結婚したときは仲の良い夫婦でも、子供が生まれると自然に子供が生活の中心となる家庭が多いのではないでしょうか。しかし夫婦のコミュニケーションも欠かしたくない、と感じている女性も多いはず。
いつまでも仲の良い夫婦というのは、子供の成長にとっても良い影響を与えることになります。仲の良い夫婦に育てられた子供は、精神的にも安定して大きくなります。
しかし度が過ぎてしまうとどうでしょうか?何事もやり過ぎは厳禁です。子供の前で過度にいちゃいちゃしてしまうと、子供にも悪い影響を与えてしまうことになります。
ではどの程度の夫婦間のコミュニケーションがちょうどいいのでしょうか。子供の前でやり過ぎない、良い影響を与える夫婦のコミュニケーション法を紹介していきます。
夫婦でマッサージをし合うことで夫婦間の仲の良さを子供に伝えることができます。マッサージはコミュニケーションとしてやり過ぎないので、子供に悪い影響を与えることはありません。
夫婦同士でお互いをいたわっている姿を見せる事で、感謝し合う気持ちを子供に教えることができます。マッサージだと肌と肌が触れ合いますが、過度なボディタッチではありませんよね。
お父さんとお母さんがマッサージを通して触れ合っている姿を見て、仲の良さを確信することができるので子供もその姿を見るだけで、安心することができるのです。
夫婦のコミュニケーションとして、意見を言い合う話し合いの場は非常に大切です。しかし大人同士は冗談でも大声で言い合っていると、子供は喧嘩していると勘違いしてしまいます。子供を安心させるためには、声を荒げず冷静に話し合う事が大切です。
夫婦関係を長続きさせるためには、話し合うということが必要です。しかし大声を張り上げていると喧嘩していると勘違いさせてしまいます。喧嘩をしていると子供が勘違いすると、大人に気を遣ったり、神経をすり減らしてしまうことになります。
大人同士は自分の意見をぶつけ合い、コミュニケーションをとっているつもりですが、それを見ている子供にとっては大声を出して喧嘩していると勘違いします。それはストレス以外の何物でもありません。
子供に変な気を遣わせないためには、冷静さを忘れてはいけません。意見を言い合うときほど、笑顔を忘れずに冷静に話し合いましょう。
やはり落ち着いた夫婦関係の中で育っている子供は気持ちが安定しています。子供が成長していく過程では、安心できる環境を作ることを優先して考えましょう。
夫婦喧嘩を目の前で見て育った子供は、うつになったり、異性や結婚に対して偏見を持ったり、いろいろな障害が出る可能性があります。子供の未来を明るいものにするためにも、夫婦は仲良くしていた方がいいですね。
お風呂は子供にとって楽しい場所です。大人にとっては一日の汗を流したり、清潔にする場所ですが、子供にとってはそれ以上に楽しい場所だという認識が強いのです。
そのお風呂に家族一緒に入ります。この場合、夫婦だけでなく子供も一緒に入るとよりコミュニケーションをとることができます。
「裸の付き合い」というように、お風呂という特別な空間です。お風呂で過ごした時間は、大人になっても忘れることができない貴重な時間になりますよ。
言葉が子供に与える影響は大きいです。言葉はわかりやすく、気持ちを簡単に伝えることが出来る方法です。いくら心の中で思っていても、言葉にしないと相手にその気持ちを伝えることはできないのです。
そこで夫婦お互いに「ありがとう」や「ごくろうさま」という言葉を伝えあいましょう。相手に感謝し、思いやる気持ちを言葉にすると心まで温かくなりますよね。
親同士が思いやる気持ちや思いやる態度を表していると、自然と子供も真似をします。成長していく中で、教えなくても子供は思いやる言葉や態度を表すことができるようになりますよ。
男性は外で仕事をしているので、その姿を普段子供は見ることができません。家庭内で仕事をしているのは母親で、その姿は常に見ているのではないでしょうか。
子供は父親が外で頑張って働いているということを想像することはできません。もちろん母親から教えてもらっている子供はいますが、自分の目で見ていないため実感することができないのです。
子供に良い影響を与える夫婦のコミュニケーションは、夫婦で助け合っている姿を見せるということです。母親の仕事である家事を父親が手伝っているところを見せることで、子供に良い影響を与えることができるのです。
その時に忘れてはいけないのが、「ありがとう」という感謝の言葉です。父親が母親に何かをして、母親から感謝されている、という漠然とした姿が子供に良い影響を与えることになります。
子供が思い描く夫婦像というのは、自分の両親からしかイメージすることができません。子供が大人になって家庭を持ったときに、理想として思い描くのが、自分の両親なのです。それ以外の夫婦像を思い描くのは不可能に近いことです。
夫婦像として意識するときに、両親の悪いところも良いところも影響してしまいます。自分の両親の仲が悪いとそれが無意識の中で目標になってしまうのです。仲の良い夫婦像を見せておくことで、将来子供は幸せな家庭を築くことができるのです。
ご主人が帰ってきても、その場から動かないという女性も多いのではないでしょうか。できれば玄関まで迎えに行き、荷物や上着を持つのが良いでしょう。
仕事を頑張ってしてきれてくれた、という意識を子供に持たせることができますし、父親は迎え入れられるべき人なのだと無意識に植え付けることができるのです。帰ってきてもその場から動かず、顔色も変えないようだと、父親の尊厳がなくなってしまいます。
父親が尊敬されるべき人なのだと、子供に意識させることは非常に大切です。母親はそれを意識して行動することが大切なのです。口で言うよりもまず行動に移してみましょう。
目と目で通じ合うことは、たくさんあります。アイコンタクトを増やすと、交わす会話は少なくても夫婦間で感じあうことは増えるのです。それは子供にも伝わります。
アイコンタクトを増やすと、自然と笑顔が多くなり、それを見た子供にも伝わります。夫婦同士のアイコンタクトは会話の少ない夫婦にもおすすめですよ。
子供にとって家族全員でお出かけをするということは、特別なことであり、それだけでスペシャルなのです。場所はどこでもかまいません。家族全員で揃ってでかけることで、特別な一日になります。
その中で子供は、夫婦関係や夫婦同士の接し方などいろいろな部分を見ています。家の中では見ることができなかった、夫婦同士のコミュニケーションをよく観察していますよ。
一般的な子供は、お父さんと一緒にいる時間よりもお母さんと一緒にいる時間の方が長いのではないでしょうか。子供は一緒にいる時間の長い母親のことをより身近に感じるので、好意を持ちやすくなります。
もちろん父親にも好意を持っていますが、母親には勝つことができないのです。しかし夫婦関係がいい状況を見ていると、お母さんだけでなくお父さんにも親近感を持ちやすくなります。
夫婦関係の良い家庭で育った子供は、精神的な面でも安定していますし、何よりも自己肯定力が高くなります。一度夫婦間のコミュニケーションを見直してみませんか?