30代はお肌の曲がり角…とよく言ったもので、30代の女性はストレスがお肌を直撃します。20代の頃の様に、寝れば治る!が効かなくなってきた方も多いのではないでしょうか?ストレスはホルモンバランスも崩してしまいます。
更に、お肌だけでなく体の調子も崩してしまいがちです。このまま放置していくと、いつの間にかなかなか治すことのできない深いシワが刻まれることにもなりかねません。まだまだ先のことでしょ!と暢気構えていないで今のうちからシワ対策をしていきましょう。
大丈夫です!まだ間に合います!30代から本気のスキンケアをしていきましょう!
30代でお肌の悩みの多くを占めるのは乾燥肌や大人ニキビだと思います。そのまま放置してしまうと、悲しいことに小ジワに発展するのです。大人ニキビは思春期ニキビと違ってホルモンバランスの崩れや乾燥肌が悪化した結果の場合が多いのです。思春期は成長ホルモンが
皮脂の過剰分泌の原因であることが多いといわれています。大人ニキビの場合女性ホルモンのバランスや、代謝、新陳代謝、乾燥肌と様々な要因が関係しており思春期ニキビの様なスキンケアでは悪化します。ですから、皮脂を取り除く方法ではなく
保湿を重点にスキンケアをした方が良いでしょう。このケアが後々小ジワのケアにも効いてくるのでしっかり行いましょう。乾燥肌は水分不足が原因の大半を占めます。ということは水分不足を解消すればよいのです。
しかし簡単ではないのも事実ですよね。お肌の水分を保つためには角質層の水分機能を充実させる必要があります。「皮脂膜」「NMF(天然保湿因子)」「細胞間脂質」と保湿のキーポイントがあります。
まず、皮脂膜ですが自ら作り出す天然の保護クリームの役割が本来の姿です。皮脂が出過ぎてテカる…という悩みを良く聞きますが、皮脂を過剰に除去してしまうと逆に保護しようと皮脂を過剰に分泌してきます。
夏場は毛穴が開いておりスムーズに皮脂の分泌も上手くいきますが、冬は寒さで毛穴が締まってしまい皮脂の分泌が上手くいかずテカっているように見えて実際は乾燥が進んでいるという恐怖な状況も良くあるのです。
そして毛穴に皮脂や細菌が詰まりニキビに発展してしまうのです。また、皮脂膜は保護クリームというだけあって細菌やカビから皮膚をガードしてくれます。まずは、肌の清潔を保つことが重要です。その後テカるからといってさっぱり系の化粧水や手で
パシャパシャと化粧水つけるだけという手抜きはせず、保湿のケアを中心に行い化粧水はコットンを使ってムラができないよう、均一に化粧水をつけて行きましょう。ミスト系の保湿商品は乾燥肌を悪化させてしまうことがあるので気をつけましょう。
仕事の合間のスキンケアはファンデ部分を落とし化粧水やクリームで保湿しファンデを塗り直す位やった方が効果を期待できます。乾燥肌が落ち着いてくれば皮脂膜も正常に働き、過剰に分泌されることも減ってくるでしょう。
NMF(天然保湿因子)はアミノ酸が主な成分ですが、水分を摂りこむ働きと水分を保持する働きがあります。NMFは新陳代謝と大きく関係しており、新陳代謝を促すことが強化に繋がるでしょう。新陳代謝はターンオーバーとも呼ばれますが
肌が生まれ変わることです。肌が生まれ変わるときにNMFも作られていきますので、上手くターンオーバーができないと乾燥肌に拍車をかける結果となります。しかし加齢や肌が受けたダメージでターンオーバーが滞ってしまうこともあります。
ターンオーバーを促進する為には、たっぷりの睡眠と栄養バランスの良い食事、疲れやストレスを溜めない事が重要です。中でも新陳代謝が活発に行われるといわれている22時から2時の間は睡眠していることが望ましいです。
また、夜更かしや22時以降の飲酒や食事は体が新陳代謝以外にエネルギーを使うことになるので体が新陳代謝に集中してエネルギーを使ってもらう為に控えた方が良いでしょう。NMFは角質層にて角質細胞と角質細胞の間を
繋ぐように細胞間脂質とともに存在しています。乾燥等で肌が荒れ角質細胞が荒れると凹凸ができその隙間から水分が奪われて行きます。これを放置していくと、小ジワに繋がります。怖いですね。
ですから、小ジワを作らない為にも徹底的にNMFを強化しましょう!
細胞間脂質はNMFでも少し出てきましたが、NMF同様で角質細胞と角質細胞の間にあります。細胞間脂質はセラミド成分が多くありますが、脂質というだけあり油分です。油分と言えど、皮脂とは違います。役割は角質細胞間が
剥がれたりしないように接着剤の様な働きです。更に、油分ではありますが水分と馴染む成分もある為NMFと一緒に保湿の為に重要な働きをしてくれます。こちらもNMF同様新陳代謝がポイントになってきます。
なかなか新陳代謝を上げるのは大変ですが、健康的な生活を心掛けることとストレスや疲労を回復させるようしていかなければいけませんね。
スキンケアで良く聞かれる新陳代謝と基礎代謝をごちゃごちゃにしていませんか?新陳代謝はターンオーバーのことで、お肌の入れ替わりのことです。加齢によりターンオーバーの周期が遅くなり、乾燥肌や小皺の悩みが増えてくるのですが
促すために垢として剥がれ落ちて行くはずの古い皮膚をピーリング等で落とし、促すことも必要になって来るでしょう。一方、基礎代謝も加齢と共に落ちて行きます。メタボのおじさんは良い例かと思います。若い頃と同じ量の食事をしていると
脂肪が溜まってしまうでしょう。基礎代謝が上がれば体内に溜まったいらない物がどんどん出て行くので無駄なエネルギーを使うこともなく新陳代謝にも拍車を掛けるでしょう。どちらも大事ですね。
ターンオーバーの周期を促進させる為には次のことに気をつけて行きましょう。
このことを念頭に置き、スキンケアを充実させれば乾燥肌や小ジワの恐怖から脱出できるでしょう。
表情ジワや加齢ジワと呼ばれるシワは、笑いジワやほうれい線のように長年の折れ目のようについてしまうシワです。始めは、乾燥肌による肌の溝から始まります。そこから時間を掛けコラーゲンまでが折れ曲がってしまうという…恐ろしいですね。
乾燥肌を治しても笑わないわけには行けませんし、お話しないわけにはいきません。まして、首に付くシワに至っては寝ている間に付く始末です。これはコラーゲンを強化するしかないのです!しかし、コラーゲンを単に摂取した所で
強化したことにはなりません。コラーゲンはコラーゲンを食べても塗っても肌に取り込むことはできないのです。コラーゲンを増やす為にしなくてはいけないのは、ビタミンC誘導体とピーリングです。
ビタミンC誘導体やピーリングでターンオーバーを促すのが一番の近道といえるでしょう。ピーリングをし、ビタミンC誘導体でビタミンCを補給します。そうすれば、コラーゲンの生成も促せますしコラーゲンの強化に繋がります。
なぜコラーゲンを食べても強化にならないかというと、体内に入るとシワだけの為にコラーゲンが働くということが無いためです。体内に入ってしまえば、アミノ酸に変化しどこの部分に使われるかわからないのです。
しかし体を生成するのにコラーゲンは必要なんだということですよね。なので、コラーゲンを食べなくても良い!ということではなくどこかには効いている!という思いで召し上がると良いと思います。
真皮シワというのは今までのスキンケアではどうにもならない、深い深―いシワのことです。これはお婆さんと呼ばれる年齢で出来始める老化が主な原因です。老化を加速するのは紫外線や弾力を失った肌です。
コラーゲンやエラスチンを作り出す繊維芽細胞が衰えていくためなのですが、この真皮シワの怖い所は乾燥肌や小ジワのスキンケアでは治せないというところです。特にできやすいのは、口元、額、眉間など
できると一気に老けた印象を与えてしまいます。真皮シワはなぜ一度できると治せないかというと、コラーゲンに深くシワが刻まれるのです。壊れてしまったコラーゲンを修復するのは難しいのですね。
ではやはりコラーゲンの強化ということになりますが、コラーゲンを作り出すために知っておかなければいけないのが、繊維芽細胞です。繊維芽細胞は真皮の中にありコラーゲンの他に、エラスチンやヒアルロン酸を作り出します。
どれもお肌に大切な成分ですが、新しいコラーゲンを作り出すと同時に古いコラーゲンを破壊し入れ替える働きもあるので是非とも活性化させたい所です。繊維芽細胞は酸化で弱まります。なので抗酸化作用のあるものが重要になってきます。
トマトがお肌に良いといわれるのは抗酸化作用が多く含まれているからですね。抗酸化作用だけで言えば、赤ワインやブドウにも効果が期待できるのですが顔を重点的にという観点からだと、化粧品が良いですよね。
しかしお肌に良いとされている成分の多くは水溶性で外からでは、真皮に届きません。最近は、ビタミンCを誘導体のように真皮にまで届くよう開発も進んできていますから上手に使うと良いでしょう。
大なり小なりシワを予防するためには、栄養バランスの整った食事と規則正しい生活が基本になってきます。それから紫外線を避けるような対策、ターンオーバーを促すようピーリングやビタミンC誘導体を利用していくという
ケアになっていくでしょう。睡眠はとても大事ですしストレスフリーな生活や、疲れを溜めないという生活を整えなければいけませんが、なかなか忙しい30代には無理な話というのも分かります。でも1週間の中で1日だけでもスキンケア強化日を作って
ピーリングをし美容液を染み込ませるだけでもストレス解消になりますよ。その時にお好きなアロマでも一緒に使うとリラックスします。忙しない日常にひとときの癒しがあれば明日も頑張れますね。
ちなみに、リラックスしている時は副交感神経にスイッチが入れ換わっている状態です。不眠で悩んでいる方は寝る1時間前から副交感神経を高めるようにした方が良いでしょう。部屋を夕方の様な照明にしたり、ローズマリーや
イランイランのアロマを使うことをお薦めします。アロマは嫌いな臭いだと余計ストレスになりますから、購入の際は良く香りを吟味して下さいね。最近は100均のお店でも購入できますので、是非お試しください。
また、眠気が来るまでスマホいじりは逆効果です。主に交感神経を刺激し活発にさせてしまいます。余計眠れなくなるということですね。
新陳代謝を促すこともとても大事ですが、血行を良くしたり体内から余計なものを排出させるためにも、基礎代謝は上げた方がお肌にもダイエットにも繋がり良いと思います。
継続は力なり、アンチエイジングは一日にして成らず!です。シワの無い若々しい肌を手に入れましょう!