女性であれば、誰でも美人でありたい、女性らしい顔立ちでありたいと願うものです。テレビや雑誌の中の有名人のような顔に憧れてみても、化粧や髪型を変えたとしても、有名人のような顔に近づくのにも限界があります。ましてや、エラの張った輪郭をしていたり、生まれながらに老け顔の人は、有名人とまで言わないから、「輪郭のすっきりした、せめて女性らしい顔立ちになりたい」「若くとは言わないけれど、年相応に見られたい」という大きなコンプレックスを抱えて日々生きていることでしょう。
ここでは、エラが張っている、老け顔といったコンプレックスを乗り越えて、笑顔で毎日を過ごせるようになるヒントをご紹介しましょう。
まずは目線を少し上にして、アゴを上げて、前を見て過ごす習慣を付けましょう。目線が上がってくると、自然に気分も上向きになってきます。
これらの有名人の中から、自分の悩みと同じような顔つきの人を探してみましょう。日本の女性お笑いタレントさんを見渡せば、本当にいろいろな顔の人がいらっしゃいますから、自分の悩みと同じ悩みを抱えている人を見つけられるのではないでしょうか?
そしてその人が、どうやって自分の弱点をカバーしているかを真似したり、弱点を売りにしているようなタレントさんであれば、顔をじっくり観察して、どこをカバーしたら、きれいに見えるかなーと、自分の顔ではない、他人の顔で研究してみましょう。
エラが張っている輪郭の人は、両サイドの髪の毛を内側に入るようにカットすることでカバーできますよね。ただ内側に入れるだけではなく、軽くカールさせたり、内側・外側にランダムにハネを作ることで、そこに視線を集められるので、コンプレックスに感じているエラ部分から相手の視線を逸らすことができます。テレビ画面の中を見てみれば、女優さんでも、そういう髪型の方、結構いますね。
老け顔で、ほうれい線などが目立つ人は、ほうれい線に効くマッサージをしたり、保湿をしっかりして、お肌の質感を改善してみましょう。慣れるまでは辛いですが、意識的に口角を上げて過ごすと、頬の筋肉が鍛えられて、たるみがちな肌がひきしまり、口周りを若返らせてくれます。
一度に何箇所も手をつけようとするから、自分の手に負えなくて絶望したり、投げ出してしまうのです。1箇所ずつ、ゆっくりと、メイクやヘアスタイル、スキンケアを工夫してできる範囲で見た目に自信をつけていきましょう。
顔とファッションのアンバランスさより、顔にマッチしたファッションの方が見た目の印象もぐっとよくなります。若い子が使うようなピンクのかわいいメイクアップではなく、ブラウンやワインカラーなど落ち着いたカラーを使ったメイクで、コンプレックスを活かした攻めのメイク、そして落ち着いたファッションに挑戦してみましょう。
ただし、これらの美容整形は高額な上に、術後のケアも重要だったりと、日常生活に大きな支障が出るものです。いきなりプロの手を借りるのではなくて、まずは自分でできることを少しずつはじめてみてはいかがでしょうか?
それは、自分の内面を磨くということです。あなたの周囲を見回してみてください。自分に自信がある人は活き活きと輝いていませんか? また、それほど美人ではないのに、人を引きつけている人はいませんか? ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、あまり美人ではない女性が、結構ハンサムな男性と仲よさげに歩いていると、「この女性は内面がとても美しい人なんだなあ。そして、この男性は女性を見る目がある人なんだなあ」と思うことがあります。
自分の顔や体型に悩みのない人なんて、ほとんどいません。みんな、大なり小なりの悩みを抱えていますが、それを自分の中で消化して、前向きに日々過ごしているのです。そして、その前向きな姿勢が、その人を輝かせ、魅力的に見せるのです。
私はブスだから…などと卑屈になっていても、何も変わりません。何か1つでもいいので、自分が誇れるもの、自信を持ってアピールできるものを見つけて、それを磨いていきましょう。
持って生まれた顔は、洋服を着替えるように変えることはできません。美人に生まれた人を妬ましく思って過ごしていれば、それも表情に表れ、さらに卑屈な顔になってしまいます。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、勉強やスポーツ、仕事などで自分に自信のある人は、見た目が多少残念でも、独特のオーラが出ていて、輝いて見えるものです。どんなに美人でも、不機嫌そうな顔をしている人より、多少器量が悪くても、いつも笑顔でいる人の方が一緒にいたいと思うはずです。
毎日をコンプレックスを悩み、恨んで、うじうじと過ごすのも、前向きに人生を楽しんで過ごすのも、同じ1日24時間で、あなたの人生は限られているのです。毎日を無駄にせず、前向きに過ごしていきましょう。