鼻、顎などもゆっくり包み込むように押さえましょう。オイルを顔に浸透させるように使う事がコツです。

○椿オイルだけじゃない!スキンケアに使えるオイルたち
実は食用油はスキンケアに使えるものも多いです。例えばオリーブオイル。クレンジングとして商品化されているものもありますが、植物性の油はお肌になじみがいいです。そして、ゴマ油。これもキュアリング(温めて使う方法)してクレンジングとして使うと、肌トラブルの改善が見込めると言われています。意外と食用油も優秀な物が多いという事です。

食用として使う

なかなか見かける事が少ないと思いますが、ネットで探すと色々種類があります。椿オイルはオリーブオイルと成分が似ており、他の食用油と同じように使う事が可能です。食用として使った場合、善玉コレステロールを残したまま、悪玉コレステロールを減らす効果があり、動脈硬化の予防になると言われています。

最後に、今回の話で椿オイルの万能さを良くわかっていただけたと思います。長く愛されてきたものにはやっぱりきちんとした理由があるということです。私も使ってみてその効果を実感した一人です。本当に、健康にも美容にもいい万能オイルですから、一度は使ってみる価値はあるのではないでしょうか?ぜひ参考にしてみてください。

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