落ち着きのない我が子に対しての不安感を子供にぶつけてしまっていませんか?
自分の子供だけが、幼稚園や小学校にいっても、落ち着きに欠けて、ちょろちょろ動き回っているという状況に悩んでいる親の数は年々増える傾向にあるように聞いています。
それが見つけられた時にすべき事は、我が子が興味のある事に、親として、全面的に応援してあげる事です。
例えば、虫に興味を持っているならば、虫の図鑑を与えたり、虫を捕りにつれて出かける等、子供の意思の尊重をしてあげる事が必要です。
子供は、どんなに落ち着きに欠ける子供であっても、自分の好きな事になると、一生懸命に観たり、触ったりするものですから、落ち着きの無い子供とは到底信じられない状況を目の当たりに出来るはずです。
つまり、落ち着きに欠ける子供は、自分の興味の無い事でも、皆と一緒にしなければならない事が負担になっている状態の子供なのです。
そのような子供に、無理に皆と同じリズムを求めても、悪循環の繰り返しだという事ですから、自分の好きな事を応援する親からのスタートです。
一つ一つの事を褒めていくと、子供は、親のその自分に向けられた微笑みが欲しくて、これもしてみよう。と、今まで自分が苦手と思って逃げていた事にでもチャレンジしていくようになります。
その時にでも、失敗したり、他の子供に比べて、長時間耐える事が出来なかったとしても、チャレンジした事を抱きしめて褒めるようにすると、必ず、次も挑戦して行きますので、その時が、落ち着きの無い子供からの卒業時期と判断して、兎に角、必死に子供をほめたたえて、親として、あなたの行動を認めていると伝える表情をプレゼントしてあげて下さい。
医師の判断で、早期発見が出来て、投薬で徐々に落ち着く子供も多くいます。
それを、親の勝手なプライドで、医師への相談時期を逃したために、中学生辺りから、益々落ち着きに欠ける状況に陥る事になると、子供の成長時期からいって、治りが遅れる事にもなりかねないのです。
そうなると、高校、大学、社会人と進むこれからに、必ず、ひとつの障害になってしまいますので、幼児期の対応をお勧めいたします。
私の周りにも、小学校で、随分、子供の落ち着きが治らずに悩んでいる親は、多くなりました。その方々の共通点は、子供の好きな事に協力的ではなく、ひとつの計算問題が解けなかった事のほうを重要視して、子供を批判する家庭です。
確かに、他のお子さんのように、先生の話をきっちり聞く事が出来るようになって欲しいと思っていらっしゃる悩み尽きない親ではありますが、それだからこそ、自分の気持ちより、自分の子供の気持ちを重視して、他のお子さんとの比較をせずに、自分の子供の長所を十分に褒めて、自分の子供と生きる親であり続ければ、必ず、数年後には、落ち着きの無い子供の姿に悩む事は無くなっていると思います。
私も、そういうお子さん達の驚くばかりの成長を実際に見てきているひとりです。スマイルで、我が子を助ける親になりましょう。