社会人になると、学生の頃とは違い、私生活にかける時間はグンと少なくなります。そうなると、恋愛のチャンスの幅も比例して少なくなるものです。
できれば、良い恋愛に発展させたいところですが、一般的に出会った場合と違い、そのアピール方法などは、慎重に時と場所を考えて行う必要が出てくるのです。
社会人になれば、出会いの場も限られてきますから、毎日多くの時間を費やす場所でお相手を見つけるのも賢い方法です。それに、毎日あっていれば、接触が多くなりますから、お相手が自分に本当にあっているのかを的確に見極めることもできる効率的な出会いの場でもあるのです。
でも、やはり職場は職場です。ストレートに思いをぶつけては、相手の迷惑になることもありますし、お互い職場に行きづらくなってしまったり、さらには、周囲を巻き込んだ大騒動になってしまうことだってあります。
社内恋愛の難しい理由は、
等があげられます。
そうならないためにも、あなたが片思いしている彼とあなたの関係を考えることです。関係というのは、「二人の職場での立場上の関係」です。これをきちんと把握しておかないと後で、「そんなつもりはなかったのに。」ということが起きてしまうことがあるのです。
二人の関係が「同僚」であるならば、ある程度、同等な立場だといえます。会話をするときにも仕事上は丁寧語で接していても、休憩時間などはタメ口になることも多いはずです。
なので、何か嫌だなと思った質問などは、「そんなこと聞かないでよー。」などとお互いに軽く逃げることもできますので、相手が不愉快だと感じる質問はなんとなく把握できるはずです。
相手が嫌だと感じていると分かれば、あなたもそれ以上の質問をすることはやめておきましょう。同僚であれば、故意に相手が嫌がる質問や行為を繰り返さなければ、セクハラなどには発展しづらく、あなたもブレーキが利くはずです。
より注意しなければならないのが、あなたと彼との間に上下関係があるときです。あなたが彼よりも職場で、上の立場であるときには要注意ですね。彼の上司、先輩などの立場であれば、彼は職場でも休憩時間中も丁寧語や尊敬語を使うはずです。
言葉上だけでなく、あなたからの質問や要求に対しても彼は非常に断りづらい立場にあります。嫌な質問、不愉快な行為をされたとしても、はっきりと彼から断れないことがあるのです。
それを無視して、あなたの思いばかりを押し付けた場合、彼にとっては「あなたからセクハラ的なことを受けた。」という気持ちしか残らなくなってしまいます。
立場が上であれば、彼の様子をちゃんと伺いながら、アピールをする必要が出てくるのです。
職場には、無数の目と耳があることを忘れてはいけません。片思いのうちというのは、彼の気持ちをこちらに向けさせたいわけですから、それとなくアピールしたくなるのは分かります。
なので、周囲の目があるにもかかわらず、あからさまに彼の前では態度を変えたり、言葉使いを甘えた感じにしてみたり、妙に二人きりになろうとしたり、などはやめておきましょう。
「好きなんじゃないのか?」くらいの噂であれば、まだマシだと思ったほうがいいかもしれません。噂が先に立ってしまい、彼との恋愛は上手くいかなくなってしまうかもしれません。
でも、「あの子は、男好きだ。」なんて噂を立てられてしまったり、片思いの彼が上司であったりする場合、「出世のために色仕掛けしてる。」なんていわれてしまったりすると、あなた自身が会社に居づらくなってしまうこともあります。
「ただ単に,会社で人のことを好きになったというだけなのに、こんな仕打ちはひどい!」と思うことでしょう。しかし、会社にはいろんな人が居るのです。そして、毎日通う場所だからこそ、人に関する噂というのは、皆が興味を持つ話題で、それが本当か嘘かにかかわらず、広まりやすいのです。
何もないのに、ねたみや嫉妬から立てられてしまう噂もあります。しかし、こういった類の噂は、周囲の人たちが客観的に見て、「それはない。この噂は嘘っぽい。」と感じれば、消えてなくなることが多いのです。
でも、実際にあなたの普段の行動に問題があれば、周囲も「やっぱり!」となってしまい、真実でなくても、「本当っぽい噂」として広がっていってしまうのです。
仕事を通じて、彼といろいろと話すようになれば、自然とお互いのプライベートについてもちょこちょこと日常会話の中から話すことができるようになります。
仕事上の話をメインにしていれば、周囲も不思議に思わずに、変な噂を立てられる心配もありません。社交辞令的に、日常会話も織り交ぜながら、仕事の話をすることはよくあります。
その後、会社でのイベント、飲み会や旅行、スポーツ的なイベントを通じて、彼に急接近を試みてみましょう。会社の飲み会などでは、一度、その席に座ってしまうとなかなか別の場所に移りづらい場合が多くなります。
そうなると、彼と会話をしたいと後から思っても、難しくなってしまいますね。なるべく彼の座っている席に近い場所をキープし、話が沢山できるようにしましょう。
飲み会などは、その場を盛り上げるためにもお互いに沢山話をしようとしますので、あなたと彼が話していたとしても、周囲にもおかしいと思われることはありません。
できれば、仲良くなれたあたりで「今度、〇〇クンが言ってたお店の詳しい名前とか、地図とか分かったら教えて!」なんていいながらメールアドレスの交換をしておくといいでしょうね。
また、飲み会などでは「酔っ払った振り」ができるのもいいでしょう。皆、結構ハイテンションになっていることが多いので、少しのことは気にしません。
例えば、パワースポットのご利益写真などを用意しておいて、周囲の複数の人とメアド交換し、いっせいに送るからといえば、それとなく彼のメアドを手に入れることもできますね。
会社と言っても、社会人になれば毎日通う場所は、職場くらいになります。そうなれば、自然と仲良くなる友人も、職場の友達が多くなることでしょう。
社内の友人に話してしまったばっかりに、あなたの気持ちが社内に広まり、噂を立てられ、彼や社内の友人とまで気まずくなり、恋も友情も、失い、おまけに職場にまで通いづらくなったなんてことになってしまうリスクがあるのです。
「普段から仲良くしているし、信頼の置ける友人なのに、何でいけないの?」と思うことでしょう。しかし、その友人に恋愛相談をする場合、社内になってしまうことが多いことが問題なのです。
友人と顔を合わせるのも社内になるので、日ごろの悩みをこまごまと相談するには、社内やその周辺に限定されがちになります。
本当に仲良くしている間柄であれば、「絶対に内緒にして!」といわれれば、約束を守ってくれる人がほとんどでしょう。
その人自身は約束を守ってくれたとしても、あなたが相談した場所が悪ければ、たちまち噂として社内にいっせいに広がるのです。
社内では、友人と二人きりだと思いがちな場所、ロッカーや休憩室、トイレなどで悩みを相談しがちです。しかし、これは危ない場所です。壁越しに単語がいくつか聞こえてきただけでも、職場の状況をよく知る社内の人に聞かれれば、おおよその話の内容の見当がつくものです。
また、二人きりだと思っていても、実はトイレに人が入っていたということもありがちですね。
また、社内以外の普段の外でのランチ場所も危険です。社外でランチするとなれば、社内の人が通う場所は限定されます。社内の人が居ないと思っていても、後ろの席に気がつかないうちに人が居たりしたら、全て話が聞こえてしまうことになります。
友人は約束を守ったのにもかかわらず、あなたは友人に裏切られたと勘違いすることになりますし、彼との片思いも上手くいかなくなってしまうことがあるのです。
そんな状況にならないためにも、社内恋愛の悩みは、社内の友人には話さないようにしたほうがいいですね。できれば、仕事とは関係のない学生時代からの友人などに聞いてもらうのがベストでしょう。
どうしても、社内の友人に聞いてほしいのであれば、遠出をした旅行先等で話をするものおすすめです。
とにかく、社内での相談やランチついでになんていうことは、やめておきましょうね。
社内恋愛は、難しい部分もありますが、マナーややってはいけないことを守れば、ちゃんと成就するはずです。
社内では、噂がとくに曲者で、せっかく成就するはずの恋愛もお互いに気まずくなり上手くいかなくなってしまうことがありますので、注意しましょう。