バストの問題で多いのが「サイズ」や「形」。もっと大きくしたい、もっと上向きバストにしたい…と思っている女性は多いですよね。
しかし、密かに多い悩みが「乳首の黒ずみ」です。
「私胸が小さいんだよね~」「なんか胸垂れてきちゃって」なんて笑いながら相談出来るバストの大きさや形に対し、乳首が黒くて悩んでいるなんて恥ずかしくてだれにも相談できないですし、相談したとしても馬鹿にされそうでいやですよね。
しかも「遊んでみられる」という嫌なイメージもありますからから、この黒ずみをなんとかしたい!と思う方は意外と多いのではないでしょうか。
そこで今回は乳首が黒ずむ理由、そして解消方法についてご紹介します。
原因を解消する前に、まずはどうして乳首が黒ずんでしまうのか?という点を探っていきたいと思います。
原因を知らないと対策も取れないですよね。…とはいえ、確実に「コレだ!」と言える部分は、実はないんです。
現在乳首が黒ずんでしまう原因として考えられているのは、
です。それぞれどうしてなのか、理由を簡単にですが解説していきますね。
最初は加齢による乳首の黒ずみです。人間は若ければ新陳代謝が活発ですが、20歳を超えてくるとどんどん代謝が衰えてくるのは周知の事実かと思います。年齢を重ねていくことで顔にもシミが出来たりしますよね。
それと同様に、バストトップ部分もターンオーバーの周期が長くなり、本来いらないものとして剥がれ落ちていくはずの角質が代謝の低下によってとどまってしまうため、乳首も黒ずんで見えてしまうのでは?…というものです。
ただ、高齢になるとメラニンの生成量が少なくなるため黒ずみが解消される傾向にあるようです。
次は摩擦です。服を着ていると腕などが大小にかかわらず摩擦を受けることは意識はしていなくとも知っているかと思います。
バストトップに対してもそれは同様で、服などが擦れたりすることで摩擦が起き、皮膚(この場合は乳首ですね)を守るためにメラノサイト(メラニンの素)を生成するため黒ずんでしまう…というものです。デリケートゾーンやビキニラインの黒ずみも摩擦が多い部分ですから、うなずけますね。
授乳の刺激でも黒くなることがあると言われたりしますが、それも赤ちゃんが吸うことによる刺激から守ろうとしてメラノサイトを生成している可能性があります。
また、ノーブラの時間が長いと摩擦が多くなり黒ずむ可能性が高くなるという話もあるので、家に帰ったらすぐノーブラという女性は要注意。
女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類からなっています。このバランスが崩れたり、過剰に分泌されたりすると乳首の黒ずみの原因となってしまうことも。
女性ホルモンはメラノサイトを生成を助ける(刺激する)働きを持っていますから、ホルモンバランスによっては乳首の黒ずみに影響があると言えるんです。
女性ホルモンには、
卵胞ホルモン、黄体ホルモンの2つがあります。
このうち黄体ホルモンの方が多く分泌されていると、メラニン色素が発生しやすくなるのです。
月経や妊娠・出産、それから精神的なストレスなどでホルモンバランスが崩れてしまうと、メラニンの発生でいつもよりも乳首が黒くなりやすくなります。
実際に「初潮を迎えた後に乳首が黒くなっていった」という経験のある女性は多くいます。
また、普段のバランスだけではなく、妊娠中など女性ホルモン分泌量などが大きく変動する時期(ちなみに妊娠中はホルモンの分泌量が増加します)にもメラニンの生成が増加して乳首や乳輪が黒くなっていくことがあるようです。
よく「異性関係が激しいと乳首が黒くなる」なんて言われていますが、それは全くの迷信です。
そもそも人はもともと保有しているメラニンの量が違います。同じ黄色人種ですが、ちょっと肌が黒めの人、逆に白めの人がいますよね。それはもともと持っているメラニンの量が多いか少ないかの違いです。
それと同様に、乳首のメラニン量も違うので、個人差が大きくでるというわけ。
また、色素沈着しやすいかどうかでも乳首の色の違いの原因になります。日焼けしても赤くなって終わる人は色素沈着がしにくく、逆にすぐ黒くなってしまう人は色素沈着をしやすいと言えます。
乳首の色が黒くなるのは色素沈着が原因とも言われていますから…もうおわかりですよね。
セルフケアに比べると非常に費用はかかりますが、それでも確実性はそれらに比べて高いと言えます。
どうしても黒ずみを解消したい、なんとしてもバストトップをピンクに戻したい!という方は考えてみるのもいいと思いますよ。
これまで身体の外から働きかける方法をご紹介してきましたが、それだけではなく体のなかから働きかけるというのも有効です。
乳首の黒ずみの原因のひとつが「ホルモンバランスの乱れ」。黒ずみを気にしすぎてそれがストレスになり、さらに状態を悪化させている可能性も考えられます。
身体の外からよりも身体の中から働きかける方が時間はかかりますが、それでも併用することでより早く改善されていくはずです。
では具体的にどのような成分を多く摂取していけばいいのかというと、それはビタミンです。
ビタミンといえば美白に効果がありますよね。ようは乳首だって美白で元の色に戻るはずなのです。
特に、ビタミンCがいいでしょう。ビタミンCはビタミンの中でも特に美肌に効果的な成分ですよね。さらに摂取するにもビタミンC何ミリグラム配合と書かれた食品が多く、目安として摂取しやすいです。
そうして自分がどのくらいの量摂取しているかということを知ることで、「きちんと摂取しているから大丈夫」と自信がつきます。プラシーボ効果かもしれませんが、特に身体の中で働くものに関してはその効果がより活きてきます。
せっかく摂取したビタミンを、本来の実力以上に働いてもらうためにも、アセロラジュースやザクロジュースなど、わかりやすくビタミンCを強調しているアイテムを摂取していくようにするといいでしょう。
またビタミンEにも肌の黒ずみを改善・予防してくれる効果があるので、アーモンドなどをたくさん摂取していくといいでしょう。最近ではアーモンド豆乳という、ビタミンEも摂取できて女性のホルモンにも良いように作用してくれる万能飲料もあります。
両方とも適切に摂取していくことで、迅速な改善を目指していきましょう。
ビタミンだけではなく、女性ホルモンの働きを助けてくれるような食品もおすすめです。
やっぱり有名なのは「イソフラボン」を含む大豆製品ですね。それ以外にも乳製品もオススメ。ヨーグルトパックを考えている方は、それを口からも取り入れることを考えてみてください。
ストレスがたまると女性ホルモンの働きが鈍ってしまいますので、黒ずみだけでなくお肌のツヤや髪の毛のツヤなどにも影響が出てきます。
しっかりと女性ホルモンをサポートしてくれる食品の摂取も忘れないようにしましょう。
食べ物などとはちょっと違いますが、先ほど「遊び人だから乳首が黒くなる」のは迷信と言いました。実際科学的根拠などは一切ありません。
しかしそれがまるで常識のように語られていることもまた事実です。
万が一思っていたとしても言わない、こちらの乳首が黒いということを、平気でそういったことと絡めて言ってくる人もいないわけではありません。それゆえに傷つき、コンプレックスな思いを余計に強めてしまった人もいるでしょう。
コンプレックスというのはその本人しかわからないものですし、はたから見たら『なんだそんなことか。』と思うようなことも多いですが、本人にとっては本当に心に深い闇を落とす、やっかいなものですよね。
しかしそんな言葉はできるだけスルーしてください。仮に男性が言ったとしたら、そんな男は振ってしまいましょう(笑)。
ちょっとした肌の色の違いと同じで、自分で決めた色ではないのですから。
乳首の黒ずみの解消方法についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
慌てて「クリニックに予約をいれなきゃ!」「美白化粧水を買わなきゃ!」なんて焦らなくても大丈夫です。まずは自分で出来そうなことからやってみましょう。
レーザー治療でさくっと終わらせてしまうなら別ですが、ヨーグルトパックにしろ美白アイテムを使うにしろ、セルフケアで乳首の黒ずみを解消しようと思う場合は1日2日で驚くべき結果が出ることはありません。
焦らずコツコツとケアをしてターンオーバーを待つことが基本になります。
まずはセルフケアでやってみて、それでも効果が出なかったら美容皮膚科や美容クリニックにいく、という結論でもいいと思います。
でも、乳首の色なんて人それぞれ。ちょっと切ない話ではありますが、他人はあまり人のことを気にしていないものです。
気にしすぎてストレスをためてしまうのは逆効果。気楽にケアのひとつとしてやるくらいのスタンスでいいと思いますよ。