クリームでもオイルでもダメ?乾燥やシワを防ぐための潤いとは?

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どんなにリッチなクリームを使っても、効果があると口コミで評判になっているオイルを使っても、食い止められない肌の乾燥

目元や口元は特に小じわや表情ジワが気になって、笑うことも躊躇ってしまう。
女性には深刻な悩みのひとつですよね。

誰でも年齢を重ねればシワのひとつやふたつはできてくるものですが、できればお目にかかるのは少しでも先延ばしにしたいものです。
シワや乾燥対策のために、必要経費と痛い出費に涙を呑んでいる方も多いと思いますが、重要なのは高級な化粧品でもクリームやオイルでもなかったのです。

1.肌にとって一番重要なものは?

夏でも冬でも肌は乾燥してパリパリ。どんなに保湿をしてもなんだか顔がシワっぽくなってしまって肌もゴワゴワに硬くなっている気がする。という女性は多いと思います。

冬に肌が乾くのはある程度予測して対策を取っているにしても、夏の紫外線や冷房での乾燥も決して侮ることはできません。

オフィスの机などにも乾燥対策にスプレー化粧水を常備しているという方もいらっしゃいますが、実はまったく無意味なのです。

肌の構造を考えてみると解りやすいのですが、メイクの上から水分を補おうとしてもメイクが水分を弾いてしまって肌には浸透しませんよね。

「だって、保湿しなかったらシワになるし、乾燥するじゃない!」とおっしゃる方は、普段のスキンケアの何を重要視しているかを、ちょっと考えてみてください。

もしかして、乾燥を防ぐことだけを重視して、たっぷり油分を塗りたくってはいませんか?

人の肌は油分で構成されているわけではありません。
肌は表面から表皮、真皮、皮下組織という構造になっていますが、肌の潤いは表皮と真皮にいかにたっぷり水分が含まれているかで決まってきます。

つまりシワや乾燥対策に重要なものは、油分ではなく十分な水分なのです。
水分が枯れた肌にいくら油分与えたところで、根本的な乾燥は改善されません。

油分は十分であるのに、肌内部の水分が足りていないことをインナードライといいますが、乾燥やシワだけではなく大人ニキビの原因にもなるという不安定な状態です。

2.油分はいわば蓋の役割でしかない

では「高級クリームやオイルの役目は何?」ということになると思いますが、端的に言ってしまえば、水分を蒸発させないようにするための蓋です。

いくらリッチなクリームを肌に塗り込んだところで、油分は肌に浸透しませんので、肌表面に留まっているだけということになります。

もちろん高機能なクリームやオイルには、肌表面を整える成分が含まれているでしょうけれども、油分だけではシワに繋がってしまう肌の乾燥を止めることはできないということになります。

前述していますが、クリームやメイクといった油分で蓋をしてしまった肌に、水分補給の化粧水をいくら吹きかけてみても、油は水を弾きますね。

蓋を締めた容器にいくら水を注いでも中身は空っぽのままなのと同じように、スプレー化粧水の意味はほとんどないといえるでしょう。

順番としては、しつこいほどの水分補給の後に、水分を蒸発させないために油分で蓋をするということは言うまででもないと思います。

3.高級ラインをケチるよりは惜しみなく使えるものを

化粧水を購入すると1回の目安量が500円玉大。と書かれているものが多いですが、それを鵜呑みにしていては、乾燥肌まっしぐらですね。

化粧水もリッチなものがいいかと言えばそうとも限らず、肌にさえ合っていればプチプラなものでもジャブジャブ使えるような、浸透力のいい化粧水がベストだと思います。

ポイントは毛穴の存在感が薄くなるくらいまで、何度も重ねづけをすることに尽きます。
毛穴レスの赤ちゃん肌。とまではいかずとも、しっかり水分が満ちた肌は毛穴の開きが小さくなり、細胞がふっくらと膨らむ感覚があると思います。

たっぷり惜しみなく水分を補った後は、せっかくの水分を飛ばさないようにクリームやオイルといった油分で蓋をすることが大切ですね。

いくら重要なのは水分とはいえ、油分がなければ水分は蒸発しますので、ぴったり蓋をしておくことも重要ではありますよ。

クリームに数10万円掛けることが悪いとはいいませんが、リッチなクリームひとつで潤いが保てたり、シワや乾燥が防げるのかというと、そうではありませんね。

肌の構造は複雑なようで意外と単純ですから、最低限スキンケアを十分に行うことが、美肌のコツだと思います。

シワや乾燥のない、潤いに満ちたぷるぷる肌は、見た目年齢をぐぐっと下げますよ。

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