子供が泣くということは、自分の要求を伝えるサイン。
「色々話かけているのに、ちっとも泣き止まない。」「少し注意したら、更に泣き始めた。」という悩みをよく聞きます。
うちの娘(3歳)も、もちろん今でも泣きますが、手がつけられない程泣くという事はありません。
私の性格に似ず、穏やかな性格に育ってくれた娘。そんな我が家の「子供が泣いたときの対処方法」をご紹介します♪
「お姉さんだから泣かない!」「いつまで泣いているの!」「わがままばかり言っていると怒るよ!」などと、子供を追い詰めて叱るやり方はやめましょう。
子供にとって慰めて欲しい気持ちが癒されないどころか、怒られた悲しい気持ちが追加され、更に泣く原因になります。
「お菓子あげるから泣き止みなさい。」「あっちに可愛いわんちゃんがいるよ。」など、違った話題を振るのも、本来の子供の要求をすり替えることになるため、オススメできません。
特に「お菓子あげるから~」の気のそらし方だと、泣いたらお菓子がもらえると勘違いする場合があるので要注意です。
「そんなに泣きたかったら、ずっとそこで泣いていなさい!」と突き放すのは、子供にとって何よりも寂しいことなので要注意です。
そして、子供が泣き終えるまで、ひたすら慰さめ抜く&子供の話に耳を傾けます。
何を訴えたいのか、どうして泣いてしまったのか、泣いた時にどうして欲しかったのか等をひたすら優しい言葉で問いかけ、子供が答えた一つ一つの言葉に共感してあげます。
優しい声で話し、頭を「よしよし」したり、背中を「とんとん」しながら、話を聞いてあげると泣きながらもぽつりぽつりと自分の気持ちを説明してくれます。
「一緒に遊びたかったのに、ママがお料理していて話を聞いてくれなかった」「本当は仲良くしたいのにママが怒って怖かった」など。
そんな時は、「怒ったつもりじゃなかったのだけど、怒られたと思っちゃったのね。悪くないのに怒られたら悲しくなっちゃうし、びっくりしちゃうよね?ごめんね。」と子供側の気持ちになって伝えます。
すると「言いたいことが伝わった!」と、安堵感の泣き方に変わり、しばらくするとケロッと泣き止み、「ママ一緒に遊ぼう!」とスッキリした顔で話かけてきます。
逆に、子供が駄目なことをして注意したら泣いてしまった場合も、まずは抱っこをして子供側の気持ちを聞きだします。
例えば…、子供が泣きながら自分のおもちゃを独り占めしていた場合、
娘「これ私のおもちゃだから、○○ちゃんに貸してあげないのー」(泣)
私「そっか。このおもちゃ一番大切にしているものね。分かるよ。でも、もし○○ちゃんの立場だったら、おもちゃ貸してくれるととっても嬉しいよね?貸してくれなかったら少し寂しいよね。」
娘「うん。でもこのおもちゃ大切なの」(泣)
私「そうだね。大切にしているよね。知っているよ。でも、そんな大切にしているおもちゃをお友達に貸せたら、ものすごくカッコイイよね!!」
娘「うん。」(だんだん泣き止んでくる)
私「このおもちゃを○○ちゃんに貸してあげて、○○ちゃんと仲良くなれたら嬉しい?」
娘「仲良くなったら嬉しい」(泣き止む)
私「そっか!じゃあ、貸してあげること出来るかな?どうぞ!って、できそう?」
娘「うん、わかった。」
私「おっ!えらいね!○○ちゃんも喜ぶよ!」
「そっか、そっかー。そうだよね。じゃあ今度からはこうしようか!」と、共感しながら、今後はこうしようと伝えると、素直に聞いてくれるようになります。
ママがわかってあげようという気持ちでいることは、子供にとって何より安心することなのです。