子供の肥満は親の責任、早めに方向修正を!

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時折見かけるちょっと太り気味の子供。無邪気に楽しそうに遊んでいる子供のお腹がプヨプヨ揺れていると、他人事とは思えず気にかかります。

小さな頃から肥満傾向にある子供は、大人になってもずっと肥満体型に悩むことになる確率が高くなります。子供のことを可愛く思うあまり、子供の好きなお菓子やジュースを子供が望むままに与えていた親・・・。

でも、そのまま子供の肥満を放置しておけば、先々まで子供自身が苦労することにもなりかねません。子供のことを可愛いと思うのなら、早めに子供の食生活の見直しをすることです。

肥満が進めば進むほど、標準体型に戻すのは大変になってきます。子供のお腹のプヨプヨに気づいたら、すぐにでも対策を立てましょう。

子供の肥満は親が管理

子供は自分で食生活を全て管理することができない立場にいます。親が用意してくれた物を食べ、親の管理下の元で生活をしているのです。

ちょっと太り気味の子供を見る度に、「この子は自分の好きなようにお菓子やジュースを口にしているんだな」と思ってしまいます。

子供が肥満傾向にあるのは、子供たちの割合自由な食生活やおやつ事情にあるのではないでしょうか。そんな子供の親は意外に子供の肥満問題や食生活に無頓着なことが多いものです。

子供が可愛いからと、食生活を含めた生活全般を子供の好きなように自由にさせていた結果が子供のお腹のプヨプヨです。

子供の肥満を放置しておくと後々まで苦労する

子供の肥満は甘く考えていて良い問題ではありません。小さな頃に太り始めると、体中の脂肪細胞の数が増えて、太っていない人に比べてより太りやすい体質になってしまいます。

身体全体の脂肪細胞の数が多ければ、身体の中に余分なエネルギーが取り込まれた時に、脂肪を蓄えておく貯蔵庫が多い分、すぐに太ってしまうのです。

最近では小児の糖尿病の問題も取り上げられるようになり、世間的にも子供の肥満は問題視されるようになってきています。

子供の肥満をそのまま放っておけば、大人になってからもずっと本人が肥満に悩む事になるでしょう。幼少期に増えたままの脂肪細胞は食べた物の余剰エネルギーにすぐさま反応して、身体に脂肪を貯め込みます。

それに、幼少期に覚えた食嗜好を大人になってから自分の意思で変えるのは容易なことではありません。一旦身に付いたリッチな食嗜好や太りやすい物を好む味覚を、太りにくい食嗜好に変えるには強い意志が必要です。

でも、幼少期からちゃんとした味覚と食生活のリズムを親が身に付けさせてあげていれば、大人になってからもそれが身に付いたまま体型の管理をし易いのです。

「なぜ自分は他の人よりこんなにも太りやすいのか、なぜ痩せるために人一倍苦労しなければいけないのか・・・」

子供の頃に肥満傾向になったために、大人になってからも人一倍太りやすい自分の体質に苦労している人は、幼少期の自分の食生活が間違っていたことに原因があったのではないかと考えるでしょう。

幼少期に好きな物を自由に食べていたために早くから太り始め、大人になった今でも肥満体質に悩むことになったのだという事実に思い至ります。

そんな時、食生活や肥満問題に無頓着だった親の半ば放任主義的な態度に責任を追及したい気持ちになるものです。

「自分が子供の頃に親がもっとちゃんと食生活の大切さを理解して自分を管理してくれていたら、今頃自分はこんなに太りやすい体質になっていなかったのではないか?」

そうやって大人になった自分の子供に肥満問題の一端を追及されて初めて、子育て期に於いての自分の管理の甘さや過ちに気づく親・・・。

子供が可愛いからといって、安易に子供の自由に好きなお菓子やジュースを与えたり、お腹一杯食べたい物を食べさせるというのは、子供のためを思っているようで、実は子供のためにならない行為だと言えます。

子供が成長して後々まで健康でいられるように、子供のお腹のプヨプヨに気づいたら、早めに食生活の見直しをしていきましょう。

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