30歳を過ぎるとお肌だけではなく髪の毛の乾燥も深刻になってきます。パサつきや抜け毛が年齢とともに増えるのは、女性ホルモンのエストロゲンが30~35歳を境に減り始めるからだと言われています。
しかし「女の命」とまで言われている髪。少しでもきれいにしたいですよね。そこで自宅で簡単に出来るヘアケアを紹介します。
お風呂に入る前にブラシで髪を梳かし、ほぐしておきます。こうすることによって髪の汚れが表面に浮き上がり落ちやすくなります。洗うときはまずお湯で十分に髪を濡らします。
髪の毛の汚れは泡が落としてくれるので、ゴシゴシこすらないようにします。地肌を中心に洗い、後頭部や前髪の生え際も忘れないように洗います。すすぎは丁寧に、少しやりすぎなくらいでちょうど良いです。泡が残るとかゆみの原因になるのでしっかり流します。
全体に行き渡ったらホットタオル&シャワーキャップの出番です。熱めの湯に浸け絞ったタオルを頭に巻き、その上にシャワーキャップをかぶります。このまま5分~10分、トリートメントを髪の内部まで浸透させます。その後、しっかりすすぎます。
時間はおかなくても大丈夫です。これでトリートメントの栄養を閉じ込めるのです。
タオルドライも丁寧に、ゴシゴシせず優しくタオルに挟んで水分を取ります。硬いタオルだとそれだけでキューティクルが傷んでしまうのでやわらかいタオルを使います。
ある程度乾いたら生え際から毛先に向かって、手ぐしで整えながら乾かします。乾いたら最後に冷風を当てて冷まします。冷風を当てることで広がりを抑える効果があります。そして仕上げにもう一度流さないトリートメントを毛先中心に付けて終わりです。
昔から海藻類は髪に良いと言われています。もちろんそれだけを食べていればきれいな髪になれるというわけではありませんが、髪のためには食べ物がとても重要です。
一度傷んでしまった髪は元には戻りません。これから生えてくる髪のために「バランス良く」食べることを心がけましょう。
毛髪の主成分はタンパク質です。肉、魚、卵、乳製品などの動物性タンパク質と豆類、穀類などの植物性タンパク質をバランス良く摂りましょう。
タンパク質を体内に取り込むために必要なビタミン。緑黄色野菜、青魚は意識して摂るようにしましょう。オリーブオイルやゴマも血液循環をよくするビタミンEが豊富なので、野菜などと一緒に食べると良いです。
血行をよくして新陳代謝を活発にするアルカリ性食品は毛根へ栄養を送ります。
自律神経を正常にし、心と体の疲れを取ってくれる睡眠。睡眠不足が続くと体だけではなく髪にも悪影響を及ぼします。頭皮の細胞や毛母細胞が修復しないので、新しい細胞が作られず髪がやせて抜け毛が増えます。
髪には食事や睡眠といった内からのケアとシャンプー、トリートメントなどの外からのケアが必要です。
たまには美容室で時間をかけてケアしてもらうのも良いですが、お子様が小さかったり、家事仕事に忙しかったり、なかなか自分の時間が取れない方も多いと思います。
自宅でのヘアケアは時間も手間もそんなにかからないので、毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。パサパサ広がった髪より、ツヤのあるまとまった髪のほうが、自分をより健康的で若く見せてくれます。髪の印象はとても大きいのです。