カード交換でトラブル続出?子供のカードゲームについて

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今、子供達の間でカードゲームが大人気です。以前は男の子を対象にしたゲームが多かったのですが、今では女の子向けのものも数が増えてきました。ゲームセンターでも子供たちが行列を作っているのを見かけます。すでにたくさんのカードを持っているお子さんも多いのではないでしょうか。

そのカードが原因で友達同士のトラブルも続出しています。お子さんが楽しいはずのカードゲームで友達とギクシャクしたらかわいそうですよね。そうならないためには前もってやるべきことがあります。カードゲームのトラブルを防ぎ、楽しく遊べるように親子で取り組むポイントをお伝えします。

はじめに親がしておくこと

お子さんに「カード交換は禁止」「カードを買うのにお金がかかっているからダメ」と説明することが多いのではないでしょうか。親から一方的に言われた場合、お子さんが納得していなかったり、約束の意味をちゃんと理解できていなかったりする場合があります。お子さんと約束事を決める前に次の事を確認してみてください。

その1 カードゲームのルールを知る

お子さんが楽しんでいるカードゲームについて、どのくらい知っていますか? 「やらせてはいるけどさっぱり分からない」 という場合はルールについて少し調べてみてください。何も知らないよりは少しでも知識があった方が、お子さんも言うことを聞いてくれるのではないでしょうか。約束事を決めるとき、お子さんを説得する材料にも使えます。

その2 カードの価値を知る

ゲームのルールを把握したら、次は一枚一枚のカードの価値を調べてみてください。カードにはよく出るものと珍しいものがあり、中古ショップではカードの種類によって価格が違います。1枚10円のものもあれば、10000円のものもあるという感じです。ネットオークションにもたくさんありますので、お子さんが持っているカードの価値を調べてみてください。お子さんと一緒に見てもいいですね。値段を知ることでカードを大事にするきっかけになるかもしれません。

その3 一緒にやってみる

ルールやカードの価値を確認したら、せっかくですからお子さんと一緒に楽しんでみましょう。強いカードを持っていても負けるときもあれば、普通に手に入るカードをうまく使って勝てることもあります。勝つためには意外と頭を使います。お父さんやお母さんの方がゲームにはまる場合も多いので、親子のコミュニケーションにも一役買ってくれますよ。

親子で約束を決める

ゲームのプレイ方法やカードの価値について確認したら、親子で約束事を決めましょう。ここで大事なのは「子供が決める」ということです。親から一方的に言うのではなく、あくまでお子さんが自分で決めるというのがポイントです。「自分で決めたことは守りなさい」ということができます。話し合いの途中までは親が誘導してみてください。結論の部分になったらお子さんに「あなたはどうしたい?」と聞いて、自分の言葉で言わせるのがいいですよ。

その1 年齢に応じて約束事を決める

何事にも通じることですが、お子さんの年齢で親がどこまで関わるかが変わってきます。小学生以下の場合は、まだ幼いのでカードは親が管理したほうがよいでしょう。小学生の場合、低学年ならまだ親が管理したほうがいいです。親から離れて遊ぶ機会が増えるため、意外と友達同士のトラブルが起こりやすい時期だからです。中学年ならお子さん自身で管理するようにしていきます。学校の規則で「カード交換禁止」となっている場合はしっかり守らせましょう。

その2 カードを確認する習慣をつける

ゲームセンターで遊んだときや友達同士でカードを使って遊んだ時、持っていたカードが全部あるか確認します。家で遊んでいたときは親が一声かけましょう。使ったときに確認する習慣がつけば失くすことを防げます。カードの価値は下がりますが、自分だけの印をつけておくのも良い方法です。

それでもトラブルが起こったら

ここまでトラブルを防ぐ方法をまとめてきましたが、色々対策をしていても親の目の届かないところでトラブルがおきることもあります。もしかしたらカード紛失の裏には大きな問題が隠れているかもしれません。そんなときには親としてどう対処したらいいのでしょうか。

その1 友達に確認する

「落としたかも?」となれば自分の責任ですから仕方ないですが、友達と遊んでいる間になくなったというトラブルが結構多いです。相手の子の親に確認する場合「お宅のお子さんにとられた」というニュアンスで言うと余計にこじれてしまいます。「遊んでいるうちにうちの子のカードが紛れてしまったかもしれない」と言えば角も立ちません。カードに印をつけてある場合はそのことも伝えると、相手の親が調べやすいです。

その2 いい経験にする

どうしてもカードが出てこないこともあります。そうなったら仕方ないので「いい経験をした」と思って諦めましょう。カードがなくなってがっかりしているお子さんはかわいそうですが、この機会にもう一度約束事を確認しましょう。物を大事にすることについて話し合ってみてもいいですね。

その3 友達関係を観察する

残念ですが、カードを友達にとられたのではと疑う場面もあるかもしれません。何度もなくなる場合はいじめの可能性もあるので、お子さんの友達関係について注意深く観察する必要があるでしょう。友達が家に遊びに来た時、どんなふうに遊んでいるのかさりげなくチェックしてみてください。お子さんに聞いても話してくれない場合もありますので、学校の先生に事情を話して様子を見てもらうのも効果的です。

逆にお子さんが友達のカードを持っていた場合も、きちんと話し合いをしましょう。まずはお子さんの意見をしっかりと聞いてください。子供同士で勝手に貸し借りしたり交換したりしている場合も考えられます。家での約束や学校のきまりで「カード交換禁止」となっていたら、約束ですから相手にカードを返します。そして今後は子供同士で勝手に貸し借りや交換しないことを再度確認します。

いかがでしたか?カードゲームと楽しく付き合うために、親子で話し合うときの参考にしてみてください。もしトラブルになっても焦らずに、解決が難しいときは学校の先生など第三者に相談してみてくださいね。

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