【幸せのために】妊娠したら今の仕事は辞める?辞めない?

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男女同権、女性の社会進出が叫ばれている昨今ですが、妊娠・出産を機に会社を辞める女性は今でもたくさんいます。特に第二子以降になると、さらに退職する率が増えているようです。あなたならどうしたいですか?今の会社にとどまって仕事を続けたいですか?辞めたいですか?

この記事では、妊娠が判明し、今の仕事を続けるべきか辞めるべきか悩んでいる女性に対して、考えるべきポイントをご紹介し、その選択の手助けができればと思います。「辞めた方がよい、もしくは、辞めない方がよい」という絶対の正解はありません。ですが、この記事を読んで少しでもこころの整理をつけていただければ幸いです。

事情は人それぞれ…正解なんてない

仕事を続けるか否かの判断基準は色々です。「今の仕事が好きだから続けたい」、「可愛い子どもと思う存分一緒いたいから辞めたい」、というポジティブな理由もあるでしょう。「借金があるから働かざるを得ない」、「子どもに障害があって預け先がない」、など切羽詰まった理由もあるでしょう。

人によって様々な事情や葛藤があります。それ故に、絶対にこうした方が良い、こうした方が幸せになれるという正解は存在しません。それは見る人によって変わりますし、また、時期やタイミング、こころの持ち用によっても変わります。確固たる正解なんてないのです。「正しい選択をしなきゃ」「間違わないようにしなきゃ」と思っているのなら、その考えは捨てましょう。

大切なのは「心底よく考えること」

人生すべてにおいて言えることですが、大切なのは「心底よく考えること」です。考えて考えて考え抜いた結果なら、たとえ上手くいかなかったとしても、後悔せずにすみます。その選択はその時のあなたにできる精一杯だったのですから、他に道はなかったのです。何度繰り返してもきっとあなたは同じ選択をするでしょう。

そう思うとちょっと楽になりませんか?今あなたにできる最良のことは、将来後悔せずに済むように「心底よく考えること」です。あなたにとっての仕事とはなんですか?あなたの人生の中で一番優先すべきことはなんですか?そういったことをじっくり考えていきましょう。

仕事を辞めるか辞めないかの前に…

昨今の流れでは、「妊娠・出産を理由に仕事をやめるべきではない。もらえる金額が全然ちがってくるから。」とか「仕事はやめるべきだ。子どもが不安定になるから。」とかいう論調が一般的です。それは確かにその通りで、どちらを選んでも生じるデメリットは数多くあります。ですがちょっと待ってください。そういった即物的なことを考える前に、本当はもっと大きなことから考えていかなければいけないのではないでしょうか。

それは即ち、「あなたにとっての幸せとは何か?」ということです。お金を稼ぐために生きているのではないですよね?子どもの世話をするために生きているのではないですよね?幸せになりたいから頑張っているのですよね?そこを取り違えると、自分の追い求めていた人生とは違った方向へ走り出してしまいます。改めて自分の内面とよく向きあってみてください。

考えてみてください

  • あなたにとって、人生で一番優先したいことは何か。
  • どういう時に幸せを感じるか。また、不幸を感じるか。
  • あなたの人生にとって絶対に避けたいこと、恐ろしいことは何か。
  • あなたが幸せになるためには、何を選び、何をあきらめるべきか。

それぞれの選択のメリット・デメリット

仕事を辞める場合にも辞めない場合にも、双方にメリットとデメリットがあります。選択の前にそれらをきちんと把握し、飲み込んでおきましょう。メリットもデメリットも踏まえてとことん検討し、あなたの幸せにとって何が重要か考えてみてください。

仕事を辞める(=専業主婦になる)メリット

  • 安心、安全な妊娠生活が送れる=仕事を続けるよりも出産事故のリスクが減る
  • 可愛い子どもとずっと一緒にいられる
  • 子どもの成長を一番近くで見守れる
  • 家事や育児のゆとりができやすい
  • 様々な新しいことに挑戦しやすい
  • ママ友のネットワークに入りやすい
  • 教育に熱心に取り組める環境なので、子どもの成績が上がる確率が高い(統計的に)
  • 夫との離婚率が下がる(統計的に)

仕事を辞めるデメリット

  • 産休・育休中に支給される手当がもらえない
  • 生涯賃金が圧倒的に減る
  • 将来、正社員としての再就職が難しくなる
  • 自分ひとりで生計を立てていけないので、夫に何かあったら窮地に立ちやすい
  • 夫の扶養に入るため、力関係に差がでる可能性がある
  • 自分ひとりの時間が持ちにくい
  • ママ友ができやすい分、トラブルにもあいやすい
  • 幼稚園や小学校の役員や当番に当たりやすい

仕事を辞めない(=保育所にあずける)メリット

  • 産休・育休中に支給される手当がもらえる
  • 専業主婦に比べて、生涯賃金が圧倒的に高い
  • 育児終了後もキャリアを積んでいける
  • 自分ひとりで生計を立てていけるので、夫に何かあっても大丈夫
  • 大変な分、夫との力関係には差が出にくい
  • 子どもを保育所に預けているので、自分の自由時間が持ちやすい
  • 自分の稼いだお金なので、好きなものを遠慮なく買いやすい

仕事を辞めないデメリット

  • 仕事を辞めた人に比べて、無事に出産できないリスクがつきまとう
  • 仕事以外の時間は家事と育児に追われて、時間的にかなり余裕がなくなる
  • 仕事では周りに迷惑をかけることが増えるのでフォローが必須
  • 出産が終わると同時に保活(保育所に入れるための活動)が必要
  • 子どもを保育所にいれるので成長を間近で見られない
  • 共働きにも関わらず、家事・育児の面で夫より負担が増える可能性が高い
  • 積極的に行動しないとママ友が作りにくく、情報が入りにくい
  • 子どもが不安定になりやすい(統計的に)
  • 夫と離婚しやすい(統計的に)

いかがでしょうか。どちらを選択してもたくさんのメリット・デメリットがありますね。ゆえに「どちらが得か」で選ぶのはあまり意味がありません。あなたにとって絶対に避けたいことがデメリットに含まれているのなら、その選択はしない方が賢明でしょう。あなたにとって一番優先したいことがメリットに含まれているなら、その選択をした方が幸せになれるかもしれません。自分の幸せと真剣に向き合ってくださいね。

それぞれの現実を知っておこう

仕事を辞めたら…、続けたら…。人によって様々なイメージがあるでしょう。ですが、そのイメージは本当に現実を見ているでしょうか?自分の都合のよいイメージになっていないでしょうか?単純なメリット・デメリットだけではなくリアルな現実の厳しさもきちんと理解した上で検討しましょう。

仕事を辞めた場合…専業主婦の現実

専業主婦というと、悠々自適で趣味を謳歌。夫の収入で労せず暮らせる。…というようなプラスのイメージがあります。実際、最近は「働きたくないから」という理由で専業主婦を希望する女性も多く、夢見がちなイメージに拍車がかかっているようです。ですがもちろん、現実はそんなに甘くありません。

とにかく専業主婦はお金がありません。昨今の不景気の中、夫の収入だけで悠々自適に暮らせる専業主婦はごくごく僅かです。夫婦のみの家族ならまだしも、子どもがいるならば、大抵どこの家庭でも余裕はないでしょう。多くの主婦がパートやバイトに出て、肉体労働をしています。家事も育児もやって、さらに結局働くのです。しかもとても薄給です。

もちろん謳歌できる趣味も限られます。お金のかかる習い事などは難しいでしょう。パートで稼いだお金はほとんど家計or教育費に充てられます。また、完全に夫や子どもにあわせた生活になるので、自分の自由時間や欲求はすべて二の次です。なかなかにストレスフルですね。

仕事を辞めない場合…兼業主婦の現実

兼業主婦というと、仕事の楽しさも女性の喜びもどっちもゲット!自分の人生を目いっぱい楽しむ。…というようなプラスのイメージがあります。この手のキャッチコピーはCMや広告などでもよく目にしますね。ですがもちろん、こちらも現実は甘くありません。

兼業主夫はとにかく時間がありません。特に朝と夜は戦争です。例えば夜は、会社が終わったらダッシュで帰宅し、洗濯物を取り込み、掃除機をかけ、ダッシュでお迎えに行き、子どもの夕飯を作って食べさせ、歯を磨き、お風呂に入れて、着替えさせ、寝かしつけ、自分と夫の夕飯を作って食べ、一日分の食器を洗い、入浴、就寝です。息つく暇もありません。これが毎日です。

そもそも共働きなのですから、家事と育児は夫と分担するのが筋なのですが、あまり期待はできないのが現実です。母親は時短制度や残業免除などが認められやすいですが、父親はなかなか難しいのです。必然的に女性の方が負担は大きくなりますので、そこは覚悟しておく必要があります。

子どもを言い訳にしない

昔から「3歳神話」はよく聞きます。「子どもが3歳になるまでは親がずっとそばにいた方がよい。それより前に親と引き離されてしまった子どもは、後々不安定になりやすい。」などという考え方ですね。確かに小さいうちは人格形成の大事な時期ですので、親との絆をしっかり深める必要があります。ですが、それを自分が仕事を辞める理由にしてはいけません。

3歳神話はあくまで神話。「絶対に何も問題はない」とは言いきれませんが、少なくとも保育所に入れたからといってすべての子どもに悪影響がでるわけではありませんよね。大切なのは親と子どもの間にきちんと信頼関係が築かれているか、でしょう。確かに専業主婦に比べてハードルは上がりますが、働きながらでもしっかりと子どもを育てることはもちろん可能なのです。

ですから、「子どものために仕事をやめる」は使ってはいけません。それは「働きながら子どもを育てる自信や根性が自分には足りないから、やめる」ということです。また逆に、「仕事が忙しいから子どもとなかなか向き合えない」も通用しません。それは「仕事のためには子どもを犠牲にしても仕方ないと思っている」ということです。

厳しいようですが、しっかり自覚しなくてはいけません。仕事を続けるかどうかを選択するのは子どもではなく親なのですから。子どもを逃げの言い訳に使ってしまうと、のちのち、自分の選択を後悔する可能性も出てきます。今はとにかく自分の性格や本質としっかり向き合い、逃げずに考えましょう。

自分の納得する幸せを選んで下さい・・・

妊娠・出産は女性にとって一大イベント。ですが本当に大変で大切なのは、その後ずっと続く生活です。これを機会に自分の人生を見つめなおしてみてください。自分にとってどんな生活が幸せなのか。どんな未来を望むのか。それによって選び取るべき選択肢はまったく変わってきます。

くれぐれも、損得ではなく、自分の幸せに必要な選択をしてください。損得を計算するのは自分の人生を考えるよりずっと楽ですが、必ずしも幸せには結び付きません。きっと後悔する日がやってきます。繰り返しになりますが、今あなたがすべきことは「心底考えること」です。心底考えた上で、幸せに結びつく選択ができることを祈っております。

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