皮膚科に行くその前に!しつこい大人ニキビのホームケア

しつこい大人ニキビのホームケアのイメージ画像

最近は、「ニキビができたら皮膚科へ」というイメージが浸透してきましたよね。CMやポスターなどでもよく見かけます。実際、重症化してしまったニキビを治すのには皮膚科に行くのが一番安全です。また、皮膚科では「ケミカルピーリング」という肌表面の角質をはがす治療などが可能で、ニキビに大変効果的です。

ただ、そういった特殊な治療は、保険対象外になることが多く、費用は馬鹿になりません。また、一回の施術では効果が薄いため、何度も通うことになり、さらに費用は膨らんでいきます。また、これが一番大事ですが、施術をしたからといって、今後ニキビができなくなるわけではありません。結局、その後のホームケアがカギを握ることになります。

上記のような理由で、皮膚科に行くことに二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。であれば、まず、皮膚科に行くその前に!できる限りのホームケアをしてみませんか?この記事では、コストをかけずに家で簡単にできる大人ニキビのホームケアをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

まずは規則正しい生活をしよう

大人ニキビは、睡眠不足や偏った食生活など、生活習慣の乱れが大きな原因となっています。ここが治らなければ、いくら皮膚の表面を磨こうと、結局ニキビは何度でも再発してしまいます…。まずは規則正しい生活を心がけてみてください。

質の良い睡眠をとろう

睡眠不足はお肌の大敵。ですが、ただ長時間ダラダラ眠ればいいというものでもありません。大切なのは「お肌のゴールデンタイム」に睡眠をとること。22時~2時の間が一番肌のターンオーバーが活発になるゴールデンタイムと言われています。ぜひこの時間にはきっちり睡眠をとっているようにしましょう。

ビタミンの多い食事をとろう

糖分や油分の多い食事をとると、皮脂の分泌が過剰になり、ニキビにつながります。外食はなるべく避け、甘いものや脂っこいもの、炭水化物を控えましょう。ニキビにはビタミンが効果的ですから、野菜中心の食事ができるといいですね。また、過度の飲酒もニキビには大敵です。お酒はほどほどに。

適度な運動をしよう

運動不足になるとホルモンバランスがくずれ、皮脂の分泌が過剰になり、ニキビができやすくなります。また、運動不足で新陳代謝が悪くなれば、肌のターンオーバーの周期も遅くなり、古い角質がたまってニキビにつながってしまいます。適度な運動はニキビだけでなく、シェイプアップや若々しさの維持にも欠かせないもの。面倒くさがらずに習慣づけましょう。

正しい洗顔をしよう

「ニキビを一刻も早く治したくて、一日に何度も顔を洗う」という方いませんか?実はこれは間違った洗顔法。過度な洗顔は必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌にダメージを与えてしまいます。しかも、皮脂不足になった肌は、あわてて過剰な皮脂を分泌し始めますから、かえってニキビができやすくなってしまうのです。こんな失敗を犯さないために、正しい洗顔方法について、しっかり覚えておきましょう。

洗顔手順

  • 1手を石けんできれいに洗います。
  • 2ぬるま湯を用意します。
    (※毛穴が開きやすいので、水よりもぬるま湯が良いです。)
  • 3顔をぬるま湯でよく濡らします。決してゴシゴシ洗わないこと!
    (※濡れていないところに洗顔フォームがつくと、肌を痛める原因になります。)
  • 4洗顔フォームを泡立てます。手を逆さにしてもしばらく落ちないくらい、もこもこに泡立てましょう。
    (※100円ショップなどに売っている泡フォームを使うのがおすすめ。)
  • 5)泡を顔に置く感じで、やさしくやさしく広げていきます。決してゴシゴシしないこと!
  • 6泡の上からくるくる円を描くようにマッサージします。
    (※この時、指が直接肌に触れないように気を付けてください。)
  • 7ぬるま湯で丁寧に泡を洗い流します。決してゴシゴシ洗わないこと!
    (※シャワーを直接顔に当てるのは避けましょう。手を使って洗ってください。)
  • 8流し残しがないかチェックします。
    (※ここ大事です!洗い残しはニキビの原因になりますので、よく確認してください。)
  • 9冷たい水で顔をパシャパシャ濡らします。決してゴシゴシ洗わないこと!
    (※冷たい水で毛穴を引き締める効果があります。)
  • 10清潔なタオルを、ポンポンとやさしく押しあてながら顔を拭きます。決してゴシゴシこすらないこと!

以上で終了です。この洗顔を1日1~2回行うようにすれば、肌は適度な皮脂分泌を保てるはずです。文章で読むと、「面倒くさい…」と思ってしまうかもしれませんが、実際やってみればそんなに難しいことではありません。ちょっと気をつけるだけで、ニキビの悩みから解放されるなら安いものですよ。

保湿をしっかりしよう

忘れてはいけないのは保湿です。「ニキビができる=皮脂が過剰」というイメージから保湿を避けたり、簡略化したりする方がいますが、これは大きな間違い!先ほども書きました通り、肌は皮脂不足になると、慌てて過剰な皮脂を分泌してしまうのです。そのため、ニキビケアに乾燥は大敵!洗顔後はすみやかにローションとミルクで保湿しましょう。

しかし、ローションも、ただペタペタつけておけばいいわけではありません。お手持ちの化粧水の数や種類によって変わってきますが、ニキビケアの基本的な化粧水のつけ方を下記に記載しておきます。ぜひ参考にしてみてください。

化粧水のつけ方手順

  • 1コットンにローションをたっぷり含ませて、やさしく肌に浸透させていきます。決してゴシゴシしないこと!
    (※ニキビ肌に雑菌は禁物なので、コットンを使いましょう。)
  • 2ローションが乾かないうちに、ミルクを頬と額と顎にちょんちょん、とのせていきます。
    (※ローションが乾いてしまうと肌が乾燥状態になってしまうので、手早くしましょう。)
  • 3円を描くようにくるくるマッサージしながら顔全体になじませます。決してゴシゴシしないこと!

化粧品選びは慎重に

ちなみに、大人ニキビで気を付けなければいけないのは化粧品選び。10代のころのニキビは、とにかく乾燥させれば治るので、ティーンズ向け化粧品は刺激が強いものが多いのです。しかし、大人がそれを使うと、かえって肌が荒れてしまう可能性があります。ちょっと悲しいですが、「もう10代ではない」ということを認識し、今の自分にあった化粧品を選びましょう。

いかがでしたしょうか。特別なことをしなくても、まずは日常生活の中で見直すべきところはこんなにたくさんあるのです。すべて完璧に実行するのは無理でも、できるところから少しずつ改善してみてはいかがでしょうか。ニキビでお悩みの女性が一人でも減ることを祈っております。

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