子宮頸がんの検査ってどんなもの?検査内容と検査結果の見方編 

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子宮頚がんといえば今や知らない方も少ない病気になりました。最近では、ワクチンが開発されたことが話題になり知った方も多いのではないでしょうか?病名は知っているけど、実際どんな病気なのか?ということを詳しく知らない方もいらっしゃると思います。

今回は、子宮頸がんを発見する為の検査やその結果について詳しくお話していこうと思います。子宮頸がんはまず検査をすることから始まります。実際に検査を受けた事がある方もいらっしゃると思いますが、検査に不安を感じている方も多いと思います。

これを読めば検査の内容もわかりますから、受ける前の不安も少しは減るのではないかと思います。また、検査の結果の内容を見ても専門用語が書かれていて、意味が分からないと感じている方もいるのではないでしょうか?そういった疑問も解消できる内容をお届けします。

子宮頸がんってどんなもの?

子宮頸がんとはその名の通り、子宮頚部にできるがんのことです。子宮頸がんは他のがんとは異なり、誰でもなりうる可能性のある病気です。子宮頸がんが発症する原因はウィルス(ヒトパピローマウィルス)に感染することでなる病気なのです。このウィルスは性交渉がある方なら誰でも持っているものと言われています。

発症は性交渉がさかんな20代~40代が一番多いと言われています。このウィルスは性交渉で感染する場合が多いと言われていますが、性交渉がなくとも感染する場合もあります。ウィルスの中でも高リスク型と言われるウィルスが体内に継続して残ることで癌化しやすいと言われています。

多くの人はウィルスに感染していても免疫機能によって体内から排出されることがほとんどですが、免疫力が下がっていると(ストレスや疲れている時など)、体内から排出されなくなり、ウィルスが残り、長く体内に残ることで子宮頚部が変化していくことになります。

検査をすることで、癌になる前の段階なのか?癌化しているかどうか?というのもわかります。ですから、きちんと定期的に検査をすることで、子宮頚部の健康を調べる必要があるという事です。

ストレスを減らそう
ストレスは色々な病気を引き起こすものです。この子宮頸がんもストレスなどによる免疫力低下により発病することがとても多いそうです。日頃からストレスを溜めないような生活を心がける、ストレス発散するということをしっかり考えたいですよね。心を健康にすると、体の健康にもつながります。

子宮頸がんの検査ってどんなことをするの?

子宮頸がんの検査と聞くと、なんだか怖い感じがしますよね。それでなくても婦人科はなんとなく苦手な女性も多いと思います。さらに検査と聞けばなんだかそわそわしちゃいます。検査って痛いのかな?時間がかかるのかな?どんなことされるのだろう?と不安になりますよね。

まず検査は問診から始まります。そして、心配な内診についてですが、検査はものの5分で終わります。そして痛い事もほとんどありません。綿棒のようなものでこする程度の検査ですから、たいていの方は痛みもなくすぐ終わることがほとんどです。

病院によっては一緒に触診や子宮の様子などを見る等、基本的な検査をする場合もあります。これも痛みはありません。痛い場合は何かある可能性がありますから、先生に相談してみましょう。他にも普段の様子で気になっている事や不正出血や痛みなどある場合はこの時にでも先生に相談しましょう。

市町村で行っている検査を利用しましょう
子宮頸がんは年齢によって無料で受けられる検査や低価格で検診を受けられる自治体が多いです。まずは自分の住んでいる所はどんな健診をやっているのか一度調べてみましょう。対象年齢により無料や低価格で検査を受けられる場合もあります。初めて検査を受ける方にもオススメです。

子宮頸がんの検査の結果が出た!検査結果の見方とは?

病院で検査をすると、1~2週間の間に結果がわかります。自治体の場合だと、1か月ほどかかる場合もあり、結果が郵送で来る場合もあります。病院の場合だと、先生が色々と教えてくれると思いますが、ほとんどの場合、異常があったか、なかったかということを教えてくださいます。異常がある場合は再検査になります。

この時、どうなると再検査になるのかわからない場合がありますよね。特に、郵送で来る場合の検査結果、病院でも検査結果をくれる場合がありますが、専門用語で書かれている場合がほとんどです。いったいそれがどういう意味なのか?その中身についてお話したいと思います。

まず、結果は6つあります。正常、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成、上皮内癌、浸潤癌です。この内、安心できるのは正常と軽度異形成です。中等度異形成、高度異形成はまだ癌にはなっていませんが、癌になるかもしれない細胞があるということ。上皮内癌、浸潤癌は癌化しているということです。

正常の場合NILMと表記があり、軽度異形成の場合はCIN1またはLSILと検査結果に書かれています。または、ASC-USと書かれている場合もありますがこれも正常の範囲内の結果です。この場合は再検査が必要なく、1年後にまた検診を受ければいいです。

再検査が必要になる場合とは?

再検査が必要な場合、先生の判断にもよりますが、中等度異形成、高度異形成の時に再検査をしましょうと言われる場合が多いです。検査結果でいうとCIN2、CIN3またはHSILと書いてある場合です。ちなみに2は中等度異形成、3は高度異形成・上皮内癌の状態、HSILはこれらのすべての状態を指します。

一番初めの検査では、異形成の可能性があるということがわかったのですが、その検査だけではこの状態がちゃんと見えません。ですから、きちんとした検査をしてみるという事が必要になるという事です。実は一番初めの検査結果が必ずしもその通りとは限らないからです。

ですから、改めて検査をして、きちんとした結果を出すための再検査をします。再検査ではどのような事を行うのか?というと、拡大鏡を使って子宮頚部を見て、一部組織を取る検査をします。取った組織を見る事で、癌に進んでいるのかどうなのかを判断します。

この再検査は同じく1~2週間で結果がでます。その検査結果を受けて、その後の対応を決めて行くという事になります。経過観察か治療という形になりますが、いずれにしても、その後も定期検査になる場合があります。しっかりと検査をしていきましょう。

最後に、子宮頸がんは検査を受ける事がとても大切です。日本はまだまだ検査を受ける人が少ない為、子宮頸がんに気が付かないという人も多いのです。癌になる前にできることはたくさんあります。だからこそ、きちんと定期的な検査を受けるようにしましょう。

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