幼児のお弁当はキャラ弁にしたり、食べきれる量を作ろうとするとご飯と肉類がメインを占めて野菜不足になりがちです。
そもそもお弁当用なので腐りにくい調理をしなければならないので、使える食材も限られてきます。少しの工夫で野菜のレパートリーを増やしましょう。
華やかなお弁当には彩が大事。キャラ弁でも幕の内弁当でも色が地味だと楽しさも半減。カラフルなお弁当で食欲を刺激しましょう。
黄色は卵が使用できればクリアできます。アレルギーの子はコーンやかぼちゃが便利です。
では緑はどうしましょう。ブロッコリーや枝豆、ピーマンは水分を飛ばしやすいです。ほうれん草などの葉野菜はかなり炒めて水分を減らさなければならないので不向きです。
赤はミニトマトや赤パプリカ、人参です。ミニトマトはカットすると傷みやすいので避けましょう。
基本の三色の野菜は見つかりました。他にも紅芋で紫、レンコンやジャガイモで白などができます。
どうしても入れるスペースがない!でもあと1つ色を入れたらカラフルになる、という時にはピックの色を変えたり、仕切りやシリコンカップの色を変えてみるのもよいでしょう。
キャラ弁で全体の構図は決まっているので新たなおかずを入れたくない!けど彩が欲しい…。そんな時には野菜を少しだけ加工して全体の雰囲気を変えないようなおかずに仕上げます。この場合、味は薄塩味が基本です。
まずは型抜きでくりぬく方法です。これは人参、ピーマンで使えます。どちらも茹でるかレンジで過熱して塩コショウで味付けます。ケチャップ等で味付けないのは型抜きしたきれいな形を保つためです。これを他のおかずの上にちょこんと乗せます。ハートや星型が汎用性が高いです。
次にピックに刺すだけの方法です。コーンや枝豆などの小さな野菜のみを刺すと場所をとらずにアクセントとして飾れます。枝豆だけだと5粒くらいです。冷凍の枝豆があればすぐに作れるし、お子さんも食べやすく、弁当箱内で散らばらないので便利です。
お弁当では水分は痛みの原因になるので厳禁です。胡麻和えなどの和え物を作る場合はしっかりと水分を飛ばしましょう。基本は炒めるのが一番です。他の調理法と違い水分が飛びます。
では先ほどの野菜のおかずを考えましょう。ごちゃ混ぜにすると色が目立たなくなるので、単食のおかずが好ましいです。ブロッコリーは茹でてから食べやすい大きさにしてお子さんの好きな味で炒めます。表面積が大きいのでソース系で炒めたりちくわなどが入っても目立ちます。
人参やピーマン系は細切りにして出汁の素を少しだけ振って炒めるだけでオッケーです。人参しりしりとピーマン細切り炒めです。この時一つまみの砂糖で子ども好みの味になります。ピーマンの肉詰めを輪切りピーマンで作ると形もかわいらしいです。
炒めるだけで美味しい野菜はアスパラやインゲンもあります。ベーコンで巻くと2色のおかずになります。他の調理法は焼く・揚げるです。焼く場合はしっかりと火を通しましょう。表面がべチャッとすると痛みやすいのでかぼちゃ団子などは揚げ焼きが適しています。
どうでしたか。お弁当には野菜のおかずは緑黄色野菜が多いと覚えておくとイメージがつかみやすいです。