育児をしていて、「どうして言うことを聞かないの?!」「はやくして!」「いらいらする!」ということはきっと誰でもあること。
しかも、全く先がみえず「わたし、もうだめかもしれない・・・」と夫にうちあけても、「まあ無理しないで」と育児に参加する気配もない。
そんなとき、あなたはどうしていますか?もし、短い期間だけでもあずかってくれる人がいればまだしも、誰でも環境が整っているわけではないですね。
それでは、どうしたらよいか。あなただけがぐっとこらえ続けなくてはいけないのか。そんなときの、育児がラクなる“3つのコツ”をご紹介します。
いらいらするのは思い通りにいかないから。思い通りにいかないのは、子供が言うことを聞かないから。では、子供が言うことを聞くようになるのか?
いいえ。まず、なりません。というよりも、言うことを聞かないのが子供なのです。
いらいらするのはあたりまえ。まずは、子供を認めているのと同じように、自分自身を認めてあげてください。いらいらしてよいのです。
次に、いらいらしながらで結構です。こう考えてください。「やーめた」と。もちろん、育児をやめるのではありません。女であることをやめるわけではありません。「完璧」をやめるのです。「ルーズ」になるのです。
ただし、自分が受け入れられる範囲にするのがポイントです。
あなたはきっと、あらゆることを育児の前と同じくらい完璧にこなそうとしていると思います。あなたは、とても優れた人間です。だからやり方次第で、完璧にこなすことができるのです。しかし、とてつもないエネルギーが必要なのです。
ここで、少しエネルギー配分を変えてみませんか?
食器を洗うのは、明日でも大丈夫です。晩ご飯、おにぎりだけでも大丈夫です。洗濯物、明日でも大丈夫です。
夫に「ルーズになった」と言われたら、こう言い返しましょう。
「そうなの。今日は「ルーズデイ」にしたわ。でも、サボりじゃないわ。ペース配分よ」
最後に、夫に気付かせてあげましょう。「育児をしなくてはもったいない」と。
あなたの夫は、もしかしたら仕事人間かもしれません。また、趣味人間かもしれません。
もちろん、仕事も大事でしょう。趣味も大切でしょう。夫自身も、育児を放棄しているわけではなく、「育児の時間がとれない」だけと感じているだけかもしれません。「俺だって、時間があれば育児するさ」というかもしれません。
そんなとき、「育児は、自分の一生の中で、本当に限られた時間しかできない」ことを気づかせてあげましょう。また、子育てをやることは、子供が大きくなったときに、何倍もの幸せになって返ってくることに気づかせてあげましょう。
子供を抱っこできるのは、今だけです。ご自身はどうでしたか?思春期の子供は、親と距離を置くのです。もちろんこれは成長の過程です。
子育ては、仕事の時間を減らしてでも、自分の時間を減らしてでも、やる方がトクなのです。どんなにお金をはらっても、子供を抱っこできるのは、今だけなのです。
夫に「子供のめんどうみてよ」といっても逆効果です。
夫にはこう話すのはどうでしょうか。「子供、大きくなっちゃうよ。今しか遊べないよ。」
以上、3つのコツを紹介しました。
育児は、「子供」という相手がいることであるうえ、「夫」というちょっと子育てが苦手な相手がいて進んでいくものです。
まずは、あなたがあなた自身に優しくし、夫に(育児をやって!ではなく)チャンスを与え、日々を過ごしてみてください。きっと、少しだけ気持がラクになると思います。
がんばらないのも育児。大丈夫です。あなたががんばっていることは、誰もが認めていますよ。