“食べては吐く”を繰り返す、過食に悩む女性たち

過食に悩む女性のイメージ画像

痩せるつもりで始めたダイエットが自分を追いつめていく。朝から晩まで考えることは食べ物のことばかり。そんな自分が嫌になる。でも、食べることを止められない。

“食べては吐く”という行為を繰り返すようになったのはなぜでしょう。なんとかそのサイクルから抜け出したいと悩んでいる女性は多いはず。

例え過食が止められなかったとしても、「悩んでいるのは自分だけじゃない」、そう思うことで少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

なぜ吐くようになったのか?

始めはこんな泥沼状態に陥るとは思っていなかった、ダイエットでの食事制限。
食べたい物を我慢しているうちに、いつも頭の中は食べ物のことで一杯の状態になっていた。毎日考えるのは食べ物のことばかり。

食べてしまえば太る、でも食べたい。そんなジレンマの中で思いついたのが、”食べたら吐く“という行為だったのです。

食べてもその後すぐに吐いてしまえば太ることは無い。そのアイデアを思いついた時には我ながら良いアイデアだと思ったのではないでしょうか?

でも、それが泥沼にはまるきっかけとなったのです。

吐くから食べてしまうのです

食べては吐く自分の生活が嫌で堪らない。吐くたびに自己嫌悪に陥って、もうこんなことは止めにしようと思うのに、いつまで経ってもそのサイクルから抜けられない。

その悪循環から抜けられない原因は“吐く”という行為にあるとは思いませんか?
吐くからまた詰め込むように大量に食べてしまうのです。

食べ物がきちんと体の中に納まらないと、食べたことに対する満足感は得られません。食べ物の味を味わうことも無く、ただ無意識に大量に口に詰め込むだけの行為は虚しいだけです。

何かを食べながらも、次には何を口に詰め込もうかということばかり考えている。口一杯に食べ物を詰め込みながら、それを外に出すことばかり考えている。

それでは身体の中にどんな食べ物が納まったのかもわかりません。身体も心も満たされない飢餓感に悲鳴を上げています。その飢餓感から大量に食べるという行為に走るのです。

その悪循環のサイクルを断ち切りたいと思うのなら、まずは“吐く”という行為を止めてみませんか?

それはとても難しいことかもしれません。すっかり身に付いた食生活のスタイルを根本から覆すことになるのですから。

吐かなかったら食べた物を身体が全て吸収してたちまち太ってしまう。その不安があるから “食べては吐く”というスタイルを崩すことに恐れを抱くでしょう。

でも、その生活を続けていくのは危険です。

吐くという行為が身体を傷つけている

大量の食べ物を無理に吐くという行為は身体を傷つけます。逆流する食べ物が食道を傷つけるのです。傷つくのは食道だけではありません。体内のバランスに様々な異変が生じます。

何より、そんな異常な食スタイルを送っている自分のことが好きになれずに、心も平常の状態を保ってはいられません。

大量の食糧を買い込む際に誰かに見られることを恐れ、数か所のお店を廻って山のような菓子パンやお菓子を買い込む自分の姿は、自分が一番嫌っているはずです。

それは日々の家計をも逼迫させます。

食べた物をごくりと飲み込んでみる

ダイエットを始める前にはきちんと食べ物を食べていた自分の姿を思い出してみましょう。

落ち着いて考えてみれば、太ることを意識していなかった頃には”吐く“という行為はしていなかったはずです。

食べた物をきちんと食べてごくりと飲み込む。そんな簡単なことがどうしてできなくなってしまったのか・・・。

“食べてしまったら太る”
それを一旦忘れて、決めた量のまともな食事を一度きちんと食べて飲み込んでみれば、飢餓感から狂ってしまっていた身体と心の悲鳴は落ち着きを取り戻すのではないでしょうか・・・。

過食からくる“吐く”という行為に悩んでいるのはきっとあなただけではありません。大勢の女性が同じような食のスタイルに悩んでいるはずです。

すぐに食の悪循環から抜け出すのは難しいかもしれませんが、多くの女性が自分と同じようにもがき続けて頑張っていると思って、少しずつ元の落ち着いた食生活に戻していきましょう。

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