20代女性といえば仕事に恋にプライベートにと、人生でもっとも熱い時期を過ごしていることと存じます。それゆえにほんのちょっとの事で、自分にとって今の環境は本当にベストな環境なのだろうか、本当にこの環境で働いていくことはプラスに働いているのだろうか、数年後に後悔はしないだろうか、とありとあらゆる損面から不安になってしまうことでしょう。
もちろんそれは悪いことではありません。たった一度しかない人生です。今いる環境をベストなものにして、少しでも楽しい、満足できる人生を歩みたいと考えるのは、人類であれば当然のことです。さらに、自分のやりたいように生きれる時間の少ない女性にとっては、なおさら今の時間が大切になってくるので、その悩みはおこって当然のものです。
しかしただ漠然と好きなことを仕事にしてうまくいくでしょうか、そこには当然ですが様々なメリットやデメリットが共存しています。もし今の生活に不満があり、どうせなら好きなことを仕事にしたい、このまま会社を辞めて大きな一歩を踏み出そうか…と悩んでいるのであれば、好きなことを仕事にすることのメリットやデメリットについて、今一度確認してみてください。それからでも遅くはありません。
ただ好きだからといって、なんの考えもなく踏み出してもうまくとは到底思えません。是非一度ご一読下さい。きっと今の仕事に対する考えや、好きなことを仕事にすることのイメージがはっきりとしてきて、心が軽やかになることでしょう。
以下、好きなことを仕事にすることのメリット・デメリットのご紹介です。
まず最初にメリットとしてあげられるのが、この点です。自分で選んだ自分の一番やりたかったことです。少しくらい残業が続いて家にかえれなくなったとしても、その職場に嫌な人がいても、この仕事をすることがずっと目標だった。という思いがあれば、いくらでも頑張れるでしょう。
今までの労働環境より悪くなってしまったとしても、好きなことをしてお金を稼いでいるというだけで、アドレナリンがでて耐えられるはずです。また、好きなことだからと言って労働環境が悪いとは限りませんから、その場合はなお今よりも頑張れることでしょう。
今までのように何の興味もないけど仕事だからしている、人間関係も悪くないし、給料もまずまずだからとりあえずしているというような仕事では自分に自信も持てないでしょう。人が自分に自信をもてるかどうかを大きく左右するのは仕事です。
特に20代以降、周りがどんどん大人になればなるほど、自分が輝けるような仕事が出来ているかどうかが、イコールで自分への自信となっていくようになります。そのため、はっきりと自分に自信をもつためには、好きなことを仕事にするよりほかありません。
しかしもちろんいいことばかりではありません。先で、好きなことを仕事にすることのメリットは辛い労働環境でも耐えられることと紹介しましたが、もしその好きなことが『なんとなく好き』なくらいだったなら、その労働環境に耐えきれず、好きだと思い込んでいたことも、二度とやりたくないと思うようになってしまうかもしれません。、
もしそうなってしまったらせっかく好きになった自分の趣味・特技を失ってしまうことになります。それどころか、その仕事も続けるのが困難になり、経歴に傷がつくこととなります。それは非常に勿体ないことです。
それでも、念のために、もしその仕事の環境に耐えられなかった時にどうするかも考えておくとよいでしょう。人生は漫画やドラマではありません。逃げ道を作らなかったからと言ってそれが必ずいい方へ運ぶとは限りません。ちゃんと逃げ道の事も考えておいてこそ、より良い判断ができるというものです。
万が一、大好きだったことを仕事にして嫌いになった時、どうするのかもちゃんと想像しておくことをお勧めします。
デメリットとしてもう一つあげられるのが、給料が極端に低くなる可能性が高いということです。今までそれを仕事にしてこなかった、できていなかったということは、経験やスキルが足りない可能性がきわめて高いです。
そうするとやはり給料も今までのようにはいかなくなるでしょう。そもそもの給料が低いという場合には気にする必要がないことかもしれませんが、元々それなりに給料をもらっていたというのであれば大事な問題です。やはり生活していくうえでお金は大切です。
以上、好きなことを仕事にすることのメリットデメリットのご紹介でした。
好きなことを仕事に、と思った際、自分のイメージできる限り最悪の環境よりもさらにちょっと悪い環境を想像しておくとよいでしょう。実際にその環境でも頑張れると思ったらいざ踏み出してみてください。もちろん覚悟ができていても実際に耐えられるかどうかはまた別の話です。
どれだけの覚悟があってもいざ足を踏み入れてみたら、どんどん好きなことを嫌いになっていってしまうかもしれません。今まで通りの生活水準で暮らせないことに耐えられなくなるかもしれません。しかしそれは実際に足を踏み入れてみないことにはわかりませんから、少なくとも覚悟だけはしておくべきでしょう。
その覚悟があるのとないのじゃ全然違います。覚悟があるだけで表情も違ってきますし、いざそれを仕事にしようと挑んだ面接でも、しっかりとその熱意は伝えることができるようになるでしょう。覚悟をもって、自分の人生をより輝かせるための一歩を、踏み出してみてください。
その勇気ある一歩はきっと、自分で自分をほめてあげられる、栄光の日々へとつながっているでしょうから。