あなたは、できていますか？上手な恋の終わらせ方。

人生には、失恋がつき物です。めでたく両思いになりカップルになった後の破局、残念な事に片思いで恋愛が実らないまま終わらせる恋もあります。

どちらにしても、きっちりと自分の中でそれなりのけじめをつける事ができなければ、前に進む事はできません。きちんと気持ちの区切りをつけて、前に向かいましょう。

終わらせ上手は、恋上手

人を好きになるという気持ちは、この世の中で最も純粋な汚れのない美しい気持ちです。打算や条件のみで始まった恋愛は別ですが、気持ち優先で始まった恋であれば、人間として、とっても素敵な体験ができたという事なんですよ。

でも、当然のことながら、全ての恋が成就するわけではないですね。結婚するかしないかという問題ではありません。結婚しても、その後に離婚する事になれば、この恋は成就しなかったという事になります。

理想は、自分が年老いてお迎えが来るまで一緒にいられたら、恋愛が成就したということになるでしょう。

上手に恋を終わりにできないと、その後の恋愛にも影響が出てきます。

「好き」という気持ちは、人間が持っているとっても繊細な気持ちです。

「なぜ、彼が好きなのか？」「なぜ彼が気になるのか？」

優しいからとか、楽しいから、または一緒にいると心地よいから、笑った顔が好きだから、声が好きだからなど、抽象的な答えになるのが、「好き」ということなのです。

どうして彼が好きなのかなんて、いろいろと条件と原因を正確に挙げられる人は、まずいないでしょう。ぼんやりしていて、つかみどころのないような気持ち、それが恋です。

「好き」という感情は、このように繊細な気持ちですから、それが終りを迎える事になる時には、誰でも傷つくはずです。

なので、上手に終わりにしなければ、後々、あなたの人生の中で終わった恋がトラウマとなり、新しい恋愛にも影響を及ぼす事になってしまいます。

自分に無理強いをしない

恋を終わらせるために、自分の気持ちをあまり考えずに、強行的な手段をとろうとする人がいますが、これは自分自身が苦しくなるだけなので、やめましょう。

片思いでも、カップルになった後でも同じですが、一度は恋をした相手なのです。よっぽどの事がない限りは、嫌いになる事はできないというのが、本音でしょう。

もちろん、相手に愛想を尽かすような出来事があるのであれば、自分が思っていたような相手ではなかったということで区切りをつけてもいいです。

しかし、本当は好きだけれど、相手に振り向いてもらえる見込みがなくなった、振られてしまったということであれば、すぐに相手を嫌いになる必要はないのです。

恋愛が終わる時に、いつまでに相手を嫌いにならなければいけないとか、忘れなければいけないとかの期限はないのです。

振られてしまった場合などは、相手を諦めなければいけないときもありますね。相手を諦められるようになるには、何よりも｢時間｣が必要になります。

諦めるというのは、相手を嫌いになるとか、すっかり顔も思い出せないほど忘れるという事ではないのです。

過ぎていく時間に身を任せて、普通に生活を送る中で、徐々に相手を思い出す頻度が減っていきます。

最初のころは、毎日思い出しては、辛い気持ちになっていたとしても、それが、徐々に間隔が空いてくるはずです。毎日が、一日ごとに思い出すようになり、3日置き、1週間毎になったり・・・・。

そして、最終的には、彼と行った場所などに行かなければ、あまり思い出す事がなくなるという状態が、｢恋を諦められた。」という事になるのです。

「恋を諦められた。」ということが、「恋を終わりにできた。」ということになります。

恋を諦められない時は、思い切った行動を

恋を諦められない人で多いパターンが、片思いのまま終わりにしてしまっているという状態です。

片思いのまま終わらせたというのは、つまりは、自分の気持ちを相手に伝えないまま、恋愛を終わりにしようとしているという事になります。

人間は、自分の考え、気持ち、価値観など、頭の中で考えているすべてのことは、言葉というツールを使い、相手に伝える動物です。

相手が何を考えているのか、まして、自分のことを相手はどう考えているのかなどは、言葉にして聞いてみなければ、分からないのです。

全く、自分には興味を持っていないような振る舞いを相手がしているために、気持ちを伝えられないとか、相手には好きな人がいるという噂を聞いたから、気持ちを伝えられないというのは、自分が傷つきたくないための言い訳です。

恋愛は、もちろん楽しい事ばかりではありません。実らなければ、傷つきますし、恥ずかしい思いをする事もあるでしょう。

でも、恋愛で一番大切なことは、恋が成就したかどうかではなく、あなたが赤の他人を何の条件や打算もなしに、好きになれたということなのです。

人間は、誰でも一番自分のことが大切なのです。自分の事が一番かわいいので、できるだけ傷つけられないように行動をします。

でも、人を好きになった時から、自分以外の人間を愛おしく思ったり、相手の喜ぶ事をしてあげたいと考えたり、自分以外の他者に目を向けられるようになるのです。

これは、人間としては、ものすごい成長だと思いませんか？自分さえよければよかったのに、他の人に目を向け、その人の幸せも願うように、あなたはなれたのです。

恋愛が実る可能性があるかもしれないと、心のどこかで考えているから、いつまでも諦められないのです。

告白して、だめであっても、それでもいいのです。人を好きになったということだけでも、あなたは十分に成長しているし、スゴイ経験をしているのですから。

自分を労ってあげましょう

恋を始める時には、ポジティブな気持ちですが、恋を終わらせる時には、どうしてもネガティブな気持ちになります。始める時よりも終わらせる時のほうが、時間がかかりますので、エネルギーが必要になります。

ただでさえ、たくさんのエネルギーが必要になるのですから、自分を無理強いしたりするのはやめましょうね。精神的に落ち込んでいるので、自分自身をきちんと労わってあげる事が大切です。

でも、上手に恋を終わらせる事ができれば、次の新しい恋愛が待っています。前向きに諦める気持ちを大切に！