子育てに悩むお母さんへ!子供の自尊心を育てる7つの方法

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「わたしの子育ては合っているのかしら?」
子育て真っ只中の女性であれば一度は感じたことがある不安ではないでしょうか。もちろん子育てに正解や不正解などない、ということは理解していますが、なかなか自分の子育てに自信を持つことができないと感じている母親が多いのです。

子供を育てるうえで何が大切かというと、心を育てるということです。身体は放っておいてもどんどん大きくなっていきます。食事を作る、お風呂に入れるなど最低限の世話をしていれば子供は勝手に大きくなります。しかし心は違います。

子供に対する接し方によって、子供が自尊心を持つことができるかどうか、が変わってくるのです。もちろん周りの環境にもよりますが、やはり一番近くにいる母親との関わりが大きく左右します。

自尊心が育たなかった場合、自分を否定したり自信を持つことができないなど子供自身が苦しむことになります。母親は子供が幸せに過ごす、ということを一番に望んでいるのは当然です。そこで子供の自尊心を育てるために親として何ができるのか、ということを考えていきたいと思います。

理由も聞かずに一方的に怒らない

子供は子供なりに意見をもっていて、意思があります。子供を育てるうえで兄弟喧嘩や友達とのトラブルは切っても切ることができません。そこで対処の際に気を付けたいことが、理由も聞かずに一方的に怒らない、ということです。

喧嘩をしたときに子供は子供なりに言い分があって、理解してほしいと感じています。その気持ちを理解することなく、一方的に怒ってしまうと自分のことを理解してくれない、大人はわかってくれないという思考回路ができてしまい、親を信用できなくなります。

理由を聞かずに頭から怒ってしまうということは、自分を否定されている事と同じです。自分自身を否定されてしまうと自分に自信を持つことができないので、自尊心を育てることができません。大人にとっては些細な事でも、子供にとってはそれが世界のすべてになってしまうことがあるのです。

喧嘩両成敗をしない

喧嘩した場合、どちらも悪いという考えがありますが、喧嘩両成敗では子供自身が納得しません。特に兄弟で喧嘩をしている場合、どのような理由で喧嘩がはじまったのか、について話を詳しく聞き、どこが悪かったのかという結論を出してあげることが必要です。

喧嘩の中で誰のどこが悪かったのかをはっきり大人が下すことで、喧嘩を決着させることができるのです。喧嘩両成敗だとうやむやに喧嘩を終わらせることになり、解決していないというストレスを抱えてしまうことになります。

この場合、自分は悪くなかった、自分が悪かったなど客観的に大人が下すことで真実をはっきりさせることができ、自分自身への自信とつながるのです。しかし喧嘩の中で手を出した場合は、手を出した方が絶対的に悪いということを教えましょう。

叱るときは感情に任せて大声でどならない

親だって人間なので、叱るときに感情に任せて大声でどなってしまいそうになるときがあります。しかし威圧的に叱るということは、子供の自尊心を育てるうえで障害になってしまうのです。

大声で叱られると何の理由で叱られているのか、ということよりも恐怖心だけを植え付けることになります。そこで強い恐怖を感じると自己肯定力が育ちにくくなってしまうのです。

つい大声を出して叱ってしまいそうになったときには、ひとつ大きな深呼吸をしましょう。深呼吸をすることで自分の中で落ち着きを取り戻すことができ、子供にとって理解しやすいトーンで話をすることができます

他の子と比較しない

自分の子育ては間違っているかも・・・と不安に感じたときに、やってしまいがちなことは、他の子と比べるということです。あの子はできているのに自分の子はできていない・・・など他の子と比較してしまうと子供の自尊心を傷つけてしまうことになります。心の中でつい比較してしまう気持ちはわかりますが、決して子供の前では口にしないことが大切です。

他の子と比べられていると、子供自身も自分を誰かと比べるようになってしまい、自分を認めることができなくなってしまいます。褒めるときにも誰かと比較するのではなく、その子自身が頑張ったということを理解し、褒めるようにすると自尊心を育てることができます。

他の人が見ている前で叱らない

悪いことをしたときにはその場で叱る方がいいと言われていますが、他人が見ている前で派手に叱るのも避けておきましょう。他人が見ている前で大声でもしくは、叩かれたりしてしまうと子供の自尊心を傷つけることになってしまいます。子供に恥をかかせない叱り方を考えることが大切です。

~だからいい子、~だから大好きではなく、その子の存在を認める

お母さんのご飯を全部食べてくれるからいい子ね、や100点取れるから大好きなど条件付きで褒めると子供は自分自身を褒めてもらっているのではないと感じてしまいます。褒めるときには無条件に子供の存在を褒めてあげましょう。

否定的な注意はせず、肯定する言葉で注意をする

ついつい子供に注意をするときに否定形の言葉で伝えてしまう親が多いです。走らない、こぼさない、大声を出さない、などなどないないづくしです。大人にとってわかりやすく注意しているつもりでも否定形で注意をされてしまうと、子供にとって何を注意されているのかわかりません。また自分を否定されていると感じとってしまい、自尊心が育たなくなってしまうのです。

注意するときには、必ず肯定する言葉で注意をしましょう。

  • 「走らない」、ということを伝えたい場合は、「歩こうね」
  • 「こぼさない」、ということを注意したい場合は、「お皿の上で食べようね」
  • 「大声を出さない」、ということを注意したい場合は、「小さい声でお話ししようね」

非常に簡単なことですが、頭に血が上っている状態では、否定形で注意する方が簡単なんですよね。でも知っているのと知らないのでは大違い。肯定系で注意する、という事を覚えておくだけで注意するときに口から出る言葉を変えることができますよ。

子供は小さいですが、しっかりとした一人の人格があります。また成長過程の小さな人間なので、些細な繰り返しがダイレクトに影響してしまうのです。子供だからといって軽く考えてはいけません。子供に幸せになってほしいという想いはすべての親に共通するものです。子供が自信をもって大人になれるように、大人は手助けしてあげたいですね。

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