程度にこそ違いはあっても、子どもを育てる上で誰もが直面する育児ストレス。出産後、思い描いていた生活とのギャップに悩まされるお母さんたちは少なくありません。
育児から溜まるストレスはお母さんだけでなく、そんなストレス疲れをしたお母さんに育てられる子どもにも悪影響です。ストレスを少しでも溜めないようにする事で、育児は驚くほど楽になります。
ここでは効果的な方法を3つご紹介しますので、まずは出来るところから始めて下さい。
子どもの気性は十人十色。今、世の中に溢れる育児に関する情報には「こうあるべき!」といった調子のものがほとんどですが、教科書通りに育つ子どもなどほとんどいません。
例えば1日のバイオリズムを例に挙げましょう。大人同様、子どもにもそれぞれに異なったバイオリズムが存在します。
「◯時に起きて◯時に寝るのが子どもに良い」といった情報はあちこちで見かけますが、子どもによってベストなタイミングは変わってくるので、どの子にも当てはまるマニュアルなど存在しません。
無責任な情報に則って無理なスケジュールを組み、それがたまたま自分の子どもに合わずにイライラしていてはストレスが溜まる一方。溢れる情報はあくまで参考程度と割り切ることも大切です。
親がしっかりと自分の子どもにあったスケジュールを組んでやれば、思い通りにいかない事から生まれる育児ストレスも軽減されます。
良い面もあれば悪い面もあるママ友付き合い。情報共有ができたり不安を解消し合えたりといった利点があるママ友付き合いですが、あまり過密なお付き合いは疲れの元になってしまいます。
スムーズに子育てをするために作ったはずのママ友が、逆に育児ストレスの原因となってしまってはそれこそ本末転倒です。自分のために、我が子のためにと無理にママ友を作る必要はありません。
判断基準としては、集団としてのお付き合いではなく、あくまで個人としてお付き合いしても心地よくいられるかどうか。子どもを比べ合うような競争相手としての関係では、ストレスが溜まってしまうだけです。
何でも話せる仲になれれば心強いことこの上ないです。子どもがきっかけで知り合い、以後何十年も付き合いの続くママ友がいるというお話もよく聞きます。
良い面だけ活かせるよう、ほどほどのお付き合いを心がけることで、余計なストレスが溜まる事もありません。
パートナーをはじめ、頼れる人はとことん頼る事で育児ストレスは軽減されます。精神的、身体的にも大きな負荷がかかる育児。ひとりで抱え込まないことが大切です。
その為に必要なのは周りの人の協力。助けを待つばかりではなく、頼れそうな人にはこちらから助けをお願いすることで協力が得やすくなります。
育児が大変という事実はどのような状況においても変わりませんが、周りに理解があるのとないのとでは、精神的に受けるストレスの大きさは変わってきます。
一番の協力者となりえるパートナー。男性は女性よりも育児と縁遠い分、理解を得るのも大変ですが、精神的に寄り添ってもらうことで育児のストレスは大きく軽減されます。
言葉にしないとわからないのが男性なので、まずは育児中の自分の状況と心境をしっかり打ち明けることから始めてみて下さい。具体的にどのように助けて欲しいのかも言葉で伝えるとより効果的です。
よく育児を終えた先輩ママたちから「育児を振り返るとあっという間だった!」という言葉を聞きます。子育て真っ只中にいると育児の大変さが目立ちがちですが、子育てが期間限定の喜びであることは忘れたくない事実です。
流されない/無理しない/周りに頼る、この3つをまずは心がけてみて下さい。出来る範囲で育児ストレスを軽減し、限られた時間の中で子育てを楽しみましょう。