ダイエットで食事制限をしていると、たまに無性にがつがつと食べてお腹を満たしたい欲求にかられませんか?特に食欲旺盛な若い女性の方などは、美容のためとはいえ、摂食を続けるのはとても辛いはず。ダイエットでの食事制限は、強靭な精神力を必要とします。
そんな女性に、ダイエット中でもがつがつ食べちゃっていい食材を紹介いたします。それは食卓におなじみの「きゅうり」です。
夏になると町のあちこちで「グリーンカーテン」と称してへちまやきゅうりの栽培がされています。夏のきゅうりは家庭菜園で手軽に収穫できちゃう、お財布にも優しい食材なのです。
水分が多めなので乾きも潤してくれるし、お腹一杯になっても太らない嬉しい野菜です。
ダイエット中は食べ過ぎ防止のために、食事の前にきゅうり一本をぽりぽりとつまむ方法もいいですね。それだけで、あとに食べる食事が自動でセーブできてしまいます。
低カロリーなため、食後に「別バラがほしいな…」なんて誘惑と戦う場面でも、きゅうり一本をぽりぽり食べて、急場をしのぐこともできます。
「一番栄養素が少ない野菜」として、なんとギネスブックに載ってしまっているきゅうりですが、舐めることなかれ。毎日きゅうりを摂ることは、決して無駄ではありません。
それどころか、きゅうりは昔からパックに使われるなどの優れた美容食材として重宝されてきました。
夏の代表的な野菜として、きゅうりやゴーヤやナスが挙げられます。中でもほとんどが水分でできているきゅうりですが、栄養素だってしっかりと入っています。
ナトリウムとは塩分のことですから、余計な塩分を身体から排泄してくれるため、むくみがなくなったり、血圧が下がったりする効果を得られます。
カリウムは、塩分排出のために身体に不可欠な栄養素にもかかわらず、とても失われやすいミネラルなのです。摂取してもすぐに体内から流れ出て行ってしまうのです。
ですからカリウムは毎日確実に食事で摂取しなければなりません。毎日きゅうりを1本食べれば完璧ですね。
目やのどなどにある粘膜を強くしてくれる効果があるため、がんだけでなく他の感染症にも当然かかりにくくなります。夏風邪対策にぴったりですね。
きゅうりに含まれるビタミンCの割合はそれほど高くはないのですが、ビタミンCは水溶性の栄養素なので、摂取してもすぐに尿として身体から出て行ってしまいます。
定期的な補充をすることで、常にビタミンCに満たされた状態でいてこそ、ビタミンCの栄養効果を享受できるというわけです。
豊富な水分にビタミンCを合わせ持つきゅうりは、美肌の強い味方と言えるでしょう。
みなさん、「きゅうりパック」が気になりませんか?昔の日本や、ハワイや韓国などのエステでの紹介写真などには決まって「きゅうりパック」が掲載されています。
輪切りにしたきゅうりを閉じた目の上に置いている、あの写真です(笑)美容に少しでも興味のある方なら、一度は目にしたことのある写真ですよね。
あのきゅうりパックは果たして効果があるのか?効果があるとしたら、どのような原理に基づいた効果なのか?と疑問に思いませんか?
逆に、「きゅうりパックでかえってお肌にダメージが!」なんて口コミも多数あるくらいで、勘違いが特化した原理に基づいた、旧式の美容法なのでは?とお考えですか?
お肌を再生化するために、氷水に浸した布でパックをするという方法がありますが、基本的にはそれと同じ効果を期待してのものなのです。ですからハワイなど、暑い地域で積極的に施術されているわけです。
更に、冷やしたお肌にきゅうりの豊富な水分と、その中に含まれる栄養素がお肌に浸透する効果もあります。特にビタミンCが浸透すれば、お肌の活性化と美白効果に期待が持てますよね。
暑い夏などに、輪切りにしたきゅうりをお肌に乗せて、ほてった肌をクールダウンして、その効果をお試しください。
さて、きゅうりの美容効果と栄養素を紹介してきましたが、いかがでしたか?
夏野菜の代表格のきゅうりは、暑さでほてった体をクールダウンすべく、そのほとんどが水分でできています。きゅうりならではの歯ごたえとうまみは、毎日食べても飽きのこない素朴な味わいです。
栄養素が他の野菜に比べて少ないといっても、夏に適した効果を発揮する栄養は十分に含まれている優れもの。しかもお腹いっぱい食べても超低カロリーなのですから、ダイエット中の飢えと栄養不足をしのぐのに最適な食材と言えるでしょう。
きゅうりの深緑で、毎日の食卓をヘルシーに彩ってみませんか?