離婚を考えているあなたへちょっと待って、考えて。

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ご主人との間で、結婚生活が続けられない、離婚をしたいと考えているという人は案外多いのではないでしょうか。離婚をしたいという理由も、ご主人の浮気やギャンブル癖や働かないという理由や性格が合わないなど色々な理由があると思います。

もう我慢が限界という女性の方へ、離婚をするとどうなるのか、離婚をする前にしておくことについて、お伝えしたいと思うことがあります。これを知っておかないと、後で後悔する事にもなるので、知っておきたい情報を以下にご紹介しています。

年金分割

平成20年の4月から、離婚をすると年金が分割されるということで、熟年の人の離婚がこの年前後に増えました。

しかし、これは、ご主人の厚生年金部分や共済年金の上乗せ部分について、話し合いによって、上限半分までの折半になるということでした。それも、結婚をしていた年数の部分だけのことです。

年金分割というと年金額がまるごとの半分がもらえるという錯覚をしていた人も多いのではないかと思います。基礎年金は、それぞれ自分の年金でその上に加わる年金の上乗せ部分だけの分割なので、結婚生活が短い人は、その額は少ない物です。

夫が自営業者で国民年金だけの人には、この年金分割という物はありません。そして、この年金分割は、多い人から少ない人へという物なので、あなたの方が年金の上乗せ部分が大きい時には逆に年金分割を迫られることもあるでしょう。

慰謝料

離婚と言えば、離婚の責任がある方に慰謝料を払ってもらいたいと思うものです。ご主人が浮気をしたりした場合には、慰謝料は当然請求したいと思うのでしょう。そして、その浮気相手にも場合によっては慰謝料を請求できます。

しかし、ご主人が無理やり浮気を強要した場合には相手には慰謝料を払う責任はありません。そして、ご主人の浮気を知ってから、3年が浮気についての慰謝料を請求する場合の時効となりますので、気を付けたいです。

そして、浮気による精神的な苦痛ということで慰謝料を請求するにしても、その額はあまり高額ではありません。100万円ぐらいが上限というのが普通です。

もし、それでも慰謝料をという場合には、精神的に不調になったということで、受診をして、診断書をとっておいた方が良いでしょう。

そして、探偵などに浮気の調査の依頼をしたら、高額になるので、慰謝料分はすぐに消えるでしょう。場合によっては、弁護士に離婚の相談をする金額も必要です。

財産分与

離婚を決意した場合には、結婚をして二人で築いてきた資産は、共通の資産ということになります。結婚前にあなたがしていた貯金については、あなたの資産になります。その証拠が分かるようにしていた方が良いでしょう。

財産と同時に家のローンも共同名義にしていた場合には、分割の対象になります。離婚をして、自分が住んでいない家のローンを払うということは腑に落ちません。

この場合には、名義をご主人だけにしてもらい、連帯責任者からも除外してもらい、ローンの負債は負わないようにした方が良いでしょう。もちろん家をもらって、ローンはご主人が払うという人も条件によってはいると思います。

親権・監護権

離婚をする場合、子供がいる場合には、親権や監護権を争うということもあるでしょう。これらを分けて持つこともできます。

子供が小さいうちには、母親の方が子供を引き取る方が子供の精神的な安定には重要とされています。子供も、二人いる場合には、引き離さない方が、子供にとっても、自分から奪われる物が少なくて良いでしょう。

子供を引き取ると生活が大変ですが、福祉的な制度がありますので、贅沢な生活をしなければ、何とかやっていけるものです。困った時には、市役所に相談に早めに行きましょう。いろいろと相談に乗ってくれます。

もちろんご主人からは、養育費を払ってもらうようにしましょう。払ってくれそうにない時には弁護士に相談もしてみましょう。口約束だけで終わらないように手を打ちましょう。公正証書などをとるのも良いでしょう。

離婚となると、専業主婦などの女性には経済的には不利です。しかし、ドメスティックバイオレンスなどがある場合には、外からは全く分からないような紳士的なご主人でも、家庭内では、暴力をふるっているということもあります。

暴言だけでも、あまり激しいと、それを受け止める方は体の不調が必ず出てきます。子供の前で妻に暴言を吐く夫も、子供に対して家庭内暴力をしていたり、虐待をしていることと同じです。

精神的にも色々と悪影響が出ます。案外精神的な不調が起こると、すっきりと治らずに長引くものです。私も限界まで我慢して、身体的に不調が出たので、近所の内科に駆け込んで、見てもらいました。

自律神経失調症とその時には診断されましたが、事情を説明すると、その先生は、早く決着をつけないと、大変なことになるよとアドバイスをくれました。それは、医療の現場で色々と見てきた実体験によるものだと思います。

DVは、受けている人は案外気が付かないでパターンにはまってしまっていくようです。しかし、かなり身体的にも精神的にも不調が出ます。

このような場合には、子供を連れて貯金通帳を持って逃げるというのが鉄則です。相談はそれからでも、公的な機関で迅速に対応してもらえます。

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