失敗しないための幼稚園(保育園)デビューとママ友選び

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子供にとってもママにとっても、初めての社会生活が幼稚園(保育園)です。そのたった2~3年間が、その後の人間関係を作る上で、実は大変重要な期間であることはご存知でしょうか?

近年話題のママ友問題や子供のいじめに発展しない為、幾つか押さえておきたい園生活のポイントをご紹介いたします。

子友・ママ友は学年ごとに攻略してみましょう

子供の年少(3歳)から年長(5歳)は言葉、体、心が最も成長する時期です。年少はわがままを言えない環境を知り、年長は下級生の面倒を見ることにめばえます。そして親は、最初の子離れを経験し、同時に、ママ友という特殊な世界を目の当たりにします。

まずは、年少組から攻略していきましょう。入園式を終えると、子供達は、いよいよ初めての社会生活がスタートします。最初は親子共に、離された生活に物凄いストレスを感じる事があります。そのため、入園から1週間程度は体調を崩したりすることもあります。

わがまま王子・姫様の年少組、初めての集団生活

  • 積極的な子の場合

入園式で子供同士で意気投合してしまう子。この子供のママ・パパはとてもラッキーです。入園式が落ち着いたら、そのお友達の親御さんに早速話しかけてみましょう。

園の見送りやお帰りの際の待ち時間が、時間的にも短時間で話しやすいです。また、年度始めの4~5月は父母会(委員選出)や授業参観、遠足など、ママ同士で話せる機会も多いので、積極的に交流してみましょう。

『はじめまして○○の母です。これからも仲良くお願いします。』程度で構いません。社交的なお子さんが作ってくれたキッカケは有り難くいただきましょう。

  • 消極的な子の場合

入園式で早速1人ぼっちになってしまった子供のママ・パパは子供のためにサポートをしてあげましょう。担任の先生に、子供の特徴と友達作りについて相談しましょう。後は先生にお任せしてフィーリングの合う子を見つけましょう。

園生活初日で、そのような不安を抱えた親御さんは決して1組ではないはずです。同じ悩みを相談している親御さんと悩みを共有することでママ友に発展するパターンもあるのです。『ウチもそうなんです。』から始まる会話で打ち解けられたりもします。

焦ることはありません、実際は年少では特定の友人を作る子が少なく、色んな子と遊ぶ事で友達の顔と名前を覚える事が精いっぱいですので、ママ達も、『○○ちゃんママ』程度の面識からゆっくり付き合っていけばいいのです。

幼稚園のモンスター、年中組

  • 子供の場合

年少で覚えた園のルールを新入生に教えたり、自分で何でもやってみたい年中組。しかし、うまく出来ずもどかしさから、つい攻撃的になったり癇癪を起したりと、この時期の子は心と体の成長の速さについていけず戸惑ってしまいます。

そのため、年中の子供は物分りが言い年長や幼い年少に突っかかったりしますが、頭ごなしに怒るのではなく子供のイライラを吐き出させてあげましょう。理由を聞いて、良い事か良くない事かを本人に考えさせましょう。

そして誤解のないように、親子でしっかり相手に謝ることが今後の園生活を円滑にしていくコツです。

  • 親の場合

1年間様子を見てきて、だいたい各家庭の様子が把握できてきたのではないでしょうか。ママさんの名前・性格、園児の兄弟、家庭環境など。子供が園に慣れたように、ママ達も園やママルールに慣れ、先生に意見したり、ママ友グループを作ったりする時期です。

そのために年少でなるべくママ達を見極めましょう。ここで自分に合わないグループに入ると後々とても厄介な事になるかもしれないからです。グループ(又はママ友)作りで押さえておきたいポイントはこちらです。

  • 家が近い(近所または、いずれ同じ学区内になる)ママと仲良くなる
  • 子供が同性と異性の混合のグループに入る
  • 家庭環境(生活水準・家族構成)が似ているママと友達になる
  • 子供同士仲が良くないお宅とは距離を置く
  • 世話好きで社交的なベテランママがいるグループに入る

まず、家が近いママは、園内外の情報交換がスピーディーな事、いずれ同じ学区内の小学校に行き、これからも付き合いが長いという事から長期に渡り何かと協力し合わなければなりません。よほど難のある人でない限りは、良い付き合いをしていきましょう。

子供が同性異性混合グループは中々難しいですが、同性(特に女の子)のグループではお弁当や、服、小物等、ママ達のマウンティング(格付け)が行われ易いからです。なんと、女児達の間にもこの時期からマウンティングが行われ始めます。

そのため、ストッパーという意味での男児もいた方がいいと言えます。ただし、男児一人だと、男児が輪に馴染めなかったり、逆に争いの原因になったりと色々難しいので、2人以上はいた方がいいです。半々が一番理想的です。

次の、似た家庭環境というのがこの延長で、ママ友内での住んでる所、パパの収入、持ち物等マウンティングが行われたりする事があります。できれば格差の少ない、同じ生活レベルのママとのグループの方が居心地がいいのではないでしょうか。

子供同士仲良くないお宅は注意して付き合いましょう。子供の性格にもよりますが『お前のママ○○だ』等言って、その場でママのフォローが無い場合、陰口を言われている可能性があります。子供は親の陰口をしっかり聞いていますので、くれぐれも気を付けましょう。

また、いくら大人な対応で繕っていても、ママの嫌っている人の子供とは、不思議と仲良くしなかったりします。ママの気持ちを読み取ってしまうのでしょうか。子供の態度はママ友の本音を表しているのかもしれません。

最後のベテランママさんはとても心強い味方になる場合が多いです。傘下に入っていれば、次々に人脈を広げてくれ、相談にも乗ってくれます。違う学年へ人脈も広げてくれたりするのでとてもありがたいです。

ただし、内緒で相談した事や噂を吹聴したり、プライベートに過度に絡んでくるママには十分注意しましょう。

今後の流れも考えながら付き合う年長組

年長は園生活の集大成の1年です。園のルールを理解し、幼稚園の特別カリキュラムで園外でのルールを学び、小学生になる心の準備をします。子供達同様、親も園での催し物の中心として、ママグループの活動も頻繁になります。

ここで強い絆を築く事で、卒園しても相談し合える仲間になる場合が多いです。年長のママ活動には積極的に参加しましょう。特に、同じ学区内になるママ友とは、できるだけ絆を深めましょう。

小学校に上がる際、子供も親もしばらく同じ園出身で固まっている事が多いので、うっかり孤立しないためにも、これは年長組の最も重要なポイントといえます。でも、学区内に付き合いたいママがいなくても、心機一転小学校でママ友探しをすれば問題ありません。

ママ友を気にするあまり神経質になり過ぎない事

ここまで色々上げましたが、重要なのはママ友の枠に縛られて自分を無くしてしまわないことです。ママ友先行の園生活もいいですが、一番重要なのは子供の友達作りを信じてあげる事。自分の子が選んだ友達なら、きっとそのママとも意気投合できると信じてみましょう。

最後に、園生活がより楽しくなるためにおススメなのが、父母会の役員になる事です。特に、年少でやっておくといいと思います。頻繁に園に行くし、大変な面もありますが、最大の利点が全学年のリーダー格ママと一度に知り合いになれるからです。

年中・年長の役員さんは、年少役員が右も左も園ルールもわからないのは百も承知です。親切丁寧に教えてくれるでしょう。1年間しっかりついていけば、人脈も園内ママ友ルールもしっかり築けて、親子共に充実した園生活を過ごせることでしょう。

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