夫が浮気。それでも離婚したくない場合の“許す”方法とは?

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愛する夫が浮気をした…そんな現実、受け止められないし、考えたくもないけれど、実際に起きてしまった!という方は、意外にも多いかもしれません。

夫が浮気なんて“他人事”のように感じていたのに、実はうちの旦那も…と、衝撃的な事実を知ってしまった女性は怒りと悲しさと、言葉に出来ない感情で胸が押しつぶされてしまいそうになることでしょう。

夫と浮気について真剣に向き合い、互いの気持ちを確認した結果“夫婦再建をする”・“浮気相手とは別れて家族を大切にする”という方向性に決断した場合、これから先、貴方に待ち構えている試練は“許す”事です。

許すと決めた方・許したい方へ…

旦那様と向き合って話し合った結果、“許すしか無い”と決断した貴方、簡単に“許す”と言っても、その勇気や覚悟はとても大きく、過酷なものです。夫が起こした過ちは、決して消すことが出来ない事実であり、貴方の頭からも消すことが出来ません。

「どうやって許せばいいの?」「どうしたら気持ちが楽になるの?」と、悩んで苦しむ日がこれからやってきます。そんな時に必要な“許す方法”・“受け入れる方法”などをお伝えしていきます。心の傷を癒す方法を見つけてください。

自分が出した決断に納得すること

夫の浮気を許したからといっても、貴方の頭の中に深く刻まれている“浮気の事実”はそうそう簡単には消えません。むしろ、一生消えることのない傷になるでしょう。

しかし、沢山考えて、考え抜いた結果、出した結論が“夫婦再建”なのであれば、貴方に科せられる試練はただ1つ、“許す事・受け入れる事”です。

浮気を知ってから、様々な事を考えたと思います。今までの思い出・現在の環境・夫への感情・家族への思い・自分自身の気持ち等々…全てを考えた結果、最終的に自分の気持ちは“離婚しない”という決断に辿り着いたのだと思います。

どんな角度から考えても“離婚しない”という決断に辿り着いたからこそ、夫婦再建を選んだのです。だからこそ、自分自身がトコトン追求した“気持ち”には、納得をするしかありません。自分が選んだ選択をストンッと心に落とす事が大切です。

“人生勉強である”と受け入れる覚悟

浮気した夫の事は許せないし、許す気もないでしょう。こんな時には「長い長い人生の中でのたった数ヶ月・数年の傷だろう」…という考え方を持つようにしましょう。無理に許すのではなく、“許せない気持ち”もありのまま受け入れるのです。

何十年とある人生の中でのたった1回・たった数年の過ちだと受け入れ、その勉強があったからこそ大切な事を学べた、“夫婦とは?”と夫婦の在り方を見つめ直すことが出来た…と捉える努力がいります。

若くにして旦那様に浮気をされたのであれば「若いうちに(早いうちに)人生の勉強をすることが出来たのだから良しとしよう」という捉え方をする事もポイントです。

許すと言う事は“受け入れる覚悟がいる”という事です。受け入れるためには、受け入れられるだけの考え方・捉え方をしなければなりません。マイナスな部分ばかりに注目するのではなく、浮気を通して得られたプラスの部分にも目を向けましょう。

辛さを吐き出せる場所を探そう

浮気をされると、自分自身ではモヤモヤした気持ちを上手に消化することが困難です。一人で居れば、とにかく浮気の事実ばかりが頭を巡り、抑えていた苛立や悲しみが貴方を襲うことでしょう。

こんな時には、“吐き出す場所”を見つけましょう。ただ闇雲に沢山の人に話すことは避けてください。夫の浮気について話をするということは、聞き手(相手)にとって、「○○ちゃんの旦那さんは浮気をした人」という印象を付けてしまいます。

これからも旦那様との夫婦生活を続けていくのであれば、沢山の人に“夫の悪い印象”を植え付けてしまう事は避けましょう。吐き出す相手は、信頼がおける親友や、唯一話せる人・兄弟(姉妹)等、特定の人にだけ話すようにしてください。

周りからの“夫の評価”が気になるのであれば誰にも言わず黙っておくことが良いですが、それでは貴方自身の心が壊れてしまいます。また捌け口にする相手は出来るだけ今後の夫婦関係に深く影響しないような相手にしましょう。

何よりも“時間”が必要

どれだけ考え方・捉え方を変えたとしても、心の傷はそう簡単に癒えません。心の傷を回復させてくれるには“時間”が必要です。周りからの助言や自分自身の気持ちが納得していたとしても、この “時間”という薬には到底敵いません。

時間が経過すれば冷静に考えることも出来ますし、頭や心の整理もつきます。どんなものよりも一番効果があり、一番必要なものでもあります。

ここで示す“時間”とは1時間・1日という短いものではありません。それこそ数ヶ月・数年という年月をかけて癒していくのです。「いつになったら楽になるの?」と思うかもしれませんが、長いスパンが必要になります。

子どもの存在

二人の間にお子さんがいる場合には、子どもの存在に助けられることが沢山あるでしょう。女は弱し、されど母は強し…。子どもの存在に救われ、子どもがいるからこそ、辛さを忘れられる、という事もあります。

また、子どもの存在はあなただけでなく、旦那様へも良い効果をもたらしてくれます。今までの過ちが子どもに対して後ろめたいことであったと自覚出来れば、今後は“子どものために”改心させていく事ができます。

子どもは宝…夫婦では解決しないような問題でも、子どもがいるからこそ解決に向かうこともありますし、子どもの存在が家族を助けてくれるという事も沢山あります。子どもから学ぶことを素直に受け止めて、今後に活かしていきましょう。

最終的には“どうしたいのか”が大切

あなた自身が今思う辛さ・悲しさ・孤独さ・憤りは、そう簡単に消えることがなく、あなた自身がこれから苦しんでいく負のループかもしれません。

それでもその負のループに目を向けるのではなく“最終的に自分がどうしたいのか”という部分に目を向けてみてください。最終的にあなたは“どうしたい”のですか?“仲良い夫婦に戻りたい”“夫と子どもと一緒にいたい”等が見えてくるはずです。

最終的には“どうしたいのか”を見つめることが出来れば、“今なにをするべきなのか”がおのずと見えてきます。今すべき事が分かれば、いつまでも悲しみや苦しみからは抜け出せないままでいるよりも、前向きに歩んでいく事が重要です。

これからどうするべきか…

夫の浮気を知っても、夫婦再建という道を選んだ貴方。一緒にいることを望み、長い年月を重ねて、おじいちゃんおばあちゃんになった時には「あんな事もあったね」と言い合える夫婦になりたい…と願うかもしれません。

遠い未来を見れば、“こうありたい”という希望を持てたとしても、今から・明日からの希望はどう持てば良いのか、どうするべきなのか…と悩んでしまう事もあるでしょう。

これから先、どうするべきなのか…夫婦再建をするためには何をしたら良いのか?についてお話したいと思います。まずは、今からお伝えする事を参考に、これからの生活で取り組んでみてください。

夫婦再建に向けて前向きになろう

夫婦再建すると決めたのであれば、旦那様も浮気に関しては反省をしていることかと思います。旦那様にも言えることですが、貴方自身も、過去を振り返ってばかりではなく、前向きになる事が大切です。

いつまでも過去にしがみついていたり、現状で足踏みをするのではなく、前進するのです。マイナス面を見るのではなくプラス面を見る努力をしましょう。起きたことを考えるのではなく、これからの未来を考えましょう。

なかなか前向きにはなれないかもしれません。それも時間が解決してくれます。少しでも時間があれば浮気の事実や、浮気をしていた間の夫の行動・言動を思い返してしまうことでしょう。それも、時間の経過と共に、徐々に減ってくる事です。

夫婦間で多少のルールを決めておこう

浮気を許すとしても、お互いに全く何も改善させない…では意味がありません。今回の浮気を通して、互いに改善出来る部分は“夫婦のルール”として改善させていく必要があります。

例えば、旦那様の帰宅時間の確認・随時連絡する事…であったり、携帯電話の使用制限・携帯のロックは解除するなど、夫婦間で納得の出来る形で、ある程度のルールを決めておきましょう。

ルールを決める場合、不可能なルールや、理不尽なルールは決めないようにしましょう。必ず“守ることが出来る範囲”でのルール設定が大切です。守る事が出来なければ、結局ルールの存在自体、意味がなくなってしまいます。

夫婦間で誓約書(公正証書)を書かせる事も1つの方法

浮気が発覚した夫に、今後の結婚生活で二度と浮気をさせないためにも・ちゃんと夫婦再建に取り組んでもらうためにも、誓約書という形でサイン&判を押させることも夫婦再建の方法の1つです。

夫婦の仲が良好であれば、夫でも誓約内容は取り消したり変更することが可能ですが、浮気(不貞行為)をするという事は“夫婦の破綻”に値するので、その場合には取り消しも変更も出来ません。

ただの誓約書では法的効力が無い場合もあるので、公正証書化させ、旦那様にサインを書かせておきましょう。誓約書で縛り付ける事は良い印象を受けないかもしれませんが、婚姻関係にある以上、法的処罰の対象である事は代わりありません。

何事もなく夫婦再建できれば良いですし、彼の反省を見て、書かせなくても良いと思うかもしれませんが、今後、また浮気が起こらないとは断言できません。また、彼へ…だけでなく自分自身への決意としても有効な方法でもあります。

自分は絶対に過ちを犯さないこと

「主人が浮気したんだから、私だってしてやる!」と思ってしまう気持ちも分かります。“浮気がしたい”と心底思っている訳ではなく、旦那様への腹いせや腑に落ちない気持ちから、そう突発的に考えてしまうことも理解できます。

しかし、絶対に貴方は浮気をしてはいけません。浮気をしてしまう事は良くない事ですし、何より、貴方自身にもリスクが生じてしまいます。その上、浮気をしてしまうことで貴方自身も責任を問われる立場になってしまいます。

怒りや辛さから、感情のままに浮ついた行動を起こしてしまうと、後々絶対に後悔をしてしまう事になります。わざわざ自分自身を“責任が問われる立場”に追い込むようなことは、しないようにしましょう。

これだけは絶対に守ってください。自分が受けた悲しみや辛さを、夫にも与えてしまうことになりますし、お子さんや貴方自身の家族を裏切ることにもなります。旦那様の家族からも“浮気した嫁”というレッテルをはられる事でしょう。

彼の心に“浮気のリスク”を響かせておく

今回の浮気を機に、今後の人生で、自分自身にも彼にも“浮気のリスク”をしっかりと肝に銘じておく必要があります。浮気にはハイリスクがつきものだという現実や、“自分だけでは終わらない”という現実を再確認しなければなりません。

婚姻関係にある夫婦の浮気(不貞行為)は、法的に処罰が下る対象であり、旦那様だけでなく、相手の女性の人生・家族・友人関係・仕事等も全てを壊してしまうものだという事を彼に今一度理解してもらいましょう。

“夫婦の間では治まりきらない問題”なのだという自覚をもたせることが大切です。浮気をされた事が原因で「今後何かある度に信じられなくなるかもしれない」という不安な気持ちが生まれることも、夫にはちゃんと伝えておきましょう。

“子ども達との時間”を取り戻すことが出来ない事実、相手の女性の人生も振り回してしまう事、そして信頼関係を1から立て直していかなければならない現実…全てを旦那様に諭してあげましょう。

自分にも原因があることを認めよう

全てが全て、夫だけの責任ではありません。夫が浮気という行動をしてしまう原因には“貴方自身”も関係していることでしょう。例え「君は何も悪くないよ」と旦那様が言ってくれたとしても、0%無関係とは言い切れません。

自分自身の悪さがハッキリ分かっているようであれば、改善させる必要がありますし、悪さが曖昧で分からない場合には、日々の生活から、「何が原因だったのかな?」と追求する事をしてみてください。

「私は悪くない!浮気したあなたが悪い!」と旦那様を一方的には責めないようにしてください。許したり、受け入れたりして夫婦再建していくのであれば「私にも原因があったよね、ごめんなさい」と素直に自分の悪さも受け入れましょう。

いかがでしたでしょうか。今回の話を参考に、少しでも“許す・受け入れる”ための考え方・捉え方が参考になれば幸いです。

人間だれでも過ちはあります。今回は浮気という形になってしまいましたが、それでも話をした結果、夫婦再建という形で互いの意識を確認できたのであれば、必ず、良い夫婦へと成長できます。

大きな困難を乗り越え、より愛情の深い夫婦になってください。沢山の経験や困難が、必ず素敵な夫婦へと創り上げてくれます。

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