ストレスと向き合うための効果的な対処方法

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仕事で失敗したらどうしよう。月曜日が憂鬱だ。上手く職場で話せない。

そんなストレスを日々抱えて生活している方も多いと思います。

未経験の事や苦手な分野に挑戦する時、不安を覚えて二の足を踏んでしまう。

それは人として当たり前の感情です。

しかし、元々人よりそのような感情が大きい方は中々1人で消化しきれず、ストレスを引きずったまま生活しているのではないでしょうか。

そのような不安と向き合い、生き辛さを解決するための思考法について1つ提案をしたいと思います。

ストレスを数値化してみる

なぜストレスを数値化するのか?

よくコンピューターゲームなどでは、自分の体力や相手から受けたダメージが数値として表されています。

例えば、「モンスターの攻撃、50のダメージ!」などです。

こうして数値化されることで、現状がどの程度の状態か誰が見てもわかりやすくなります。

(200ポイントあった体力が30まで減ったから、回復しないと・・・)など、数値化されることで初めてゲームをする人でも簡単に状況が理解出来る様になります。

痛みや疲れを感じられないゲームだからこその配慮ですが、これは現実にも応用が効くんです。

ストレスを数値化するとどうなるか?

現実はゲームと違い、明確に数値で現されることはありません。

外傷でしたら病院に行き診断書をもらうと「全治1ヶ月」などと数値化してくれますが、これが精神的な傷や不安感などですと中々難しいものです。

本当にストレスや不安を感じた時などは、ただただ「辛い」と言う感情に支配されて上手く思考が働かなくなることも多いでしょう。

そんな時こそ「数値化」の出番です。

自分がどれだけ辛いかをパーセンテージで表しますと、自分でもよくわからなくなりがちな漠然とした不安感がどの程度か理解しやすくなります。

数値化の具体例

まず、ニュースで見た出来事か、もしくは自分の体験でもいいですが一番辛い事を思い浮かべそれを100パーセントとします。

その後、ストレスを感じたら、100パーセントの体験と比較して相対評価します。

例えば「ああ、もうダメだ。」と考えたら、「大体80パーセントぐらいダメな気がする」と置き換えてみます。

そして気分の良い時などに嬉しかったことも数値化しておきます。

大好物を食べたら10パーセント気分が良くなったなど、その時の相対的なモノでいいので考えておきます。

数値化した後の対処方法

過度のストレスがかかると、極端な思考に走りがちです。

もうダメだ、二度と会社に行きたくない、何もしたくない、全て捨てて逃げだしたい・・・。

そんな時に数値化してみると、意外と100パーセントにはならないものです。

すごく辛いけど、死ぬ程じゃないし90パーセントくらいかな?

昔の80パーセントの体験に比べればまだマシだから70パーセントくらい?

そのように考えられたら、上手くストレスと向き合えるようになった証拠です。

絶対にダメだ、なんて体験はほとんどありません。

80パーセント辛いなら、残り20パーセント余力があり、立ち直れるのだと考えられる様になります。

ストレス解消も数値化してみる

冷静にストレスと向き合うことができたら、次に楽しいことをやってみます。

そうはいっても、辛い時に無理矢理楽しめと言うのは難しいので、最初は簡単な事から始めます。

深呼吸、ゆっくり身体を伸ばしてみる。

それだけでいいんです。

微々たるものですが、これで2パーセント浮上したと考えられれば大丈夫。

もし100パーセント辛い!と思ってしまった時にも、深呼吸してストレッチすることで2パーセント心が軽くなれば、98パーセント。

心が回復し始めていると思える筈です。

ストレスとうまく付き合っていくために・・・

いかがでしょうか。

数値化することで漠然とした不安や過度のストレスと上手く向き合えるようになってくると思います。

できれば日頃から気持ちよかったことを数値化して覚えておいて、ストレスが溜まった時に実行してみると、効果的にストレス解消できるようになります。

辛かった時に過食や過度の飲酒を漫然と続けてしまうと、逆に依存症などの別のストレスとなってしまう事があります。

そのような時も「お菓子を3個食べたら10パーセント気分が良くなった」、「ビール1缶で20パーセントすっきり」と考えていれば、ダラダラとすがる事なく規定量で抑えられる様にもなります。

最初は難しくても、数値化することを頭の片隅にとめておくだけでイザと言う時に思い出せるかもしれません。

上手く数値化テクニックをつかって、自分の心とゆっくり向き合えるようになりたいですね。

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