最近は会うと喧嘩ばかり。デートで行く場所も同じようなところばかりで飽きてきたし、このままじゃもう別れるしかないのかな?付き合い始めの頃は何もしなくてもただ一緒にいるだけで楽しかったのに、あの頃に戻りたい・・・と悩んでいる方に、別れる決断をする前に考えてみてほしいポイントをご紹介します。
彼とケンカになると、つい「普通だったらそんなことしないよ」とか「どうして普通のことができないの?」などと言ってしまいがちです。そう言ってしまうのは、「この年齢ではしてほしくない当たり前のこと」「子供じゃないんだから言わなくてもわかってほしい」という気持ちからですよね。
彼にはいつでも明るく前向きにいてほしいし、恋人同士なんだから彼女のことをもっと大事にしてほしいと思うのは当然のことです。ですが、そういったあなたの思いやりは「あなたの常識」「あなたが思う一般常識」であって、残念なことに彼も同じ常識を持っているとは限りません。
「普通は・・・」と言われると、彼は気持ちを強制されているように感じますし、自分を否定されて責められていると感じてしまうので、余計に反発してしまうのです。「普通は・・・」という言葉をなるべく使わないように意識してみてください。
大事な話をしている最中にも関わらず、テレビを見たり雑誌を読んだりして、目を合わせてくれなかったり返事もロクにしてくれないことってありませんか?世間話や他人の話などはペラペラとしゃべるのに、男性は自分のことになると話したがらないものなのです。また、素直に「わからない」「話したくない」と言ってくれればいいのですが、プライドが邪魔をしてそれすらしないものなのです。
「言わなくてもわかってほしい」なんて、ただの甘えですよね。そんな彼だって、友達や先輩、上司の前では真面目な話を熱心に聞いたり、熱く語ったりしてるんです。しっかりした部分をちゃんと持っているんですよね。プライベートで気を抜いてしまうのは、あなたや親兄弟にしか見せない彼の甘えた部分なのです。
そもそも、どうして喧嘩をしてしまうのでしょうか。あなたも彼も、よほどのことがない限り友達や他人とは喧嘩をしませんよね。仲が良いほど喧嘩するという言葉がある通り、喧嘩をするのは、お互いの気持ちをぶつけ合えるほどに親密になっているということではないでしょうか。嫌いなものを嫌い、つまらないことをつまらないと言い合えるのは良いことですよね。
もちろん喧嘩するのは嫌ですし、しないで済むならその方がいいですよね。でも、喧嘩をすることで絆が深まることもあります。どんな大喧嘩の時でも、「相手を思いやる気持ち」を忘れないでくださいね。どんなにムカついても、相手を傷つけるだけの暴言は言わないようにしましょう。
メイクや髪型、服装を劇的に変えて彼に新しいあなたを見せてみるのもひとつですが、いつものデートで少し距離を取ってみるのはいかがでしょうか。まずはいつも以上に笑顔を心がけてください。彼に対しての笑顔でなくとも、「いい天気だね」とにっこりしてみたり、通りすがりの人を見て「あの子が着てる服かわいいなぁ」と微笑むのでも良いと思います。
また、いつもより外に目を向けて話題を作ってみてください。極端に言うと、目についたものをなんでもかんでもしゃべるってみるのです。「あのビル、大きいね」「あの看板の女優、綺麗だね」など、ちょっとどうでもいいような話題です。どうでもいい話題でも話が尽きないと、楽しい感覚になりませんか?
そして夜は帰りましょう。いつもなら彼の部屋にお泊りしていたところを、明るい声で「今日は楽しかったね。家に着いたら電話するね」などと言い、泊まりたい気持ちをグッと堪えて用事がなくとも帰るのです。
他人を変えるということは難しいことですが、お互いがお互いを大切に思いやっていれば、少しずつでも歩み寄ることはできます。ですが、変わってほしい一心で、指摘ばかりしていると、「小言を言うお母さん」になってしまいます。
今、目についている彼に変わってほしいと思うこと、それって本当に変わらなければいけないものでしょうか。変わってくれないと、これ以上は付き合えないというほどのものでしょうか。彼の前では「小言を言うお母さん」になってしまうあなたの姿を、あなた自身は好きですか?
彼に変わってもらおうと頑張る時間を、あなた自身のために使ってみてはいかがでしょうか。そして、「先週はこんなところに行ったよ、楽しかったから今度一緒に行ってみようよ」とか「今、こんな勉強をしてるんだよ。難しいけど頑張ってるの」といった会話をする時間に変えてみてはいかがでしょうか。
長く付き合っていれば、多くのカップルがマンネリ化や倦怠期を経験します。無理に彼と付き合い続けることもありませんが、別れてしまうのは簡単です。後悔する前にもう一度、彼との付き合い方を見直してみてくださいね。あなたが幸せに過ごせることを願っています。