離乳食食べない、寝返りしない・・・育児本通りに行かない子育て

離乳食食べない、寝返りしない・・・育児本通りに行かない子育てのイメージ画像

子供が産まれると情報が欲しくてついつい色んな子育て情報サイトで登録。そしていつの間にか知らず知らずのうちに勝手にポストに入ってくる子育てグッズや知育教材のDM・・・。

本屋さんに行けばたくさんの子育て本、離乳食本、ちまたに溢れる子育て情報。

周りに相談できる人がいなくて、色々な育児本を読んでたらますます混乱してしまう、ママタレントの子育てブログをみるとおしゃれな離乳食を「今日も完食してくれたよ♪」なんてものばかり。

そしてますます自信がなくなる悪循環・・・。何だか自分流の子育てに自信が持てない…そんなママさんたち多いと思います。

どうして?本に書いてある通りにやってるのに!

何で食べないの?とイライラする離乳食ステージ

育児本に書いてある通りに5ヶ月で離乳食を始めてみたものの、全然食べてくれない!あー、本の通りに進んでたらもうお肉やお魚をあげないといけない週なのに、まだすりおろし野菜ステージのまま!なんで食べてくれないの!そんな悩みを抱えている方も多いはず。

私もそのひとりでした。
先輩ママに相談しても、“そのうち食べるようになるから大丈夫”という意見ばかり。

でも実際に毎日離乳食本にならって作った栄養バランス抜群のカラフルなご飯を受け付けてくれないと、そりゃあ凹みます。

そして、悲しみに暮れながら離乳食をキッチンの流しに…今思えばなんであんなにイライラして悩んでいたのかが不思議なんですが、過ぎ去ってみると見えてきたのが「情報にとらわれすぎた」育児でした。

育児情報はあくまでも平均値

うちの子が離乳食を食べ始めたのは8ヶ月目になってからでした。

毎日の離乳食作りに疲れ、どうせ食べないなら作っても勿体無いし、と開き直ったのがスタートラインでした。自分たち親のご飯の中で食べられそうなものをちょこっとあげてみる。お味噌汁の具材や冷奴、パンのフワフワしたところなど。

プイっとされても、じゃあママが食べるからいいよ?とイライラすることもなくなりました。

1歳すぎたころから、まだ食べるの?というくらいモリモリ食べ始め、今では好き嫌いも殆どなくおかわりしてくれます。

そのうち食べるから大丈夫!と言いたい訳ではありません。子供にとって食事はとっても大切なこと。栄養的に心配な場合は、本やネットを読み漁って心配するよりも、かかりつけの小児科の先生などにきちんと相談してみるほうが安心です。

手をかけるところを考えてみましょう

よくある離乳食本にあるような野菜を星型に抜いたりカラフルにしたりする必要はありません。

ご飯やパンなどの炭水化物と、豆腐や肉魚などのタンパク質、野菜やフルーツなどのビタミン。最低限それが摂れているなら大丈夫。一食でバランスよく摂れるのが理想ですが、3日くらいの中で過不足を調整するくらいの気構えでいきましょう。

そして、離乳食を飾りつけたりたくさんの食材を使ってカラフルにするその手間にかかる15分を、自分のために紅茶やハーブティを1杯淹れることに使ってみましょう。

毎日のご飯を覚えていない赤ちゃん。1ヶ月に1度くらいかわいい離乳食を作って写真に残し、アルバムに貼って、大きくなったら「こんなかわいい離乳食を作ってたんだよ~」と伝えれば十分に愛情は伝わります。

ハードルを低く、大切なところだけにしぼってみて

このように書いていると本に頼らないようにオススメしているようですが、そうではありません。育児本には本当に大切な情報が載っているのも事実。

それは事故や病気の情報です。

誤飲や事故の場合の応急手当の方法や連絡先が載っていたり、赤ちゃんがかかりやすい病気や予防接種のことなども書かれている本がたくさんあります。

本に書いてある月齢の成長より寝返りが遅い、離乳食の進みが遅いなどで悩んでいるママ、一度その平均値のことを頭からちょっとだけ横において、ママの役割について最低限のことを考えてみませんか?

ママができることは、“事件や事故から守ってあげること”“必要な栄養を与えること”“清潔な体と環境を整えること”これが大切なのではないかと思います。

たとえば、スーパーの駐車場では手をつなぐ、洗剤や薬、包丁などは絶対に手の届かないところにおく、シーツはこまめに洗って換えてあげるなど・・・。字で読むと当たり前のことで難しいことではありませんが、重要なことです。

まとめ

本に載ってるのはあなたの子供ではない

離乳食の進み具合などは、その子の歯の生える時期などでも変わってきます。本に載っているのはあなたの子供ではないのです。

「何で食べてくれないの!」とイライラしたりしていると、本当は手足口病にかかっていて喉が痛くて食べられないというサインを見逃したりしてしまうかもしれません。

色々なおもちゃや知育グッズ情報よりも大切なこと。それはママが事故や病気の情報を知っていて、子供のサインを見逃さない心の余裕をもってあげることではないでしょうか。

自分の言葉では気持ちを伝えられない赤ちゃんの時期はあっというまです。

溢れる子育て情報にまどわされず、本に載っていないあなただけの子供の成長をイライラせずに見守れるように、最低限たいせつなことって何だろう・・・まずはお茶を飲みながらそれだけを考えてみるのもママとして素敵な15分の過ごし方かもしれません。

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る