お子さんが産まれると、子どもを通じて様々なママと出会うようになり、出会いをキッカケに世間でよく聞く“ママ友”が出来るようになります。
テレビや雑誌などで耳にする“ママ友”とは気難しく、複雑な関係でトラブル話もよく聞く…というイメージがあり、少し身構えてしまうママも沢山います。
しかし、ママ友とはそれだけの存在ではありません。私たち“妻・ママ”にとって良き理解者でもある存在なのです。今回はママ友との関係にスポットを当て、抱く悩みについて、考えていきましょう。
せっかく出来たママ友と良い関係を築きたい!上手に付き合っていきたい!そんな気持ちをもつママたちへ!良い関係を作るため、上手に付き合うための方法をお伝えします。
あくまで参考程度に…という内容ではありますが、前向きに“ママ友”への抵抗感を無くすイメージで、読んでみてください。
今現在ママ友という存在がいない方(妊娠中など)であれば、「そもそもどうやってママ友を作るの?」と疑問に思うかもしれません。
ママ友とは産院・マタニティー関係の教室等を通して妊娠中から出来るものでもありますし、出産後子どもを通して、健診や公園・習い事・幼稚園保育園などでも作ることが出来ます。
ママ同士、互いに興味をもち話しかけたり、子ども同士が遊んでいる事をキッカケに会話をするようになり連絡先を交換…となれば、それだけでママ友という存在になります。
ママ友を作るという事は、ただの友達という関係だけでなく、互いの育児において良い影響を与え、助け合い、支え合える関係でもあります。学ぶ事も多く“母”として成長もさせてくれます。
“ママ友達”と“友達”ではどんな違いがあるの?何が違うの?と思うかもしれません。ママ友達は、簡単に言うと“ママになった事で出来た友達”と言えます。
携帯電話に入っている友人であれば学生時代や職場など、子どもがいなくても自分自身がベースとして関係を作って来た友人ばかりだとおもいます。
ママ友とは、自分がベースというスタンスよりも“子どもがベース”で出来た友人だと言えば理解しやすいでしょう。だからこそ気を使ったり、腹を割り切れない…といった問題も出て来てしまいます。
理想として描く“ママ友との接し方”とは、ママ同士も子ども同士も仲良く、気兼ねない関係で子育ての相談や愚痴の捌け口・ママとしてだけでなく、一人の人としても良い関係を築きたい…と思うものです。
ママ友と互いに楽しくて心地よい関係を築いていくためには、思いやりをもって接することが大切です。ママだけでなく相手のお子さんへも愛情をもつ事が自然に出来るようになります。
ママ友とは、近すぎず離れすぎずの距離感がベストです。関係を築いていくうちに芯から打ち解け合う仲になる事も珍しくありません。まずは“苦手意識”を持たない事が大切です。
世の中の“ママ友”はやはり面倒・怖い・イジメ・孤独・トラブル…といったイメージが強く、「ママ友付き合いなんて嫌だな」と抵抗を感じている方も多いでしょう。
確かに、学生時代の友人とは出会い方も接し方も接する時間も違い、打ち解けるまでには時間がかかるかもしれません。
しかし、ママ友とはマイナスのイメージばかりではなく、プラスの効果も非常に強いものです。子育ての悩みや、妻にしか解らない孤独感・苛立ちを理解し合える関係でもあります。
ママ友の存在があるからこそ、楽しく育児が出来る!という方も沢山いますし、互いが経験してきた事をもとに色んな世界を知ることが出来る・世界が広がるという利点もあります。
「ママ友とは良い関係を築いていきたい…」これは誰もが願う事です。出来るだけトラブルにはなりたくない、互いに良い関係でいたい!そのためには、相手ではなく自分を見つめることが大切です。
どんな事でもそうですが、相手に求めるのではなく自分がどうしたいのか、自分がどうありたいのかを見定め、まずは深すぎず浅すぎずの付き合いから始めてみましょう。
人と人は移し鏡です。優しい心で接すると、相手も同じように接してくれます。陰口を言えば、どこかで自分の陰口を言われています。
築きたい関係の理想を、より現実にするためには、自ら動き、焦らずゆっくりと仲を築いていくことです。“陰口・悪口”はマイナスの印象を与えるので厳禁です。
「ママ友と良い関係を築きたい!」と、思っていても、実際ママ友と接する時になれば、「こんな時どうすればいいの?」と悩んでしまう問題も出てきます。
ママ友との過ごし方・接し方で、よくある光景をいくつか挙げ、ケース別にママ友との上手な付き合い方を見ていきましょう。
あくまで参考程度に…というスタンスで見ていきましょう。人間だれしも人柄・性格、皆違うので、「この方法を実践すれば絶対大丈夫」と言えるものでもないですし、行動できないママも沢山います。
ママ友との付き合いではよく“お昼ご飯を一緒に食べる”という時間を共にします。お子さんが幼稚園・学校へ行っている間などのフリーな時間や休日に過ごすママ友との時間とも言えます。
ランチをする場合、付き合い方として、大人たちが食べたい物・シャレたレストラン…などを提案するのではなく、子ども達が食べられる物や、キッズルームがある場所などに配慮をし、相手に伺いましょう。
また、相手のお子さんに(自分の子どもにも)食材のアレルギーがあるかもしれません。「食べられない物はある?」など、事前に確認しておき、お店や料理をある程度絞るような配慮も大切です。
食事をしたり出かけた時など、必ず発生する事、それが“会計”です。外食先でも最後の会計で、どのように対処すべきかをしっかり考えておきましょう。
さほどシビアに考えていないママも沢山いますが、「お金の切れ目が縁の切れ目」と言う言葉がある程なので、金銭トラブルに発展しないよう、きっちりとしておく事が重要です。
会計時には、ちゃんと割り勘にするのか、個別清算してもらうのか、まとめて支払い、後でママ友と清算をするのか…自分だけの判断でなく、提案をして相手の意思も確認をしましょう。
家計を管理するためにレシートが必要!だというママも意外に多いので、清算時にしっかり確認をしておかなければ後々モヤモヤしてしまうようなトラブルに発展する可能性も…!
これはママ友に限ったことではありませんが、金銭トラブルはママ友同士でも十分起こりうる問題です。金額の大小に関係なく、心のわだかまりが出来てしまうと修復出来なくなる事もあります。
お金を貸す場合には出来るだけ日を置かず、早めに返してもらえるようにしましょう。また、貸す際には「返ってこなくても仕方ない」という意識をもって貸すようにしましょう。
もちろん、本来であれば貸し借りは禁物!トラブルの元となってしまうのですが、致し方なるく必要になったり、テイクアウトのランチで必要になるケースもあります。
つい見落としがちにもなる“駐車場代”や“ガソリン代”も、自分の車を使う場合などには良いにしても、相手にお世話になる場合には「車を出してくれたお礼だよ」や「駐車場代出すよ」などの気遣いも忘れないようにしましょう。
近年、未就園児でも、園や学校へ行きながらでも、“習い事”を始める子は非常に多いです。習い事を通してでも、学校等とはまた違った形で出来るママ友がいます。
習い事となると、スイミングや体操・英会話・塾…様々な分野がありますが、お子さんによって成長の早さもレベルも異なるので、ママ同士でもお子さんがいつまでも肩を並べて同じレベル…というわけにはいきません。
通常であれば、我が子の成長や相手のお子さんの成長、比較する様な事をすべきではありませんが、場合によっては比較されてしまったり、何気なく口にした言葉でトラブルに発展することもあります。
ママ友がどう感じ、どう受け入れるのかは相手のママ次第ですが、自分自身は、お子さんのレベルや周りとの差を比較してしまう等、悪く捉えるような事がない様に心がけましょう。
ママ友に頼まれ事をした際、不可能な事であれば丁重に断ることが出来ても、さほど大きな事でなければ、つい「良いよ」と返事をしてしまう事も多々あるでしょう。
頼まれた事は必ず成し遂げる事はもちろんなのですが、頼まれた事の報告や相談、確認をこまめにするよう心がけましょう。
「子どもを見ててほしい」や「お迎えをお願いしたい」といった頼み事はママ友同士で日常的によくある事です。
相手のお子さんを預かったりお迎えに行く場合には、最後まで責任をもち、しっかり相手のおうちへ送り届けるまで、怪我や事故のないように注意をしなければなりません。
安易に約束を取り付けたり、何でも引き受けてしまうと、最終的にトラブルに発展してしまう事もあります。事の重大さや責任が生じる事・頼まれた内容がキャパ越えしない事なのかどうかも判断をしましょう。
ママ友に何かを頼みたい時には、急に頼むのではなく早めに連絡をいれ、その旨を伝えましょう。相手にも都合がありますし、内容によっては「それはちょっと…」と断られてしまう事もあります。
お願い出来たとしても、急な体調不良で頼めなくなってしまう事も起こりうる!と視野にいれておくべきです。また、子どもを預けたい・お迎えをしてほしい…などの頼み事の場合には相手に託す“覚悟”が必要です。
万が一怪我をしたとしても、相手のおうちで、おやつばかり食べて食事が食べられなくなってしまうような事が起きたとしても文句は言えません。
ママ友へ何かをお願いした時には、その後、必ずお礼を伝えましょう。また、ちょっとしたお菓子などを渡したり「この間はありがとう」と感謝を伝えるだけで、より丁寧で気遣い上手なママに…♪
ママ友と遊ぶ時には、子どもは子どもたちで自由に遊ばせる事が出来、ママはママ達でゆっくり会話が出来る…これが理想な時間の過ごし方かもしれません。
そんな理想的な時間が過ごせるような場所を提案したり、「遊びにきて」とおうちに招待したりする事も大切です。
良い関係を築くためには、ゆっくり会話をして互いを知っていく時間も必要です。互いに心地よい関係となれるように、色んな話をしてみましょう。
どんなに良い関係を築こうと頑張っても、ママ友トラブルが絶対に起こらない!とは言い切れません。何をキッカケに起きてしまうのか、原因が解れば良いのですが、解らない場合には修復が出来なくなることも…。
起こらないとは言い切れない、ママ友トラブル!「こんな時、どうしたら良いの?」の悩みの対策を考えてみましょう。
先ほども述べたことではありますが、金銭トラブルや約束事は“曖昧にしてはダメ”な事です。ママ友同士でなくても、人と人の信頼関係が崩れてしまう大きな問題です。
金銭関係では、“借りた物はきっちり返す!貸したものは返ってこない気持ちで貸す”が、何か起きた時にも最も自分を納得させることが出来るスタンスかもしれません。
貸したのだから絶対に返すべき!だと、それは常識として当たり前の事ですが、忘れられてしまう事もありますし、日数が空けば空くだけ返金されなくなります。
子ども同士が喧嘩をし、不仲になってしまった場合、ママ同士の付き合いにも影響してしまう事は珍しくありません。
ママたちが間に割入って解決する事も方法としてアリかもしれませんが、子どもたちに全てを託すのであれば、子どもの状況に応じて大人も対処をすると良いでしょう。
ママ同士までが不仲にならないよう、互いに連絡をとり、「今はそっとしておこう」などの見守る姿勢を互いに了承しておけばママ友トラブルは回避できる事が多いです。
お子さん同時の仲は、知らぬ間に戻っていたり、互いに良い距離感を保つ様になったりと、子どもたちも良い人生勉強になる事は間違いありません。あまり口を出さず、ママたちはサポートする姿勢がベストな時もあります。
ママ友という存在は“子どもがいるからこそ出来た友人”と意識しているママたちが多いかと思います。それは間違いではありませんし、確かに子どもがいるから出会うことが出来た存在でもあります。
しかし、自分の周りには、気の合うママ友が揃うようになります。気の許せるママ友が集まるようになります。人は自然と、“一緒にいて居心地が良い存在”と一緒になる傾向にあります。
せっかくできたママ友、これから出来るであろうママ友、最初から苦手意識を持たず、互いに良き人生での理解者・仲間・時にライバルとして支え合える関係を築けるように意識をもっておきましょう。
大切な事は最初から相手を勝手に判断し、ママ友の世界を閉ざしてしまう思考をしない事です。自分の世界を広げる・自分の成長につなげる・色んなものを吸収する・支え合える仲間を見つけるという心構えがポイントです。
いかがでしたでしょうか。ここではざっと簡単に・よくあるようなケースでの話を挙げてみましたが、ママ友関係とは非常に複雑で、一度もつれてしまうと解くことが出来ない糸のように、繊細なものでもあります。
しかし、良い関係を築きたい!ママ友と上手に付き合いたい!と願っているのであれば、まずは飛び込む勇気を持つ事です。自分の世界を広げるのは自分次第です。