恋人は、誰にとっても特別な存在の人ですね。あなたにとっても、彼は他の人とは違い、大切な、かけがいのない人でしょう。
自分が思いを寄せる相手が、自分に振り向いてくれるまでの過程、その後に、おつきあいが始まり、徐々に相手の事を知っていく喜びが、恋愛の醍醐味です。
あなたの地道な努力が実り、ようやく大好きな彼に振り向いてもらえ、お付き合いが始まった頃というのは、彼とのやりとりに夢中になったはずです。
彼のちょっとした優しさや、今まで知らなかったような意外な一面を知るのも楽しくて仕方のないことでしょう。
今まで思いを寄せていた相手と、ようやくカップルになれたわけですから、相手とどんなやりとりをしても、何処に行っても楽しい、嬉しいという気持ちしか感じなかったはずです。
こんな気持ちになるのが、俗に言う「倦怠期」です。「倦怠期」は、どんなカップルにも訪れるもの。
ここで、「サヨナラ」を選んでしまうカップルも多いのですが、乗り越えることが出来れば、強い絆で結ばれたカップルになれること間違いなしです!
では、どのようにしたら、「倦怠期」と上手に付き合い、乗り越えることが出来るのでしょうか?
付き合い始めの頃は、彼とのどんなやり取りも、ドキドキやワクワクを感じていたのに、時間がたつと、消えてしまうことがあります。
「彼と一緒にいても、最近は全然ドキドキしないし、気持ちが盛り上がらない。」と悩み、「私って、もう彼のことが好きじゃないかもしれない。」とか、「本当は、彼のことがそんなに最初から好きじゃないかも?」なんて思い始めたりするのです。
当の本人であるあなたは、彼と一緒にいても、付き合い始めの頃の気持ちに戻れない、イコール「好き」な気持ちが消えちゃったかも!?と思いがちです。
ドキドキやワクワクがなくなったから、「好き」もなくなるというわけではないのです。「好き」がなくなってしまったのではなく、「好き」という気持ちの形が変化したのです。
お付き合いが始まったばかりの頃の「好き」は、あなたに非日常的な刺激を与える形のものだったのです。
まだ、彼と一緒に出かけたり、一緒に食事をしたり、一緒にお話することは、あなたの生活の中で「当たり前のこと」ではなく、「特別な出来事」として位置づけられていたからこそ、ワクワクやドキドキを感じていたのです。
そう考えれば、おのずとワクワクやドキドキがなくなることは、「彼のことを好きじゃなくなったから」ではなく、「彼のことを好きだけれど、彼から受ける刺激がなくなった」のだと理解できるはず。
つまり、ドキドキやワクワクがなくなったからと言って、「好き」な気持ちがなくなってしまったわけではないのです。
彼との時間が日常化され、刺激が少なくなった今、彼はあなたとこの先の長い人生を共にする相手なのかどうか、見極める時期、それが「倦怠期」だともいえます。
この時期を上手く乗り越えられるかどうかは、この先に一緒にお付き合いを継続できるのかどうかがかかっているといっても過言ではないのです。
上手く二人で乗り越えるにはどうしたらいいのか、具体的に考えてみましょう。
「倦怠期」を上手に乗り越えるためには、何よりもあなたの考え方を変えることです。彼も同じように「倦怠期」に悩んでいるのであれば、一緒に考え方を変えるようにしてみることが大切です。
物事は、考え方ひとつで、まるで違う結果を生み出すことになります。二人の関係を前向きに考え直すチャンスでもありますので、是非トライしましょう。
の3つです。
「倦怠期」というと、ネガティブなイメージが付きまとう言葉ですね。イメージとしては、「相手と一緒にいてもつまらない」とか、「一緒に過ごす時間に飽き飽きする。」というものが多いかもしれません。
恋愛が楽しく感じる時期というのは、相手から受ける刺激も多いものです。しかし、一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、「非日常的」なものは、「日常化」していきますので、刺激も次第に少なくなります。
刺激が少なくなると、相手との関係がつまらなく感じてしまうかもしれませんが、それは間違いです。
「安定」したことが、二人の関係がステップアップしたととらえるのか、彼との恋愛はもう終わったと考えるのかは、大きな違いですね。
「安定期に」に入れば、彼と一緒にいることであなたの心が穏やかになったり、一緒にいると心が落ち着くと感じることが多くなるはずです。
「彼と一緒にいると、刺激は以前よりは少ないけれど、心が落ち着き、安定して日常を過ごすことが出来る」のであれば、彼はあなたにとって運命の相手なのです。
二人の関係が「安定期」にはいれば、刺激は少なくなったとしても、一緒の時間が穏やかに過ぎていくはず。
結婚後の生活は、日常生活の繰り返しなので、この時期を一緒に安定したまま乗り越えることが出来るのであれば、結婚後も上手く行く相手である可能性がグッと高くなります。
「倦怠期」は、相手との時間がつまらない時期ではなく、一緒に過ごす時間が穏やかな安定した時期に変化する時と、考えましょう。
長続きする関係というのは、お互いに支えあい、協力し合える関係かどうかということが重要になります。つまり、恋愛の楽しい時期しか一緒に過ごせない相手であれば、その後の長い人生を一緒に過ごす相手には不向きなのです。
長く一緒にいればいるほど、パートナーとして、一緒に何かを成し遂げられる相手かどうかということが重要なポイントになるわけです。
そのためにも、まずは、二人で一緒に目指すことが出来る目標をつくってみましょう。
目標は何でもかまいません。一緒に来年旅行に行くための貯金をしてみることでもいいですし、一緒にダイエットをしてみるというのもいいです。
アウトドアが好きな二人ならば、ウォーキングを毎月何歩してみるという目標を作ってみたり、マラソンを一緒に完走するためのトレーニングの目標に向けて、頑張るのもいいですね。
一緒に旅行に行くということを決めるだけでもいいのです。旅行というのは、「非日常的な出来事」のひとつですから、日常化している関係に飽きが来ているようであれば、二人の間に、何かしらの「非日常的なこと」を投入することで、刺激が生まれるはずです。
目標は何でもいいのですが、二人で一緒に話し合って、目標を決めることが大切です。そして、その目標を成し遂げるための過程も一緒に行うというのがポイントです。
例えば、旅行先を決める時には、是非二人で一緒に考えてみましょう。一人で決めてしまってはいけません。「二人で一緒に」という部分が重要なのです。
旅行先だけでなく、どうしたらこの旅行を二人が楽しむことが出来るのか、どの観光スポットをどんな順番でまわるのかなどを一緒に決めることで、二人にとって特別な旅行にすることが出来るはずです。
一緒に何かをするというのは、二人の協力関係を試すことも出来ますし、お互いに相手をどのように支えたらいいのかを考えるきっかけにもなります。
そして、その共通の目標を成し遂げることが出来た時には、同じ達成感を味わうことができ、お互いに相手が良きパートナーであることを認識することが出来るはずです。
良きパートナーというのは、お互いに支えあい、時には励ましあいながら、同じ目標を成し遂げる相手ですから、当然その後も関係は長続きさせることが出来るようになれます。
一緒に長くいることが当たり前になると、相手の存在は「居て当たり前」になったり、相手からしてもらうことも「してもらって、当然」になってしまうことがあります。
そうなってしまうと、彼の優しさや思いやりに対して、「感謝」の気持ちが薄れてしまうことがあります。
そうなってしまうと、あなたに対して優しく接している彼にしてみても、優しくしがいがなくなってしまうものです。
また、二人で一緒に過ごした過去を振返ってみることもお勧めです。二人で一緒に過ごした思い出をたどることで、「やっぱり大切な存在なのだ。」ということが、二人で一緒に認識できるきっかけにもなるはずです。
相手の存在の大切さを再認識し、あなたの中で彼がどれだけ大きな存在になっているのかを知ることで、マンネリ化した関係を打破することが出来るはずです。
彼は、今はあなたの恋人であっても、他人であることには変わりはありません。彼の意思ひとつで、あなたとの関係を終わりにしてしまうことは充分にできるのです。
「一緒に居てくれることは、決して当たり前ではない。」ということを、ちゃんと認識しましょう。
どんなカップルにも訪れる「倦怠期」です。「倦怠期」は、「好き」がなくなってしまうのではなく、「好き」な気持ちが形を変えるのだと先ずは認識しておきましょう。
「倦怠期」は、二人の関係が「安定してきた証拠」でもあります。相手との時間が日常化するほど、関係を続けることが出来たのだと自信を持っていいのです。
乗り越えるためには、二人で共通の目標を作ることもお勧めです。目標を二人で達成したり、その過程で支えあうことで、さらに絆を深めることもできます。
また、相手の存在の大切さが見えづらくなるのも「倦怠期」の特徴です。相手の大切さを再認識することで、彼があなたにとってかけがいのない人であるということが分かるでしょう。
二人で「倦怠期」を乗り越えられれば、長続きする関係としてステップアップすることが出来るはず。
ちょっと考え方を変え、「倦怠期」とも前向きに付き合い、二人の関係をステップアップさせましょう!