人を好きになる気持ちって、大人になっても変わることのないピュアな感情の部分です。大人になると、ずる賢しこさが身についたり、どうやったら上手に人間関係を築けるかなんて打算的な部分が身についたりします。
大人になるってことは、どうすれば世の中で上手く渡っていけるのかという知恵を身につけるためにずるく打算的になっていくのです。中には、恋愛すらも打算的にずる賢く考え、パートナーを決めてしまう人もいますが・・・・。本来であれば、この「恋する気持ち」は大人になっても唯一続く感情なので、大切にしたいものですね。
恋愛には、美しい感情の部分と醜い感情の部分の二つが存在します。どちらか一方の感情だけでは、恋愛は成立しません。
恋愛を楽しむためにも、この醜い部分の感情のコントロールを如何にすることが出来るのか?ということが重要なのです。
そのために、「私は、これだけあなたのことを大切に思っていて、好きだから、あなたも私のことを同じくらい、またはそれ以上に思ってほしい。」と心の底では、恋愛対象に求めてしまっているのです。
なので、人を好きになる、恋をするということは、限りなく自己中心的な感情でもあります。でも、そうなるのは、仕方のないことです。また、自己中的な感情が伴わなければ、それは既に恋愛ではないともいえます。
例えば、自分の好きな人や結婚相手が、他に好きな人が出来たとします。そうすれば、当然のことながら、あなたは嫉妬するはずです。他の女性を好きになった彼のことも、また彼の心を奪った女性のことも憎らしく思うはず。
これが、無償の愛情の対象であれば、彼の幸せだけを考え、「彼が一番幸せになるなら、相手が私じゃなくても仕方ない。彼には、幸せになってほしい。」なんて、潔く思えないはずなのです。
でも、親子の間では、こういった感情が生まれますね。恋愛は、相手に常に対価を求めるものです。なので、自分が思ったような態度や感情を表してくれないと、イライラしたり、感情的になってしまったりしがちなのです。
感情のコントロールが上手に出来るようになれば、彼を困らせたり、彼があなたに愛想をつかせたりすることもなく、恋愛を成就させることが出来るのです。
でも、恋愛において、ちょっとした「嫉妬心」というのは、二人の恋愛を燃え上がらせるちょっとしたスパイスになるもの。
嫉妬するからこそ、マンネリ化しているカップルであれば、相手のことがこんなに好きなんだと再度実感するきっかけになったり、片思い中の彼の周りの女性に嫉妬するからこそ、自分の美容磨きに力が入って、努力できたりするものです。
なので、「嫉妬」自体がいけないというわけではないですね。しかし、「嫉妬」も度を越したレベルになると、相手の負担になること間違い無しです。
彼が、会社で他の女性社員と話しているだけで異常に嫉妬心を燃やしてしまったり、メール着信のたびに「女性から?」と疑い、彼がいない間にこっそりメールチェックを当たり前のようにしてしまったり、残業のたびに浮気を疑ってしまったり。
一度、異常な嫉妬心に火がついてしまうと、嫉妬の回数を重ねるごとに、その嫉妬の炎は大きくなるばかりなのです。嫉妬心が、嫉妬をさらに呼びます。
こうした行き過ぎたあなたの嫉妬心が彼を必要以上に追い詰めてしまったり、彼のあなたへの気持ちがさめてしまったりします。なぜ、度が過ぎた嫉妬心が生まれてしまうのでしょうか?
恋愛に依存している状態というのは、冷静な判断や対応が出来なくなっていますから、周囲の様子や、ましてや彼の気持ちなどはお構い無しです。「自分さえ良ければいい、自分の感情さえ満足できれば、それでいい。」という状態です。
なので、普通に彼に毎日電話をさせることを義務付けたり、メールは日に何度してほしい、携帯のチェックも当然のように行い始めます。自分以外の人間との行動まで、こと細かくチェックしなければ気がすまなくなることでしょう。
恋愛に依存してしまうと、全てのことを恋愛中心に考え始めます。
例えば、将来の重要な決定事項である大学選び、会社選びなども自分と彼がデートしやすい場所限定で選択をすることを当然のこととして、自分はもちろん、彼にまで強要したりしてしまいます。
また、一日の良し悪しも、全て彼とのやり取りにかかってきてしまい、彼からメールや電話が遅れただけで、その日一日は仕事や勉強が手につかなくなってしまったり、日常生活のやる気まで奪われたりしてしまいがちです。恋愛に依存しすぎることで、彼に対して必要以上に嫉妬心を抱いてしまうのです。
恋は、夢中になりすぎるリスクがあります。夢中になりすぎると、相手の気持ちまで見えなくなり、破局を招いてしまうものです。
そうならないためにも、以下のようなことを心がけながら、彼に接すると、自分の嫉妬心をコントロール出来るようになるはずです。
彼は、所詮は他人です。人と人との関係が上手くいくかいかないかは、距離を上手に保てるかどうかにかかっています。
彼の人格を認め、自由に行動できる権利を認めてあげなくてはいけません。また、考え方や価値観もあなたとは違うということをきちんと認識しましょう。彼とあなたとの違いを認めることが、彼を受け入れることにもなります。
「彼は、私とは違う。」ということを頭に入れて、相手のことを正しく知ることで、適切な距離が保てるようになります。
そのために、恋愛以外にあなたが夢中になれるものを探しましょう。彼との恋愛以外にあなたが「楽しい!」とか「心地よい。」と感じられることを見つけるのです。
あなたの気持ちを発散させる場所を、恋愛以外、彼以外に求めるのです。それは、友人たちとの旅行や集まりでもいいですし、趣味の料理つくり、登山、サークル活動等、何でもいいのです。
気持ちを分散させることで、彼への執着心がなくなり、必要以上に嫉妬することもなくなります。
また、彼とちょっと連絡が途切れたから、あるいはちょっとした彼の発言などから、必要以上に不安になるのはやめましょう。
不安になってしまったのなら、信頼できる友人や先輩に相談するのもいいでしょう。頻繁に不安を感じてしまい、どうしようもなのなら、彼以外の誰かに相談してから、彼に伝えるべきかどうか判断しましょう。
常に、彼自身にあなたの不安を伝えていると、彼にとってあなたの気持ちがふたんになることがあり、恋愛を駄目にしてしまうことがあるかもしれません。
そうならないためにも、間にワンクッションおくことで、冷静な判断が徐々に出来るようになるはずです。
束縛は、人間、誰がされても気持ちがいいものではありません。人間は、誰でも自由を求めます。鎖でつながれるような恋愛は、誰もしたくはないのです。
彼が女性と話すことを禁止したり、異性と連絡を取ることすら禁止したり、あるいは、何時までには絶対に自分と連絡をとるように強要したり・・・。束縛は、相手からの自由を奪うことになります。
束縛・独占欲を満たすためには、二人の間には、どちらかがどちらかを支配する関係が必要となります。そして、あなたが彼に常に、自分の気持ちを満たすことを求めるのであれば、彼はあなたへ絶対服従しなければならなくなります。
これでは、本来の恋愛関係が保てなくなってしまうのです。恋愛は対等な立場の二人がするもので、どちらか一方が服従を求めるものではないのです。それは、恋愛ではありません。
そもそも、なぜお付き合いをしている彼を束縛してしまうのかを考えてみたことは、ありますか?
「他の女性のとられたくないから。」
「彼のことをずっと監視していたいから。」
このような理由が多いのではないでしょうか?自分が彼のことをちゃんと見張っていないと、彼はどこかに行ってしまうかもしれないという不安が強いのです。
しかし、よく考えてみてください。一人の人間の行動を全て監視するなど、到底不可能なのです。彼を24時間体制で寝ずに見張ると言うのであれば別ですが、そんなことをしていたら、あなたは日常生活が送れなくなります。
一人の人間の行動を全て制限したり、自分の監視下に置くなど、できないことです。それに、相手も大人ですので、あなたの全て言いなりになることなどありえません。
それに、そもそも人は自由に生きる権利があるのですから、たとえ親子の関係があったとしても、自分の支配下に置き、操るようなことをしては人道的にいけません。
そして、なぜ自分の支配下に彼をおきたがるのか、それは、あなた自身、自分に自信がないからではないでしょうか?
自分に自信がないから、「彼が浮気しているかも。」とか、「他の女性と仲良くなって、私は捨てられてしまうかも。」と不安が沸き起こるのです。
たいていのことは、多少の努力をするだけでもカバーできることが多いはず。なので、必要以上に不安になったり、自信を持てないと落ち込む必要はないのです。
自信がない部分に対しては、ちょっと努力をしてみましょう。例えば、体系に自信がないのであれば、運動やダイエットと言う方法があります。外見に自信がないのであれば、メイクやファッションを工夫してみるということもできますね。
こういった努力のエネルギーの源は、「彼のことが大好き!」という気持ちです。人を好きになるということで、自分自身を内面的にも外見的にもスキルアップできることになります。
努力してコンプレックスを少なくすることで、自分への自信を身につけましょう!
恋愛には、美しい感情とは別に醜い感情も同時に存在するもの。行き過ぎた嫉妬心や束縛したい気持ちを強くしても、彼もあなた自身も幸せにはなれません。
ネガティブな感情を上手にコントロールし、彼のことを本当の意味で大切にしながら、二人の恋愛を育むようにしましょう。
自信がない部分に対しては、ちょっと努力をしてみましょう。例えば、体系に自信がないのであれば、運動やダイエットと言う方法があります。外見に自信がないのであれば、メイクやファッションを工夫してみるということもできますね。
こういった努力のエネルギーの源は、「彼のことが大好き!」という気持ちです。人を好きになるということで、自分自身を内面的にも外見的にもスキルアップできることになります。
努力してコンプレックスを少なくすることで、自分への自信を身につけましょう!
恋愛には、美しい感情とは別に醜い感情も同時に存在するもの。行き過ぎた嫉妬心や束縛したい気持ちを強くしても、彼もあなた自身も幸せにはなれません。
ネガティブな感情を上手にコントロールし、彼のことを本当の意味で大切にしながら、二人の恋愛を育むようにしましょう。