ギャンブルに借金は大きく関係!ギャンブル依存症なら病気改善と債務整理で解決!
ギャンブルは借金と強い結びつきがあると言われています。「パチンコや競馬にのめり込んで借金はよく聞く」と何となく想像できますが、ギャンブルがやめられなくなり自分でコントロールができなくなったら病気なんです。
ギャンブル依存症はどんな病気なのか?どういう原因でどんな人がギャンブル依存に陥りやすいの解説します。家族や知人がギャンブル依存…治療法や相談先も知りたいですよね。
また、ギャンブルから抜け出せず借金を繰り返すというケースもあります。気づいた時には、返済が難しい場合も…。ギャンブルが原因の借金でも債務整理はできるのか?借金問題解決についてもお話します。
ギャンブル依存症は病気…欲求のコントロールが困難になる
依存症とは、特定の何かを「やめたいけれどやめられない」自分ではコントロールできない、歯止めがきかない状態です。ギャンブル依存症もその1つであり病気です。
ギャンブル依存症はどんな病気?
詳しく見ていきましょう。
- 必要以上にのめり込んでしまう
- ギャンブルで勝とうが負けようが強い刺激を求めて繰り返してしまう
- 脳内でドーパミンという快楽物質が分泌され興奮やスリルを求める
- 中枢神経が低下しより強い刺激を求めてしまう
- 欲求のコントロールが不可、常に頭の中がギャンブルでいっぱいになる
依存症は誰にでもなる恐れがあり決して他人事ではありません。日本でも500万人いると言われています。
ギャンブル依存症が及ぼす影響は?
- ギャンブルを続けるために借金をする(金銭トラブル)
- 仕事など集中力がなくなる
- 食事や睡眠など生活リズムが乱れ不健康に
- ギャンブルをとがめられ家族間トラブル(離婚など)
- 精神的に不安定になる(イライラや不安)
ギャンブル依存症は、日常生活や社会生活が正常に送れなくる病気ということです。しかし本人が「ギャンブル依存症かも?」と自覚は少ないようです。家族などまわりが気づいたら専門家などに相談するなど早めの対処が肝心です。
ギャンブル依存症の治療法や回復させるためには?
家族やまわりが気づいたらできることはどんなことでしょうか。
【治療法や改善する為にできること】
- 治療薬や特効薬はない
- 「意思が弱い」「ダメなやつだ」など根性論やとがめるのは悪化するのでNG
- お住まいの保健所や相談センターに相談
- 心療内科ギャンブル専門外来など通院、入院治療など
- 自助グループの参加
- 1人で悩みを抱え込まない環境作り
風邪のように薬での治療法はありません。ギャンブルから遠ざける行動の認知やリハビリなどが大切です。本人が専門外来など拒否する場合は家族でも受診できます。
「あなたが悪い」と責めたり、借金を代わりに返済するなどは状況を悪くしますので、「病気だから治療して自分を取り戻して欲しい」と尊重しながら対応をしないといけません。
○○な人はギャンブル依存症に要注意
ギャンブル依存症に陥ってしまいやすいタイプや性格があります。
【ギャンブル依存症が注意な人とは?】
- ストレスや不満が多い
- 感情を内に貯め込み発散できない
- 親やまわりの人がギャンブルをやっていた(幼少の頃から見て育った)
- 勝負事が好き、負けず嫌い
- 借金を抱え、一攫千金を狙いギャンブルがやめられない
- 返済が無理になっても、我慢をして相談しない人
日常でストレスが多く不満や感情を表に出せない人が、ストレス発散方法としてギャンブルにのめり込むきっかけになることもあります。
小さな頃から親がギャンブルをしている姿を目の当たりにしていると、ギャンブルに対して抵抗がなくハードルが低いと感じます。ギャンブルが生活の一部、当たり前になってしまいます。
負けず嫌いで賭け事が好き、「今日なら勝てそうだ!」とズルズルと依存症になってしまいます。
借金を元から抱え、返済のために大穴を狙う!勝ったお金で借金を返せばいいという考えも危険です。さらに、ギャンブルをして借金を抱えている人には特徴があります。
- まわりに助けを求められない
- 自分で解決しようとする
- 他人に甘えられない
ギャンブル依存症で借金を抱えたら早めの解決が大切
ギャンブル依存症から回復する為には専門的治療が必要になります。借金を抱えている、返済ができない場合も借金問題を解決しないといけません。
- 返済が滞納している
- 借金額が大きい
- 闇金融から借金をしている(取り立てにあっている)
- 家族や会社などに連絡がいっている
借金をしてでもギャンブルがやめられない心情とは?
- お金がなくてもギャンブルがしたい
- 借金をしてでもやめられない
- ギャンブルで勝てば借金は返せる
- ギャンブルのためなら闇金融からも借金は平気
上記のような場合は、ギャンブル依存の治療と並行して借金問題も早急に解決しないといけません。弁護士が司法書士、借金問題に力を入れている専門家に相談しましょう。「債務整理」を行えば借金問題は法的に解決できます。
ギャンブル依存症で借金を抱えている場合、家族が「肩代わりしてあげたい」と思うかもしれませんが良くないことです。厳しいですが、借金問題は本人に解決させないと意味がありません。
取り立ての電話は専門家に相談すればすぐに止まります。闇金融からの借金は返済義務はありません。しつこい取り立てなども、闇金業者の対応に強い弁護士に依頼すれば止めることができます。
債務整理①任意整理
任意整理は借金の理由がギャンブルでもできます。利息が重なり借金返済が困難な場合に行うと、利息分を減額できます。残りの借金を3年程度で返済します。
- メリット…借金が減額され毎月の返済が楽になる
- デメリット…新たな借り入れ、新規でクレジットカード作成ができない、ブラックリスト掲載など。
- 条件…必ず返済できること。ギャンブル依存症の場合、ギャンブルを絶ち安定した収入を得られることが絶対条件。
- 向いている人…借金額よりも利息分の負担が多い人。
債務整理②個人再生
個人再生は裁判所に認められると、借金総額が1/5まで減額されます。減額された分は3年で返済します。
- メリット…住宅や車は手放さなくても良い。
- デメリット…官報、ブラックリストに5~10年掲載される。
- 条件…任意整理同様、減額された借金は必ず返済が絶対条件。仕事を続け収入をきちんと得ること。
- 向いている人…借金総額が多く返済が困難な人、住宅は手放したくない人(住宅ローンがあっても返済を継続すればOK)
借金が免除される自己破産は認められない場合がある
自己破産は、裁判所に認められると借金が全額免除されます。借金を返済しなくても良くなります。ですが、ギャンブルが理由の借金は免責不許可事由に当たります。自己破産ができないということになります。
しかし反省や今後の人生をやり直せると裁量免責制度で認めらると自己破産ができます。自己破産を希望するのであれば、借金問題に特化した専門家に相談しておくとよいでしょう。
ギャンブルで借金をしない取り組みが大切!
ギャンブルは病気だと理解して、これまでの行動を変えていかないといけません。
- お金を持ち歩かない
- まわりはお金を貸さない
- 不安な気持ちなど家族や自助グループで打ち明ける
- 趣味を見つける
- ギャンブルに何を求めているのか考える
「ギャンブルと借金」を繰り返さないように、焦らず取り組むことで回復へ向かうと言われています。
ギャンブル依存と借金は結びつが強い、並行して早めに解決策を探すべき
ギャンブル依存は病気です。やめたいと思っていてもやめられず苦しい思いをします。それは決して本人が悪いから、精神の弱さではありません。責めるのはやめましょう。
ギャンブル依存症の治療と並行して借金問題も解決策を見つけましょう。ギャンブルと借金から決別できるよう本人の頑張りも重要ですが、家族やまわりのサポートも必要です。悩みや不安は専門外来、自助グループに聞いてもらいましょう。
悩みを1つずつ解決しながら回復へ向かうことを期待できます。まわりのサポートを受けながら焦らず進むことが大切です。