好きな人には自分の中身もちゃんと知ってほしいというのが女心というものですが、とはいえ、初対面でいきなり自分のことをわかってくれる男性はほとんどいないわけで、まずは外見から判断されるのは仕方のないことです。
既に意中の彼がいて、彼だけに向けてアプローチするのと違って、コンパや、婚活パーティーや、大学での私服ファッションなどで、不特定多数の男受けファッションが必要とされるときもあります。
今回は、コンパや、婚活パーティーなどで、不特定多数の男性に受けるファッションのコツについて考えてみたいと思います。
最初に把握しておかなければならないのは、一般的な男性の好みは「コンサバ」だということです。男性は、大人になっても、あいかわらずカレーライスやハンバーグが好きで、味覚についてはあまり冒険をしませんよね。
ファッションにおいても同様です。女性は、流行を追ってつぎつぎ冒険をしていきますが、男性は、新しいものにチャレンジすることを好みません。安心感が大事なのです。
いくら、女性が自分のファッションセンスに自信があったとしても、ファッションセンスに優れた自分をアピールしたら、好感を得られるかもしれないと思うのは間違いです。不特定多数の男性受けを狙いたいのなら、そのセンスは隠しておきましょう。
女性がファッションを考えるとき、誰をターゲットとするかで、結果が大きく違ってきます。男性に向けてファッションを考える時より、女子会などで女性に向けてファッションを考えるときの方が、よっぽどハードルが高いと思いませんか。
女性同士の集団が形成される時、どうしても、「格付け」や「マウンティング」というものがからんできます。となると、自分が集団内で上位に位置するためのファッションを考えなくてはなりません。
自分らしさ、他の女性と比べての自分、流行などさまざまなファクターを加味して考える必要があるので、かなり高度な作業を求められます。
しかし、それを考えると、男受けするファッションというものは、同性集団内で自分の立ち位置への配慮という高度な作業が求められているわけではないので、ある程度ハードルがさがると思っていいでしょう。
不特定多数の男性の目を気にするなら、あまりあれこれ考えず、「清楚系」を軸にするのが一番楽な選択です。
ホワイト、ピンクなどの女性らしさをイメージさせるカラーをチョイスし、フリルのボウタイブラウス、フレアスカート、ワンピース、パンプスなどのアイテムを選びます。
女性にしか着ることのできないものを女性がきっちり着ることについて、男性は好ましく思うことを押さえておきましょう。
逆に、女性の側も同じですよね。スーツ姿の男性や、たくりあげたシャツの袖から太くたくましい腕がのぞくなどの、男らしさや、たくましさを連想させる姿を見て、女性は好ましく思うわけです。
いくら清楚といっても、露出を過度におさえるのは逆効果です。
例えば、スカートについて言うと、清楚系を狙うならミニスカートはNGですが、かといって、マキシ丈で脚がすべて隠れてしまう丈では男性に評判が悪いわけです。スカート丈としては、膝上ぎりぎりか、膝下ぎりぎりあたりがベストです。
同様に、タートルを選ぶのなら、長袖のタートルで上半身すべてが生地でおおわれてしまうのではなく、首を隠したいなら、袖はノースリーブや半袖にする。長袖を着たいのなら、タートルはあきらめ、襟元のカッティングが深いものにして、鎖骨をチラ見せするなどして、適度に露出度を調整するようにしましょう。
レギンスは男性受けの悪いアイテムですが、これも露出についての男性の感じ方があらわれています。男性はスカートやショートパンツと重ね着してまで、なぜ脚をあんなに覆わなくてはならないのか理解できないのです。
脚を見せたくないのなら、クロップドパンツにして、せめて足首を見せるようにしましょう。体型が気になる女性でも、足首なら細いはずです。細い部分はどんどん見せてアピールしましょう。
男受けファッションならば、清楚系が定番ではありますが、根強い人気を保つのがカジュアルファッションです。ある意味清楚の逆を行くような、Tシャツジーンズといういでたちの女性を好む男性がいるわけですが、ここでひとつ注意しないといけないことがあります。
それは、いくらカジュアルファッションといえども、女性らしさはかならず担保しておかなくてはならないことです。
同じTシャツジーンズ姿でも、Tシャツの襟はよれよれ、髪の毛ぼさぼさ、肌のコンディション最悪の女性と、清潔感のあるTシャツジーンズ姿で、ヘアスタイルもロングだったり、さりげなくピアスをしていたりして女性らしさを醸し出しているような女性といたといしたら、後者のタイプの方が一般的には男受けがよいということです。
コントラストがあるゆえに、特定の性質を強調するという手法です。要は、男女ともに大好きな「ギャップ」です。スイカに塩をかけるようなものです。
コンパや、婚活パーティーなどの不特定多数の男性に受けるファッションのコツについて考えてみました。
本来なら、男受けファッションは好きな男性にのみ向けて発揮したいものですが、場合によっては、たくさんの男性に向けて好感度の高さを保ちたいときもありますよね。
ありのままの自分を受け入れてくれる人を探したいというのなら、ファッションの戦略としてはまた別のものになるので、そこらへんは、臨機応変に選択してもらえたらと思います。