子どもを連れて買い物に行くと、泣いたり、叫んだり、走ったり、ぐずったりと、子どもが大人の言うとおりに動いてくれなくて、なかなか落ち着いて買い物ができない!なんてことありませんか。
買いたいものがあるのに思うように進まないと、イライラして、無理やり引っ張って行ったり、子どもに対してつい怒鳴ったりしてしまいがちです。
子どもも自分の思うようにならなくなると、さらに泣き叫んだりします。泣き叫ぶ子どもを見て、ママのイライラの倍増に!あるいは怒鳴った後はやりすぎたかなと後悔することも・・・。
買い物の度にストレスを感じてるママには、買い物ルールを決めることをおすすめします。出かける前に買い物ルールを子どもに確認させることで、買い物時のお約束ができるようになり、ママの買い物ストレスを少なくし、スムーズに買い物できるようになりますよ。
その買い物ルールをまとめてみました。
お店の中で迷惑行為をした子どもをその場で叱ったとしても、子どもは何故叱られたのかきちんと理解していないことがあります。
店の中で叱る場合、「お店の人に怒られるからやめなさい」という理由を言ってしまいがちですが、これは理由になりません。「お店の人が怒らなければやってもいい」という間違えた考えを与えてしまいます。
お店がどういう場所であるか、他のお客さんの邪魔になるような迷惑行為とはどのようなものかを事前にきちんと説明することが大事です。
さて、いざ出かけようとする時には、出かける前に買い物ルールを確認させます。
「今日買うものは◯◯です」
「お母さんの言うことを聞かない時は買い物を中止して帰ります」
「ご褒美は買い物が終わった後でね」など。
買い物ルールの詳細は以下のとおりです。
店頭に並ぶおもちゃやお菓子を見て途中でこれが欲しいとぐずりだしても、「今日は何を買いにきたんだっけ?」と子どもに買い物の目的を確認させたり、「今日は◯◯を買いにきたんだから、それ以外は買わないよ」と説得させることができます。
店先から流れるDVD映像、キッズスペースの遊具など、買い物先では子どもにとって魅力的なものがたくさんあります。さぁ買い物するぞ!と思った矢先、これらの魅力に取りつかれた子どもは素直に「はい」と言って付いて来てくれません。
こういう時は、まず選択肢を与えましょう。「今日の目的は買い物なので、ここで買い物をするか、遊びたいのなら家に帰るか」を問いかけます。
親は買い物したいかもしれませんが、子どもが帰ることを選択した時は帰るようにしましょう。そうすることで、子どもは自分の選択がその後の行動を左右するということを覚えるようになります。
帰る素振りを見せて帰らないと、子どもは実行する気のないただの脅し文句と思うようになるので、「帰る」と言ったからには帰るようにしましょう。
何かご褒美があるとやる気がぐんと上がるものです。大人でも嬉しいものですから、子どもにとっても嬉しいものです。
とはいえ、目的物を買ってからご褒美を買いに行くとなると面倒なので、買い物の途中でご褒美を買うことはOKですが、渡すのは買い物が終わってからにしましょう。買い物途中で渡してしまうと、それ以降の買い物が捗らなくなる場合があります。
買い物毎にご褒美を買っていたら大変なことになりますよね。ご褒美の品を必ずあげる必要はありませんが、「今日は◯◯ちゃんのおかげで買い物がスムーズにできたわ。ありがとう」と褒めてあげてください。
子どもは褒められるととても喜び、次も頑張ろうと思います。好きなお菓子やおもちゃを買ってもらうのももちろん嬉しいことですが、大好きなママからの褒め言葉や感謝の言葉もこれ以上ないご褒美となります。
このように買い物ルールを決めておくと、ただ単に「ダメ」と怒られるよりも、何故怒られたのか子どもが納得するようになります。買い物のイライラを解消するためにも、我が家のマイ買い物ルールを作ってみてはいかがでしょうか。