女性の肌そのものの美しさや、女性らしさのイメージすら左右しかねない「顔の産毛(うぶげ)」。薄くても気になるのに、濃い産毛が顔に生えていると常にとても気になりますね。しかもある調査によると男性が女性に接近した時に顔の中で一番気になるのが「産毛」だったんです。
これを聞くと毛深い、顔の産毛が濃い悩みのある女性は間違いなくユウウツになりますよね。腕や足の毛深さは隠せても、顔の産毛だけはごまかしがきかないから厄介です。特に自然の日光の下では産毛が照らされて特に目立ってしまうので男性との待ち合わせポイントの日当たりまで気になります。
そもそも産毛って何のために生えているのでしょうか?清潔感や女性らしさとは程遠く、見た目が男っぽくなってしまうし女性には全く役に立たない必要ないもののように思えます。
でも産毛をはじめとする体毛の役割は、けがや外気からのホコリ、粉じんなどの有害物質、そして風や寒気から身を守ること。人間の体にはすべての毛は必要なものなのです。
鼻毛は体内への有害な物質やウイルスなどをブロックする役目を担っているし、眉毛やまつ毛だって汗やホコリが目に入らないように、と大切な役割を果たしています。
では口やあごの気になる産毛は?お気づきの通り、目や鼻と同じく「唇」という一番繊細で刺激に弱い粘膜の周りに産毛が多く存在するのですね。
でもこの産毛が多かったり、太い、濃いなどということになると女性には重大な悩みとなります。顔色がくすむし、他人の視線が気になり自信をもって人前に出られなくなるし、お化粧のノリも悪くなるし、と困ったことだらけです。
さてどのように産毛をお手入れすればよいのでしょうか?
産毛は剃ると濃くなると思っていませんか?それは根拠のないうわさのようです。間違った剃り方をすると色素沈着したり、毛穴が開いたり、皮膚の炎症も起こりやすいので毛が一時的に濃くなって見えるという説が有力です。正しい毛の剃り方をマスターしましょう。
剃る道具は使い慣れているものが良いです。安全カミソリなら初めての方でも使いやすいでしょう。特に、顔の剃りにくい部分にも簡単に安全に届く小さめのT字型安全カミソリはおすすめです。T字型カミソリは「顔用」「ワキ用」「腕、足用」などありますので使いやすい大きさをそろえておくと良いですね。
カミソリ処理は少し不安という方には、女性用の電動シェーバーなどもあります。脱毛器もさまざまな種類の高性能のものが発売されていますが、産毛の処理はひとまずカミソリから始めてみましょう。
お手入れに慣れてきてさらなるケアの必要を感じたら、その都度むだ毛のお手入れ製品を取り入れると良いでしょう。
カミソリで産毛を剃る場合に守っていただきたいポイントをお伝えします。
以上の基本ポイントがすべて守れればそれほど難しいこともないのでぜひよく覚えておいてください。
いつもカミソリだと面倒だし、肌への刺激が不安という方もいるでしょう。現在は皮膚科や脱毛サロンのレーザー脱毛で顔の産毛脱毛のコースもあります。ただし、費用がある程度高額であることや、肌のタイプによっては痛みを感じたりすることもあるので、施術を受ける前にはよく検討してください。
同じく費用はかかりますが、比較的安価かつ安心でプロの技による産毛剃りをしてもらうなら、美容院の「顔そり」をお願いするのもおすすめです。自分で処理するより格段上の仕上がりと満足を得られるのでお好みの美容院をチェックしてみてみましょう。
この埋没毛は見た目が悪いくっきりした黒点になり、自分では皮膚の下の毛は抜くことができずに皮膚科で処置を受ける結果となりますのでどうぞご注意ください。
また体毛を徐々に目立たなくするという抑毛ケアの製品なども販売されています。残念ながら即効性はなく効果は大変ゆるやかに表れるものなのですが、毎日手軽なケアができるのが魅力です。皮膚に安全な成分のケア製品を購入して効果を試してみるのも良いでしょう。
女性ホルモンと似た働きをもつ「イソフラボン」効果で、産毛を薄くすることが期待できます。大豆製品(納豆、豆腐、味噌など)を積極的に食生活に取り入れてみましょう。
このイソフラボン効果を肌から取り入れて、毛を薄く目立たなくしていく製品に「豆乳ローション」があります。豆乳、レモン汁、エタノールがあれば自分でもお家で作れる物なので、完全無添加で安心なローションでむだ毛のお手入れができますよ。
豆乳ローションの作り方
手作りで安全なローションなので使い方も簡単です。1日1~2回くらい気になる部分によくなじませましょう。
いろいろな産毛のお手入れの方法をご紹介しましたが、どれも簡単に始められるものばかりだと思います。自分のお肌に合った、そして自分の生活パターンに合った適切な顔の産毛のお手入れの方法をぜひ見つけてください。