いつの世も起きてしまうのが、女性同士のバトル「嫁姑問題」。結婚するときは、旦那様のお母様に気に入られるお嫁さんになりたい!と思っていても、月日がたつと、だん
だんと摩擦が生じていくる事が多いもの。
好かれるお嫁さんになりたいと思ったら、まずは、お姑さんに何かを望む前に、お嫁さん自身の考え方をポジティブ思考に変えることが大切です。
広い心を持って過ごしていると、些細なことが気にならなくなりますし、お姑さんとのいざこざも、意外とあっさり解決するかもしれません。
お姑さんのことで悩んだ時に是非実践してほしい、ポジティブな考え方をご紹介します。
お姑さんとの良好な関係を築くためには、お嫁さんが広い心をもつことが大切です。
そもそも、お姑さんとはまったくの赤の他人です。お姑さんにとっては、息子さんがかわいくて仕方がないのですがら、息子さんに愛されているお嫁さんに嫉妬心を抱くのは
どうしようもないことであり、対立しないほうが不思議なのです。
そのように割り切ってしまえば、お姑さんの行動は仕方がないもののように思えて、腹も立たなくなりますよね。そして、ちょっとお姑さんに親切にされただけでも舞い踊り
たい気持ちになるでしょう。
人間のだから、なんでも完璧にこなすことなんてできっこありません。それに、炊事洗濯をなんでも上手にこなしてしまうスペシャルなお嫁さんよりも、お姑さんにいろいろ
質問したり、相談するお嫁さんのほうが可愛げがあって気に入られます。
また、例えば、お嫁さんは仕事が忙しくて、お姑さんに家事全般をお願いしている場合は、「私は忙しいのだから、家事をやってもらって当然よ。」と開き直るのではなく、
「ありがとうございます。」「とてもおいしかったです。」などと、感謝の気持ちを忘れずに伝える気配りが大切です。
姑さんの家事の仕方が、お嫁さんのやり方とあまりに違っていて、文句を言いたくなることもあるかもしれません。こんなときは、「お姑さんは、結婚も育児も経験した人生
の大先輩だ」と考えるようにしてみましょう。
時には、お姑さんを認めて、褒めてあげることも大切です。誰だって、褒められたり頼りにされたらうれしくなりますね。お姑さんのことや、お姑さんの息子さんである旦那
さんを褒めてあげると喜ばれます。ちょっと気を利かせて、旦那さんがお姑さんのことを褒めていた、などと話すと、お嫁さんの好感度はかなりアップしますよ。
お姑さんからいろいろと注意されたり、嫌味を言われた時、賢いお嫁さんであれば、言い返したい気持ちをぐっとこらえて、やりすごすことでしょう。たとえ本心ではなくと
も、にこやかに「その通りですね。」などと言って、お姑さんの意見を聞いてあげると、もめ事にならずに済みますね。
しかし、確かにお姑さんを立てることは大切ですが、いつも言いなりになっていると、精神的に疲れてしまいます。言えないまま悶々と過ごしていると、不満がつのったまま
の状態が続き、かえってお姑さんとの関係がおかしくなってしまう可能性も。譲れないことは譲れないと、はっきりした自己主張をすることも、時には必要です。
お姑さんとの関係で悩み、頭がいっぱいになりそうなときは、自分の視点を変えてみましょう。将来の自分にタイムトリップしてみるのです。
自分がお姑さんと同じくらいの年齢になった時のことを想像してみて下さい。息子(娘)さんが連れてきた配偶者と、笑顔で話している自分の姿を思い浮かべることができま
すか?
年老いたあなたは、子供たちやお孫さんに囲まれて、幸せに暮らしたいと願っているはずです。未来の自分が、子供たちにしてほしいと思っている態度を、あなたは今、お姑
さんにしてあげていますか?
時には自分で自分の行動を見つめ直し、冷静に考えてみることも大切です。
最近は、働きながら子育てしたい女性が随分と増えましたね。保育所が見つからず、子供を預かってほしいという理由から、同居を望む夫婦も増えています。確かに、同居す
れば、家事を分担してもらえたり、経済的にも助かるなどの良い面もたくさんあります。
しかし、今は別居していて、お姑さんとの関係は良好だとしても、一緒に住むとなれば、お互いの些細な行動が気になったり、悩みのたねになってしまうもの。お姑さんに対
するストレスが原因で病気になったり、離婚にまで発展するケースはたくさんあるのです。
マイナス思考の人の同居は、メリットよりもデメリットの方が多くなってしまいます。同居と別居、どちらの選択肢も選ぶことが可能でしたら、同居をしないようにするのが
得策と言えます。
お姑さんは、お嫁さんよりも長く人生を歩んでこられた大先輩。ですから、長年培ってきたお姑さんの価値観を変えることは到底無理なことです。お嫁さん
自身が広い心をもって、お姑さんとの関係を良いものにしていこうと努力するしかないのです。
「嫁姑問題」は永遠のテーマであり、難しいと思われがちですが、同じ女性同士であるからこそ、お互いの気持ちが分かりあえる可能性は十分にあります。多少のこと
は多めに見る懐の広さを身につけて、賢いお嫁さんになりましょう。