最近おトイレが近くなった…と感じませんか?加齢のせいとは思いたくないし、友達にも相談できない小さいようで大きな悩みですね。このお悩みを解決していきましょう!様々な要因がある中で思い当たるのはどれでしょう。
慢性的な冷え性、コーヒーや紅茶などが好きでよく飲んでいる、緊張やストレスを感じている、トイレに行くことができないほど忙しい…等あります。生活シーンに合わせて原因は数々あるでしょう。複数当てはまる方も多いのではないでしょうか。
これらは一時的なものや治療が必要なものとで対処が違います。細かく原因を探り自分に合った対処法を見つけましょう。
成人女性は1日に6から8回排尿します。また夜間は全く排尿がないか、1回排尿があるかというくらいの頻度です。頻尿になると、昼は8回以上、夜間は2回以上の排尿回数となります。様々な原因がありますが頻尿を増長させる生活習慣や原因をみて行きましょう。
当てはまるものはありましたか?コーヒーや紅茶などカフェインが多い飲み物を多飲していると排尿が近くなり、頻尿になってしまいます。お仕事をされている方はコーヒーなどを飲む機会も多いと思います。
しかし1日3杯程度に留めた方がコーヒーの持つ良い効果も得られ頻尿を止める結果にもなり良いでしょう。仕事されていたり、急に人前に出なければいけなくなったなど緊張やストレスを感じる際にも排尿回数が増えますね。
これは、病的なものではなく一時的な物ですから気にする必要はないでしょう。体質改善や習慣を見直す必要があるのは、膀胱炎や食生活、冷え性の項目に当てはまる方です。こちらを詳しくみて行きましょう。
膀胱炎は尿道に最近が侵入し炎症を起こしている状態です。尿道に入りこむ細菌の大半が大腸菌といわれています。膀胱炎が女性に多いのは、尿道と肛門が近い所にあるため細菌が入りやすいのですが、膀胱炎に発展しやすい状況があります。
これらが体に負担を掛け、膀胱炎を引き起こしてしまいます。症状は頻尿を始め排尿の際や排尿終了時の強い痛み、尿の混濁や残尿感です。また、下腹部痛や血尿のほかに尿失禁が上げられます。膀胱炎では熱が出ることはほとんどありません。
高熱が出たり腰痛の症状が出た場合は、膀胱より上にある腎臓まで細菌が至っており腎盂腎炎だと思われますので、早めに受診しましょう。膀胱炎はドラッグストアに市販薬が売られています。手軽に痛みがとれて楽になります。しかしそこには落とし穴もあるのです。
痛みが消えたから服薬を止める等自己判断で治療をすると何度も膀胱炎になりやすくなります。ですから泌尿器科を受診し適切な治療を受けて下さいね。
膀胱内に細菌が確認できないのに膀胱炎の症状が出ることがあります。それは間質性膀胱炎かもしれません。間質性膀胱炎は刺激の強い飲み物や食べ物が膀胱にできてしまった傷に刺激を与え痛みの症状を生みます。
これには個人差がありますがキーワードは「酸性」「カリウム」「辛味成分」です。またカフェイン等が刺激になることも多いです。詳しくみていきましょう。
コーヒーなどの飲み物は水以外の水分ですが、時に刺激を与えます。またお酢等は酸性で、生野菜や大豆製品はカリウムが多く含まれています。唐辛子等の調味料は刺激が強い辛味成分ですね。細菌が確認されていなくとも、免疫機能が低下し傷ができている状況です。
膀胱内の傷がしみるというわけです。刺激となっているものを2~3日休むだけで症状が緩和されますが、どのような症状を感じたか、何を食べたか、何を飲んだかと記録して下さい。その記録を元に医師に相談すると、適切な診断をしてくれるでしょう。
間質性膀胱炎は尿が溜まってくると痛みが増していきます。その為、予防策として早めに排尿し痛みを回避させている場合があります。
しかし病気が進行してしまうと膀胱が萎縮したり、硬くなってしまいます。違和感がある際は我慢せず受診しましょう。
ファーストフードやスナック菓子はダイエットの大敵!ということは肥満の素ともいえますね。頻尿との関係性は一見無いよう感じますが、ファーストフードやスナック菓子に含まれる原料に頻尿を増長させる物質が含まれています。それは、トランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸は時々耳にすると思いますが、かなり体に悪いものといえます。米食品医薬品局(FDA)はトランス脂肪酸の規制を始めました。アメリカは肥満大国ですし、ファーストフードやスナック菓子が良く食べられていますよね。
トランス脂肪酸は頻尿の他にも動脈硬化、心臓疾患、癌、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピー等に悪影響を与えているといわれています。また母乳を通じ乳児にも与えることになる為母乳で子育て中の方は気をつけた方が良いでしょう。
かなり日頃好んで食べている方も多いのではないでしょうか?これらの商品は原材料に「マーガリン」や「ショートニング」などと表示されており、バターの代用品としてコストを下げるために使われているのだと思われます。バターを使用している物を選びましょう。
エクストラバージンオイルはトランス脂肪酸を含んでいないのでエクストラバージンオイルを使用した方が体には良いと思いますが、オリーブオイル特有の香りがあり合わない料理もあります。和食や中華にはオリーブの香りが強く出てしまいますので気になると思います。
また、「植物油」「直物油脂」「加工油脂」等の表示も気をつけて購入しましょう。トランス脂肪酸が含まれていると考えられます。表示に食品会社が親切かどうかわかってしまいますね。
どの油にもいえることは何度も加熱した油や日の当る場所で保管した油や古くなってしまった油は使用しないようにしましょう。頻尿予防にもなりますが、様々な病魔の予防にもなり嬉しいですね。
冬だけでなく夏までもエアコンで冷え性が加速していると感じている方も多いのではないでしょうか?足や手の冷えには気づきやすいですが、冷えを感じた時にお腹やお尻を触ってみてください。冷たくなっていませんか?手足を温めもなかなか寒さが消えない状況です。
寒さが消えないというのは内臓からの冷えが解消されてないからです。先にも記述しましたが、冷え性の方は汗をかきにくいため、基礎代謝が良い人に比べ汗で排出される水分が少なくなり、尿となって排出されているので結果排尿回数が増えることになります。
女性は男性に比べ筋肉量が少なく脂肪が多い体質なので、基礎代謝が悪く血液循環も悪くなってしまいます。ですから、頻尿だけでなくアンチエイジングの為にも基礎代謝や血液循環を良くした方が良いですよね?では体を冷やしている生活習慣を見て行きましょう。
女性にはありがちな生活習慣ですが、皆さんは何個当てはまりましたか?冷え性に加え朝が起きられない、だるいという方はパジャマの見直しをしましょう。寒くなっているのにTシャツやキャミソールで寝てはいませんか?体を冷やしてしまいます。
そんな方には腹巻をお薦めします。やはりお腹を温めるということは体を芯から温めてくれます。ヒール好きだったり足やふくらはぎを締めつけるデザインが好みだと履く回数も増えるでしょう。ですが下肢に無理をさせていると末端までの血液循環が悪くなり冷えます。
体を温める為にスープやホットコーヒーを飲むと初めはポカポカしますが、汗が出て逆に体を冷やす結果になります。また、スパイシーな食べ物も汗をかき体を冷やしてしまいます。しかし朝食に温かいスープは飲みたくなりますよね。そこで重宝するのは生姜です。
生姜は体を芯から温めてくれる作用があり、汗をかいて体が冷えても生姜効果で体はポカポカが持続します。嬉しいですね!また、食べ物という観点からすると体を温める野菜等は陽性といい、生姜を始めネギ、にんにく、牛蒡等ですが冬が旬という場合が多いです。
また、生の野菜を食べるよりも加熱した野菜を食べた方が体を温めてくれます。「朝一杯のココア!」は有名ですがココアのテオブロミンやポリフェノールが血液循環の改善が見込め、温かいココアを飲んでも冷えに繋がらないので甘党の方にお薦めです。
体を冷やす陰性の食べ物もあります。トマトやキュウリのような夏野菜が代表格です。夏野菜に加え、砂糖や合成甘味料、スナック菓子、チョコレート等も陰性の食べ物になります。甘いものを習慣的に沢山食べている方は、ココアに置き換えてみるのもお薦めです。
でもやっぱり基礎代謝を上げることが一番の冷え性対策になるでしょう。簡単に始めることができるのはウォーキングです。リズムよく歩くことから始めましょう。リズムよく何かをするということは女性ホルモンにも働きかけますから、一石二鳥です。
また、入浴時は半身浴をぬる湯でするのが良いでしょう。38度から40度で20分程入浴しましょう。半身浴はお湯から出ている部分が寒いですが、バスタオル等を肩から掛けると20分入浴しても寒さを軽減できますよ。タオルは濡らさないでくださいね。
どうしても熱いお湯が好きだという方は、41度から42度のお湯に短時間浸かりシャワーを冷水にし腕や足に掛けます。これを3から4回繰り返すと血液の循環が良くなり体が温まります。また、食事にタンパク質を多く取り入れるようにしましょう。
筋肉量を増やす為には、筋肉の材料も積極的に摂取する必要があります。ウォーキング等の運動をした後にタンパク質を摂取すると筋肉を増やすために効果的です。
頻尿は病院を受診する程の事でもないと放置しがちですが、病気の場合もあります。痛みが伴う頻尿の際は受診しましょう。また、冷え性や生活習慣や嗜好品など不摂生が引き金になっている場合も少なくありません。これを機に生活習慣を見直しましょう。
健康志向に拘り過ぎるとどうしても挫折してしまいがちですが、ほど良く健康志向で時にはスナック菓子やチョコレート等を食べる日を作っても良いのではないでしょうか。
好きな物を食べられない、飲めないというのはストレスになりますよね。頻尿の原因が分かれば改善、解決ももうすぐです!生活習慣の見直しから始めてみましょう。