まだ残っている?女性の残尿感が出てしまう原因とは

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トイレに行った際に用を足せばそれで終わるのですが、その後に「まだ残っているのでは」という残尿感というものを感じる方はいないでしょうか。実際には感じるだけであり、残っていないということが多いです。

しかしそれでも自分で残っていると感じてしまうとその後トイレに行く回数が増えてしまい、生活に影響が出てしまいます。特に年を取るほどそう感じる方は増えているので、特に高年齢の女性の方で悩まされている方がいるのではないでしょうか。

では実際にこの残尿感を感じてしまう原因は一体何なのでしょうか。

病気が原因な場合

そうした残尿感が起こる原因の一般としては、やはりその尿が出る部分に異常が起こっている、病気であるということが多いです。

膀胱炎

一番残尿感を起こす原因として考えられ、特に女性が発症しやすいといわれている病気です。炎という名がついている通りに炎症の一種であり、炎症というのは細菌が外から侵入してきて起こすものですが、この膀胱炎も違わず、細菌が膀胱に侵入するせいで起こってしまうものです。

膀胱に細菌が侵入するという機会は少ないように思えますが、特に女性は性行為の都合もあって、それで入ってしまうということもあります。男性側の問題でもあるのですが、回数が多くなればその分可能性としては高くなるでしょう。

実は膀胱自体には細菌が元からいるのですが、それが更に外部から侵入してきて数が増え、抵抗力が低くなることによってこうなってしまいます。

膀胱炎の場合の対処法は

尿の排出と共に細菌が出て行ってそれで治るということもありますが、基本的には病院へ行き診察をしてもらって、そこから適切な治療を受けた方がいいでしょう。これの症状は残尿感に限らず炎症というだけあって痛みや熱を引き出すこともあります。

更には放っておくと、他の部位にまで影響を与えてしまうことになるので、だからこそ病院へ行った方がいいのです。何かあってからでは遅い、という可能性も十分にあるのですから。

尚、この症状の間は頻繁にトイレに行くのが嫌だからといって我慢していると、排出されずに増えていってしまうので、我慢せずにどんどんトイレに行くようにしましょう。

骨盤性器脱

女性のみに起こる病気です。とはいってもこの症状になったところで必ず残尿感が出るというわけではなく、これのお陰で膀胱が下がってしまうとこの残尿感が出てしまいます。

とはいっても他の体内のものが下がっても安心というわけではないので、気をつけてください。特に女性の中でも更年期の方がなりやすいものであるので、年の経過につれて、体内の機能と骨が弱まり、それによって支えられなくなったことが原因です。

骨盤性器脱の場合の対処法は

もはや病気では当たり前ですが、まずは病院で診察をしてもらうのが第一でしょう。というよりは体内のものの位置がズレを起こしているという症状から想像できる思いますが、場合によっては手術をしなくてはならなくなります。

他にもそうしてズレないために、体自体を鍛えて強くするという方法があります。あまり無理に鍛えようとすると逆効果になってしまうこともあるので、無理がないように毎日体を鍛えるようにしましょう。

尿道症候群

こちらも女性特有の病気です。というのも原因の1つとして女性ホルモンのバランスが崩れることで起こると「されている」からです。曖昧な書き方の理由としては実際にはこれの原因が何なのか明確には分かっていないからです。

症状としては膀胱炎と似たようなものとされていますが、原因が分からない以上、本当に似たような症状になるとは限りません。そういう意味では何か症状が出たら、病院へ行っ診察及び相談をして対策を取るようにした方がいいです。

他の病気が原因な場合も

尿に直接関わる病気でなくとも、もし神経や脳に関わる病気を発症しているのなら、そちらが原因となっている場合があります。というのも人間の体というのは脳から神経を巡って指令を下しています。

ということは尿を排出するというのも、その脳から神経に伝わる命令でしているため、そのどちらかの機能に不備があると、尿を排出したという感じの命令が伝わらずに、それで残尿感が出てしまうということがあります。

この場合にはやはりその原因となる症状の治療をしようとするしかないでしょう。病気の種類によっては一筋縄ではいかないかもしれませんので、その間は残尿感が出ても我慢していくしかないでしょう。

病気以外が原因の場合

病気が原因でないなら、その原因となっているものを改善していく必要があります。

病気でないならストレス

ストレスは万病の元と言われることがありますが、実際にその通りであり、ストレスを溜めることによって体の機能に異常が起こってしまい、その結果様々な病気を発症してしまうということになります。

そしてこれは残尿感でも同じことであり、そうしてストレスで自律神経に乱れが出るからこそ、尿を排出する機能にも異常が見られ、頻尿をしてしまったり、こうして残尿感を出させるということになってしまいます。

ストレスを解消しよう

ストレスが原因となっているのなら、やはりストレスを溜めないようにするしかありません。これは残尿感に限らず他の病気にならないためでもあります。しかしストレスを溜めない人生というのは不可能に近いことです。

なのでストレスは溜まったままにしないように解消していかなければいけません。環境によってそれは難しいという人もいるかもしれませんが、それでも何とかしていかなければ自分自身が持たなくなってしまいます。

ストレス解消する方法としては癒されるゆったりとした音楽を聴いたり、スーっとするいい香りが嗅ぐのが、自分が何もせず耳から鼻からの間隔で癒されるのでよい方法です。または入浴剤を入れてそれで風呂にゆっくりと浸かるのもいいでしょう。

睡眠不足

神経の乱れは睡眠を充分にとっていなくても起きるものです。なので普段から寝不足な方はそれが原因で神経が正常に機能せずに残尿感を出してしまうということがあります。特に夜間によくトイレに行く方はこれが原因である方もいるでしょう。

しっかり睡眠を取る

やはりしっかりと睡眠を取るようにするのが大事です。とはいっても人によっては生活の問題で中々睡眠がとれないという方もいるでしょう。そうした方は睡眠が取れる時間にあったら、寝溜めをして睡眠をとっておきましょう。

どちらにせよまずは病院へ

病気が原因ではなくストレスの場合もあるとされていますが、それでも本当にそれが原因かどうかというのは素人では分かりようがありません。特に病気の場合は放置しておくとそのまま命に関わる病気を誘発するということがあります。

なのでまずは病院へ行くようにしましょう。もし病気でなくとも「病気でない」という事実を確認しておくに越したことはありません。

スッキリしない気分になるのは男性でも女性でも嫌なものです。特にトイレで尿を排出するのは一種の安心感があるので、それのせいで消化不良だと気分を害することになってしまうでしょう。
早く原因が分かればそれだけで対策を取ることができます。なのでやはり「なんでだろう」と思う前に病院へ行って、原因の早期究明をするのがいいでしょう。

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