20代で初めての部下を持つとき、最初に悩むのがその叱り方でしょう。今の若い新入社員は悟り世代と言われて、バイタリティーのないと言われる世代です。ゆとり世代といわれる今の20代中盤から後半の世代にとっても、自分たちより扱いづらいと感じる世代なのではないでしょうか。
さとり世代は怒られることを嫌います。たださえ少ないモチベーションやバイタリティーが、怒られることでさらに低くなってしまうのです。しかし仕事上で上司となったのです。時には注意をしなければならない場面もあるでしょう。そんな時どう注意したらよいかわからなくなってはいませんでしょうか。
今回はそんな初めての部下に対する上手な注意の仕方をご紹介いたします。怒られる方のやる気をそがずに、より頑張ってもらえる上手な叱り方、注意の仕方ができるようになって初めて一人前の先輩・上司です。
何か悪いことがあった時だけ話しかけて、注意するのでは、相手も身構えてしまい、こちらの意見を素直に聞き入れることが出来なくなります。そんな時に普段その部下とどのように接しているかが大事になってくるのです。
そうすることで褒められるクセがついてくるので、声をかけられた時に、自然とまた褒められると思うようになります。しかしその状態で注意をされたらどうでしょう。普段優しい先輩に怒られた事も心に残り反省しますし、さらに褒められると思っていたのに怒られたことで、その心のギャップも強く心情に残り、今後気を付けようと思うようになります。
普段より褒めるクセを付けておくことは、このようにあらゆる面で見ても有効なのです。
たとえば『何でこんなこともできないの?』ですとか『これやっといてっていったよね?』などというような高圧的な言い方は絶対にNGです。物事には適切な言い方というものがあります。今の若い世代には優しく注意するようにしましょう。
さすがに5回も6回も同じミスが続くようであれば高圧的に叱責してしまうのも仕方ありませんが、1回2回のミスでこれだけ高圧的に叱責するのであれば、上司として、先輩としての点数は0点です。
注意するのは注意する方も気まずいものです。30代40代で仕事にも、先輩・上司としての立場にも慣れている方々ならまだしも、初めての部下・後輩でこちらもまだまだ勝手がわからないとなれば、気まずく思うのは仕方ありません。
しかししっかり目を見て注意しないと人は怒られた事が印象に残らないものです。ちゃんと印象に残しつつも、しっかり改善していってもらうようにするためには目を見て注意する癖をつけておきましょう。
したがって、普段より目を見て会話をし、いざという時のためにいい印象を与えておきましょう。
以上、若い後輩に仕事で上手に注意する方法3つのご紹介でした。
怒る方にも相手の事を尊重してあげる義務があります。すこしでもやる気をそがずに、もっと頑張ろうと思ってもらえるような注意ができるように、是非参考にしてみてください。