髪の毛は正しいケアをしないとすぐに痛んでしまいます。髪の毛の長さに比例してどんどん痛んでいく髪の毛。髪の毛を伸ばしていくと、どうしても切れ毛や枝毛が増えていくものです。
女性であれば、一度は美しいロングヘアに憧れたことがあるのではないでしょうか。しかしただ髪の毛を伸ばしていれば美しいロングヘアを手に入れることができるわけではありません。ケアをしないのに勝手に美しい髪の毛になることはないのです。
髪の毛は長くなればなるほど、毛先へ栄養が行き渡らなくなります。そのために枝毛や切れ毛、カラーリングしている女性であれば色抜けという現象が起こってしまいます。
髪の毛のダメージは仕方ないことではなく、お手入れ次第で防ぐことができるのです。伸ばしても切れ毛、枝毛を防いで、美髪を手に入れる方法を紹介していきます。
洗髪するときは、髪の毛の絡みを取ってから行いましょう。髪の毛のツヤを左右するキューティクルは摩擦に弱いです。少しの摩擦でキューティクルが傷ついてしまうので、洗髪するときには摩擦を最小限にすることを心がけましょう。
ブラッシングしてから洗髪を行います。髪の毛が濡れていると髪の毛の絡まりを取るのが難しくなります。濡れた状態で髪の毛の絡まりを取るのは、よりダメージを与えることになるのでやめておきましょう。しっかり髪の毛の絡まりを取ってから洗髪するようにしましょう。
洗髪するときは、シャンプーをしっかり泡立ててから洗髪するようにしましょう。直接シャンプーを頭につけると、泡立てるときに摩擦が起こります。摩擦を起こすと髪の毛にダメージを与えることになるので、やめておきましょう。
しっかり手でシャンプーを泡立ててから髪の毛につけて洗髪することで髪の毛への摩擦を最小限にすることができ、頭皮の汚れをしっかり取り除くことができるのです。
美しい髪の毛を目指す女性にとってトリートメントは欠かすことができませんよね。手触りをよくするコンディショナーと違い、トリートメントは髪の毛のダメージを修復してくれるために使用します。
トリートメントを使用する場合は、効果を最大限生かすためタオルを使って髪の毛の水分をしっかり取った状態で使用しましょう。少し高めのトリートメントの力を最大限引き出してあげましょう。
髪の毛が濡れていると髪の毛の内部が水分で満たされてしまっているため、その上からトリートメントを塗ってもトリートメントが入り込む隙間がありません。髪の毛の表面に塗った状態で洗い流してしまうと髪の毛のダメージを修復することなく洗い流してしまうことになります。
せっかくお金と時間をかけてトリートメントするのであれば正しい方法を実践しましょう。トリートメント前はしっかりタオルドライすることで、髪の毛の内部まで成分を浸透させることができ、効果を実感することができます。
髪の毛は濡れた状態が一番ダメージを受けやすい状態です。洗髪した後は自然乾燥ではなく、しっかりドライヤーで乾かすことで髪の毛へのダメージを抑えることができます。
ドライヤーで髪の毛を乾かす時のポイントは、タオルドライでしっかり髪の毛の水分を取ってからドライヤーを使用するということです。吸収の悪いタオルを使っていると髪の毛の水気を取ることができないだけでなく、髪の毛へダメージを与えてしまうことになります。
吸収性の高いタオルを使用するか、ティッシュやキッチンペーパーなどを使用しましょう。ティッシュやキッチンペーパーは吸収性が高いので、すぐに髪の毛の水分を取り除くことができます。
髪の毛の水分をしっかり取り除くことができた後は、ドライヤーを使って髪の毛を乾かしていきます。ドライヤーを使用する前には、ドライヤーの熱から髪の毛を守るために洗い流さないトリートメントをつけましょう。
髪の毛にとってドライヤーの熱はダメージの原因になってしまいます。しっかりドライヤーをかけて髪の毛を乾かすためにも、ドライヤーを使用する前に洗い流さないトリートメントで髪の毛の表面を守ることが大切です。
またドライヤーの風は弱に設定し、短い時間で済ませるようにしましょう。そのためにもドライヤー前のタオルドライでしっかり水分を取り除いておきます。
また髪の毛の美しさを決めるキューティクルは、下に向かって閉じるのでドライヤーは髪の毛の真上から当てるようにしましょう。 下からドライヤーを当てるとキューティクルを開いてしまうので、ツヤのない乾燥した髪の毛になってしまいます。
またドライヤーで髪の毛を乾かしたあとには、冷風でキューティクルを閉じてあげましょう。冷風を当ててあげるだけで、ロングヘアがサラサラになるので即効性を期待できますよ。
美しい髪の毛を目指すためには禁止事項もあります。それは逆毛です。ロングヘアだとポニーテールにして逆毛を立てると非常にかわいいですが、髪の毛へのダメージは想像できないほど大きいです。
せっかく閉じているキューティクルを逆毛にすることによって無理やり開かせてしまうことになるので当然ですよね。髪の毛を痛めつけているのと同じです。ツヤのある髪の毛を目指す人は、逆毛は避けておきましょう。
シャンプーには人によって合う、合わないがあります。自分に合うシャンプーを見つけましょう。最低でも二週間は継続して使用すると、自分に合うシャンプーを見つける事ができますよ。
ロングヘアで気を付けなければいけないのは、寝るときです。髪の毛へのダメージで大きなものは、摩擦です。髪の毛同士がこすれてしまうと、キューティクルがはがれてしまったり、髪の毛にダメージを与えることになります。
髪の毛がこすれてしまうタイミングとして一番気を付けないといけないのは就寝時です。寝ているときはリラックスしている状態なので、寝返りをしたり頭の向きを変えることがあるでしょう。そのときに知らず知らずのうちに髪の毛にダメージを与えることになってしまうのです。
寝るときは摩擦を最小限にするように考えましょう。何も考えずに寝てしまうと髪の毛が絡んでしまったりするので、ゆるく一つに束ねるのがいいでしょう。一つに束ねておくと寝相が悪くても髪の毛が絡んでしまう心配もありません。
またゆるく三つ編みをしておくとロングヘアでも絡まることはありません。朝起きるとゆるくカールになっているので、髪の毛をセットする時間も短縮することができるので便利ですよ。
肌と同じように髪の毛も紫外線によってダメージを受けてしまいます。美髪を目指すためには、髪の毛も紫外線対策をしましょう。外出するときにはUVカット効果のある洗い流さないトリートメントなどを使用すると気軽に紫外線対策を行うことができます。
日傘を使用したり、帽子も有効な方法です。紫外線対策を行った日はしっかり洗髪することも大切です。髪の毛に長時間異物を付けたままにしておくとダメージの元になってしまうので、その日が終わるうちにリセットしましょう。
美しいロングヘアを手に入れるためには、頭皮ケアも欠かすことができません。頭皮ケアを行う事で頭皮の血流を活発にすることができ、元気のいい髪の毛を育てることができます。
まず頭皮マッサージをしていきましょう。頭皮は凝り固まってしまうと、血流が悪くなってしまいます。そうすると髪の毛に栄養が行き渡らなくなってしまいます。
頭皮に指先を滑らせてみましょう。痛みを感じる人は、頭皮が凝り固まってしまっている証拠です。毎日少しずつ凝りをほぐすことで、髪の毛にとっていい頭皮を作ることができます。痛気持ちいいと感じるところを重点的に頭皮マッサージしていきましょう。
枝毛を見つけたときには、放置せずに5mmほどカットしておきましょう。枝毛は見た目よりも奥深く進行してしまっている場合がほとんどです。見えている部分だけカットしても、すぐに枝毛ができてしまうので5mmほどカットすることで枝毛を食い止めることができます。
枝毛をカットするときは、真っ直ぐカットすることも大切です。斜めに切ってしまうといけません。真っ直ぐカットするためにもよく切れるハサミを使うようにしましょう。
枝毛は乾燥が原因でできてしまうので、髪の毛を乾燥させないことが大切です。髪の毛の乾燥を感じたらまめにトリートメントオイルなどを塗るようにしましょう。トリートメントオイルを塗ったあとに手の温度で温めて浸透させるとより効果をアップさせることができます。
市販のシャンプーやコンディショナーのほとんどにシリコンが配合されています。シリコンが配合されていると一時的には綺麗に見えるものの髪の毛の内部は痛んでしまっている状態です。見た目のいい髪の毛を作るよりも本当に健康な髪の毛を作っていきましょう。
シリコンはキューティクルに付着しコーティングするので、手触りが良くなるという特徴があります。しかし髪の毛のダメージを修復するわけではありません。シリコンは、化学反応によって作られた完全人工物なのです。
シリコンのシャンプーを長く使い続けていると、毛根や毛穴が詰まって、栄養分が行き届かず髪の毛が細く弱ってしまうことになります。長い目で見ると髪の毛に悪い影響を与えてしまうことになるのです。
そこでノンシリコンのシャンプーとコンディショナーをおすすめします。ノンシリコンのシャンプーを使ってもすぐに効果が出るわけではありません。一か月程度継続して使い続ける事で、健康になった髪の毛に気が付くことができるのです。
すぐに効果を求めるのではなく、時間をかけて髪の毛のお手入れをしてみてください。本当に健康な髪の毛を手に入れるためには、髪の毛に優しいものを使うという事が大切です。
ノンシリコンシャンプーやノンシリコンのコンディショナーはいろいろな種類が登場しています。デザインもかわいいものがあり、楽しみながらノンシリコンのシャンプーやコンディショナーを使うことができます。お気に入りの一本を探してみてはいかがでしょうか。
ブラシにこだわる、ということも美髪を保つために大切なことです。ブラッシングは髪の毛の絡まりを取って整えるだけでなく、トリートメント効果やマッサージ効果もあります。ブラッシングすると皮脂で髪の毛をコーティングすることができます。皮脂は天然のトリートメント剤なのです。
またブラッシングをすることで、頭皮へのマッサージ効果も期待できます。血流の悪くなった頭皮の血流をブラッシングによって改善することができるので、健康な髪の毛を育てることができるのです。自分に合ったブラシを探してみるのも楽しいですよ。
このように正しいケア方法を実践することで、美しいロングヘアを手に入れることができます。すぐに効果がないと諦めずに、気長にケアをして美しいロングヘアを手に入れましょう。