気の弱い我が子が堂々と意見を言えるようになるために

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なるべく叱らない

自分の考えを言えない子とは、ほとんどが気の弱い子、性格の優しい子、自信のない子、だと思います。そのような子にやんちゃな子と同じように度々叱り続けるとどうなるでしょう。深く傷つき、おびえ、自分に自信が持てなくなってしまいます。

その結果、人の目を常に伺い、他人の言うことにすべて合わせてしまうような子になってしまうかもしれません。

褒める

性格が弱く自信のない子には、こまめに褒めることが大切だと思います。ただしわざとらしい褒め方はいけません。子供は敏感かつ繊細で、大人の心の中をすぐに見破ってしまいますから。こつは、何かをやり遂げたときすかさずさらっと褒めることです。

お絵かきをした時、工作をした時、お手伝いをした時、お話ができた時、着替えや歯磨きが自分でできた時など。大事なのはうまくできていなくても、やった行為を褒めるということです。そうすることですこしずつ自信がついていきます。

話を聞く

当たり前のことですが、子供が何か話しかけてきたとき、どんな些細な内容でも返事をすることです。できるならばその都度顔を見てにっこり返事をしてあげるのが一番いいでしょう。忙しくてそれができなくとも、返事は必ずしましょう。

子供は、自分の話に興味を持ってもらえたということで更に自信をつけることができるからです。

人に会う

どんなに自分の意見を持っていても、人を怖がっていたらいつまでも発言することができません。しかし特に人見知りの子にとっては、これを克服することは容易なことではありません。慣れさせるしかないのです。

とにかく毎日外に出ること。保育園、幼稚園、公園、図書館、お友達を家に招待する、おじいちゃんおばあちゃんと会う、近所を散歩する、何でも良いのですが、外へ出ると必ず他人がいます。他人がいる場所にあえて出て行くことが大切です。

習い事をさせてみる

他人と触れ合わせるという意味では、習い事もとても役に立つと思います。私も内気な娘にバレエ教室と英会話教室に行かせましたが、どちらもとても良いコミュニケーション効果があったと思っています。

バレエは、先生の話を聞きながら集団で同じ動作をします。みんなと一緒に何かをする楽しさと、集団の中で自分も頑張っていくという意欲につながったようです。

英会話教室は、とにかく英語を声に出さなくてはなりません。人前で大きな声で発言するということを、体で覚えたようです。

このように、習い事は人見知りや内気な子にはとても良い効果を生みます。ただしあくまでも、本人が楽しく通えていることが重要です。嫌なのに無理に通わせるのは逆効果になってしまう場合もあるでしょう。いつも子供の様子を確認しながら続けていきましょう。

家の中でも発言する機会を作る

以前、外国の幼稚園ではどのようなことをしているかが書いてある本を読んだことがありますが、興味深いものがありました。そこの幼稚園では、毎朝一人ずつ前に出て、クラスのみんなに向かって、自分の昨日の出来事について話すのだそうです。

そして話が終わると、すかさず先生や生徒達から質問が飛んできます。その都度考えて答えなければならないのでとても発言力がつくようになるというものでした。

外国の子供達はこのようにして小さい頃からコミュニケーション能力を鍛えるトレーニングをしているのですね。

家庭でもこのようなトレーニングをすることは可能だと思います。我が家でも実践してみました。夕食後の食卓で、家族一人ずつ昨日の出来事について発表するのです。子供は突然させると嫌がるので、まずはお母さん、お父さんから。最後に子供という具合です。

娘は初めは緊張していましたが、お父さんお母さんの発表を見ていて、流れがつかめたようで、少しふざけながらではありますが、元気よく発表することができました。

家庭内でこれができるようになったら、次はおじいちゃんおばあちゃんや、お友達と発表し合ってみるというのも良いかもしれませんね。

ゆっくり時間をかけて・・・

気の弱い子が自分の考えを堂々と言えるようになるためには、いろいろな方法がありますが、できることから無理のないように始めて、長い目で見守ってあげることが大切ではないでしょうか。

中でも私が一番大切だと思うことは、親が子供に「堂々と発言できる子になって欲しい」ということをさりげなく伝えていくことだと思います。

大きな声で話せるとかっこいいねとか、小学生になったらきっとできるようになるから頑張ろうね、ママそうなったところ見れたら嬉しいな、など子供が楽しくやる気になるようなことを常に伝えてあげることが一番の近道かもしれません。

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