女性に多い貧血、その原因とならないためにすることは

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女性の症状として多いものとして貧血があります。もちろん男性でも貧血はあるのですが、実際に貧血になったと人でその人が女性の方、ということが多いのではないでしょうか。

実際に男性よりも女性の方が貧血になりやすいです。貧血になると疲労になりやすいだけでなく他にも生活をしていく上で苦しくなる様々な症状が出ます。実際に貧血になっていることで、普段の生活が苦痛になっているという女性の方もいることでしょう。

ではそのような貧血は何が原因で起こって、どのように改善していけばいいでしょうか。

そもそも貧血とは何?

貧しい血と書いて貧血と読みますが、血液自体が少ないのではなく、血液の活動力が低下、更に言えば赤血球が不足していることが挙げられます。我々人間は体内で血液を巡らせることで、全身に栄養と酸素を行き渡せています。そうすることで体を活性化させて元気にさせているのです。

しかしそうなれば当然行き届かなければその部分の活力がなくなってしまいます。冷え性がありますが、あれも上手く届かずに体が温められないから起こるものなのです。

貧血というのはそうして血液の活動が低下して上手く体中に酸素を運べていないので起こります。特に脳に届きにくくなるのでそのせいで立ちくらみやめまいといった症状は起こるのです。

また血液としてもそのまま運べないとまずいので、力を、流れを強めて運ぼうとします。そうなれば当然体に負担がかかってしまい、特に血液の流れといえば心臓が担っているので、その負荷によって動悸、息切れが起こります。

女性に貧血が多い原因

貧血の原因としてよく言われるのが鉄分が不足しているということです。というのも鉄分が赤血球を作る助けをしていて、それで血液の活動力自体を活発化させているからです。それと鉄分だけでなくたんぱく質が不足するのも、赤血球を作る力を低下させる原因となってしまいます。

特に女性は体重を意識してかそういう成分を含む食べ物を避けてしまう傾向にあります。それで鉄分が不足してしまうということがあるのです。

また体中の血液が外に流れれば当然体内の活動の影響も出ます。男性の場合には怪我や病気に気をつければいいのですが、女性の場合はその体の構造上、月経を始めとした体外に血が出る出血が免れない時があります。

それと女性といえば出産がありますが、それでも当然大量に血が外に出てしまいます。更にはその後赤ちゃんを育てるために授乳をしなければならないのですが、あれは乳なのですが、女性の血でも構成されているので、血を与えているようなものなのです。

そうして血液が無くなる機会が多いからこそ女性は男性と比べて血を補うようなことをしなければならず、それで女性の方が貧血になるのが多いのです。

では貧血を予防するためにはどうすればいいか

鉄分とたんぱく質が足りないのなら摂取すればいいわけです。鉄分及びたんぱく質を多く含む食べ物は

  • レバーといった肉類
  • 煮干しやカツオを始めとした青魚といった魚類
  • 大豆や豆腐といったを豆類

があります。特に吸収量のことを考えると肉や魚は積極的に取っていった方がいいものになります。またビタミンCといった一緒に取ると相乗効果で吸収率がよくなるので、レモンを絞ったり、食後にデザートとしてキウイフルーツや柿、柑橘類を食べるといいでしょう。

ただ、だからといって肉や魚を食べ過ぎれば一緒に含まれているたんぱく質が溜まってしまい、それによって体内の脂肪が増えて肥満といったことになってしまいます。なので鉄分が欲しいからといって偏らせて食べずに結局は食事というのはバランスよく取ったほうがいいということになります。

それに鉄分自体も実は多く摂取していいものではありません。何故ならあまり摂り過ぎると体内に残ってしまい、それによって癌の元になる活性酸素というものになってしまうからです。

また鉄分だけなら、ひじきやパセリといった海藻類や牡蠣やアサリといった貝類、たんぱく質だけなら卵や牛乳を摂るのもいいでしょう。とはいっても吸収率のことを考えるとやはり肉や魚を食べた方がいいということになりますが。

後は肉や魚を食べるのでやはり運動するのが大事でしょう。そうでなければ鉄分の解消は出来たが、体内に脂質が溜まって肥満になってしまった。ということになりかねないのですから。

これで貧血は大丈夫…だと思いたいのですが、残念ながら実は鉄分が不足して貧血になっているわけではないケースも存在するのです。

葉酸は摂ってますか?

聞いたことがない人もいるかと思いますが、成分には葉酸というものが存在します。これは特に妊娠中には摂取したい成分なのですが、貧血になる原因として実はこの葉酸が不足しているという場合があるのです。

この場合には鉄分をいくら摂取したところで貧血は改善できません。なので鉄分とたんぱく質を摂取しても治らないのなら、こちらが原因で貧血になっている可能性が高いです。

葉酸を含む食材としては

  • レバー
  • うなぎ
  • ほうれん草やブロッコリー

といったものがあります。葉酸という名ではありますが、葉があるものに含まれているとは限らず、見ての通り実は肉類であるレバーが含まれているので、レバーを食べていれば鉄分不足でも葉酸不足でもどちらでも対処できるということになります。

ただ、一方で普段の食事で必要量を摂取するのは難しいということもあります。なので場合によってはサプリメントを利用するといった方法も取ったほうがいいかもしれません。

・まとめ

見ての通り貧血の全体的な原因としては食事をバランスよく摂れていないというところにあります。なので自分が貧血気味だと思う方はまずは自分の普段の食生活から見直したほうがいいのかもしれません。

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