子供に対して受ける己の無力感・・・その不安を解消するには?

子供に対して受ける己の無力感・・・その不安を解消するには?のイメージ画像

子供を育ている母として、子供に自分が正しい教育を行えるか?子供に自分の教えたいことが通じているか?という不安が常にあります。

赤ちゃんの時代を過ぎて、子供が3歳、4歳そして幼稚園や小学校に進学していくと子供の成長がうれしい反面、どこかしら不安になることも多いです。

1.子供に感じる戸惑い

例えば男の子のお子さんを抱えるママにとっては、大きくなるにつれ言葉遣いが悪くなっていったり、乱暴になっていくのは、母として胸が痛むこともあります。

女の子でも妙に反抗的になったり、いじわるになっていくこともあり、親として心配な気持ちにいつも晒されるようです。

そんなとき親として一番胸が苦しくなるのは、自分は子供にとって良い教育ができるのか、世間並の良心で子供に教えることができるのか、間違ったお手本になっていないだろうかと親としての自分自身に自信を持つことができなくなることです。

2.そして自分を否定する

「自分がいけないから子供がうまく育たないのかしら?」「自分の教育姿勢が間違っているから子供が悪くなるのかしら?」という不安は、たしかに重要です。

むしろ子供を真剣に考え、自分自身を見つめなおしてきちんと迷いながら行動を決めるということは、なによりも大切なプロセスです。

しかし敢えて今、子育てに悩むママに、子供の教育に不安を感じているお母さんの不安を和らげるために、どうしたらそういった迷いや不安を拭い去れるかを考えたいと思います。

それはズバリ、子供の教育は「糠に釘」を恐れないということです。

3.子供の教育は馬耳東風が当たりまえ

子供の教育で不安になるその根本は、自分が言ったことを守ってくれない、自分の言葉が通じていない、自分の思い通りに動いてくれないという無能感に陥ることです。子供が自分のいいつけを守ってくれなければ、母としてはとても心がくじけますね。

たしかに子供はなかなか言うことを聞いてくれません。「もうテレビは消しなさい」といってもなかなかテレビの前から離れようとしません。「ゲームをやめなさい」といっても馬の耳に念仏状態なわが子にいつもイライラさせられます。

しかし子供の教育というのは、こういったことの繰り返しなのです。自分の思い通りにならないのが子どもであり、それは誰もが感じている子育ての不安なのです。

だからそういう葛藤はある程度、自分の中に受け止めて必要以上にナーバスになることはないのです。

そして一番忘れてはならないことは、自分の言葉というものは、今、子供に伝わっていなくてもずっと子供の中に残るということです。今は理解されなくてもいつかは子供に伝わるということを信じて教育にあたることが最も大切なことだと思います。

4.親の言葉は未来に反映される

子供の教育はいつも時間差であることを忘れてはいけません。親のいいつけをすぐ守る子は稀で、幾分かのタイムラグを持って子供は親の言葉というものを大切にしてくれるときが来て、親のいいつけがタメになるときが来ます。それを信じてください。

そう信じて、子供の教育に当たれば、自分の無力さに心を煩わすことも減るはずです。そして子供が反発しても、子供の心には言葉が残ると知っていれば、軽はずみな言葉や本当は言ってはいけない言葉を言う必要もなくなるでしょう。両方の意味で重要なことです。

そして何より子供が元気に成長し、何不自由なくすくすくと育つからこそ、親にも反発するのだということも重要です。今、子供が成長しているという子育ての奇跡を堪能できることは何よりも贅沢な人生の宝物だということを忘れないでください。

子供の教育というのは、イコール不安になることなのかもしれません。しかしその不安の傍らで子供と一緒にいられることの幸福をもう一度噛みしめることこそ、その不安を解消できる方法なのかもしれませんね。

それを噛みしめたとき、自分の無力さを感じる滑稽かがわかるはずです。

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る