結婚する前は、友達みんなが羨むような自慢の彼氏だったのに…結婚したらまるで別人のように手を上げるようになった。
子供がいるからギリギリ我慢しているけれど、DV夫から一刻も早く解放されたい。
女性に手を上げる男性は最低です。身体的な暴力は、身体へのダメージも大きいですが
同時に精神的なダメージも与えます。
また身体的な暴力は受けていなくても、暴言や罵倒などの言葉の暴力で傷つけられる女性もたくさんいます。
「一刻も早く家から飛び出して逃げて下さい!」と言いたいところですが、少し慎重になりましょう。
離婚はお互いの合意の上で成立するものなので、あなたが一方的に離婚届を突きつけたからと言ってすぐに離婚できるとは限りません。
またDV夫に真正面から「離婚したい」と告げても、手を上げられるだけで何の進展もないのは、あなたが1番お分かりのはずです。
とにかくDV夫と離婚したいのなら、協議離婚・調停離婚・裁判離婚などあらゆるケースを想定して、水面下でコツコツと準備を進めることが大切です。
そこで今回は「どうしても離婚したい!DV夫と絶対に離婚するための5つの方法」と題してご紹介致します。大丈夫です!少しずつ…でも確実に離婚へ準備を始めていきましょう。
「私、夫からDVを受けているの。だから助けて下さい」と第三者に泣きついても、信じて貰えないことは珍しくありません。
それは、DV夫の特徴の1つに「外面の良さ」があるからです。
会社の同僚や友人、自分以外の家族の前では優しく穏やかな性格でも、あなたと2人きりになると暴力的で荒々しい性格に豹変し、気に食わないことがあると豹変するのです。
ですから周りの人に相談しても「まさかあの人が、DVなんてするはずがないでしょう」などと信じて貰えずに、1人で悩みを抱え込む人もたくさんいます。
そこでまずそのようなDV夫と離婚するのは、簡単ではないことを覚えておきましょう。
双方の話し合いで決着がつかない場合も多く、調停や裁判までもつれ込む可能性も考えられます。
そこでどんな状況になろうとも、あなたを守ってくれるのが「証拠」です。
あなたが切実に夫のDVについて訴えれば、調停員や弁護士、警察もあなたに同情し信じて貰えるかもしれませんが、夫がDVを否定する以上は「DVの事実」は認められません。
他の人には分からない、密室間での夫婦の出来事は「証拠」がなければ第三者に分かってもらうことは難しいのです。
そこで「絶対に離婚する!」と心に決めたその日から、証拠集めに奮闘しましょう。
それでは具体的な方法をご紹介します。
日記は最も重要な証拠ですから、とにかく細かく付けるようにしましょう。
夫から浴びせられた暴言・夫の威圧的な態度・傷ついた態度・今日の晩御飯・1日を過ごしての感想・離婚したいという強い気持ちなどを書くのです。
日付・時間・出来事・心情の4つの項目を抜け目なく書いておくことで、より信憑性が増して、最強の証拠になるでしょう。
DVを受けた日に記録しておくことも大切ですが、平穏な日もきちんと書き記しておくことで、夫のモラハラ度をチェック出来たり、継続的にDVを受けていることが第三者に認めて貰うことが出来ます。
夫との会話がバッチリ録音出来れば、最強の証拠となることは間違いありません。
しかしながら、喧嘩の最中にスマホの画面を操作して録音するのは危険と隣合わせです。
スマホの画面を操作して録画モードを押した瞬間に「ピピッ」という機械音がなってDV夫に気づかれてしまう可能性は十分にあります。
またポケットにレコーダーを忍ばせていたとしても、見つからない保証なんてどこにもないからです。
1番良い方法は、夫が絶対に立ち入らない領域にレコーダーをセットする方法です。
キッチン周りやリビングに飾っている花瓶の裏など、日々生活していく上で夫の視界に入っていない場所は絶対にあるはずです。
DV夫のことなど見たくない気持ちも分かりますが、証拠集めのために普段からDV夫の行動には目を見張っておきましょう。
DV夫から殴られたり蹴られたりと身体的な暴力を受けた場合、女性のダメージは心身ともにとても大きいでしょう。
中には、心が折れて「この世からいなくなりたい」と思ってしまう人も少なくありません。
しかしながら、離婚して幸せになる道がきちんと残されているのですから、傷跡を逆手にとって前に進みましょう。
まず傷口がひどい状態の時に撮影して、証拠を残しておきましょう。何月何日に撮影したものか分かるように、記録しておくことが大切です。
加えて、病院に行って医師の診察を受けましょう。その際に、自分がDV被害にあっている事を正直にお話ししてみてはいかがでしょうか?
機転が利く医師なら、状況を理解した上できちんと診断書を発行してくれるはずです。
医師には守秘義務があるので、あなたの情報を漏らすようなことはないので安心して下さい。
以上、証拠集めはコツコツと日々の積み重ねが大切です。離婚に向けて、今すぐ準備を始めていきましょう。
DV夫と離婚しようと思った時に、真向勝負を挑む必要はありません。
つまり、夫を目の前にして「あなたと一緒に居られません。離婚してください。」などと正直にいう必要などないということです。
DV夫の被害者であるあなたなら、伝えたところで夫が簡単には離婚を受け入れくれないことも逆上して危険な目に合いかねないことも重々承知だと思います。
自分の身を守ることを優先し、DV夫を相手にする時は代理人を間に挟みましょう。
家族・友人でも悪くはありませんが、感情に流されることなくあくまでも法律の面から冷静に話し合いを進めてくれる弁護士が最適です。
弁護士に頼むのは金銭的なダメージが大きいという方は、一度お住まいの地域の法テラスに相談することをおすすめします。
法テラスは金銭的な余裕がない人のために、無料法律相談や費用の立て替えを行っていますので専業主婦の方でも、安心して弁護を受けることができるのです。
離婚問題は夫婦間のことなので、自分1人でどうにかしようと思ってしまいがちですが
激情しやすいDV夫の場合には、第三者を挟んだ方が冷静な話し合いが行えるでしょう。
代理人を立てた方が良い理由はもう1つあります。それは、あなた自身が惑わされずに済むからです。
なぜならDV夫はアメとムチを自由に操る天才なので、あなたが自分のもとに帰ってくるまではひたすら謝り、優しい夫を演じるケースがほとんどです。
しかしながらばらまかれたアメに見事に引っかかり、夫の元へ戻ってしまうと、また容赦ないムチを浴びせられることになりかねません。
DV夫が仕掛けてくるテクニックに引っかからないようにするためにも、第三者を挟んで夫との直接交流は避けましょう。
もし、協議での離婚が成立しなかった場合は、調停や裁判で決着をつけることになります。
DV夫は簡単には離婚を認めてくれないと思っておきましょう。なぜなら離婚を認めるということは、自分のDV行為を認めてしまうことになるからです。
そこで調停や裁判を見越した準備を進めていく必要があります。ポイントは、いかに第三者に「離婚したい」というあなたの必死な想いが伝わるかどうかです。
もちろん口頭で伝えることも大切ですが、書類として証拠を残しておくことも大切です。
お住まいの地域にある女性相談センター・配偶者暴力相談支援センター・児童相談所・警察・全国のNPO法人などに、直接出向き来所記録をもらうようにしましょう。
あなたが離婚したいという気持ちのもと、がむしゃらに動いたという記録が大切なのです。
相談内容まで細かく書かれた書類は貰うことが出来ませんが、来所したという証明となる書類は貰えます。
1度だけでなく、何度も通うことであなたの離婚に対する真剣な気持ちの表れとなり、調停や裁判の参考資料となることは間違いありません。
また手短な方法としては、友人や家族にメールでDV夫の悩みを相談する方法です。
電話や直接会って相談するのではなく、文章のように形に残る方法で相談すると、後に大事な証拠として調停や裁判の時に優位に働きます。
この時に注意すべきポイントは3つ。
自分1人で何とか離婚しようと思ってしまいがちですが、きちんと話し合いが出来ないようなDV夫の場合は、第三者に助けてもらうことがとても有効な方法となります。
DV夫から受けた暴行が、傷やあざなどの比較的軽いケガに留まらず、骨折や意識障害など命に関わる大きなケガに発展する場合もあります。
そのような場合は、家庭内の問題でも傷害事件として立件できるので、すぐに警察に行きましょう。
「警察に行くと何だか大事になりそうだからイヤ」「警察って、そんな簡単に行っていいのかしら」と迷う女性もたくさんいますが、心配する必要はありません。
警察は事件が起きてから動きだすだけではなく、事件が起きないように住民の生活を守ってくれる機関でもあるからです。
まずは、警察の窓口に電話してみましょう。
そこで「夫からDVの被害にあっているので、相談したいのですが…」と言って下さい。
お住まいの地域の警察署にもよりますが、恐らく生活安全課防犯係を案内されると思います。
相談窓口では、DVの頻度・いつから始まったのか・ケガの内容・言葉のDVはあるのかなど細かく聞かれます。それによって、警察官が今後の対応を決めていくのです。
警察がどのような対応をとってくれるのかはケースによって違うので、一概にはいえませんが、相談してみるのも1つの方法です。
警察を敷居の高いところと決めつけずに、相談する1つの場所として念頭においておきましょう。
これはDV夫に限らないのですが、双方できちんとした協議が出来ない場合は、調停・裁判までもつれ込む可能性もあると念頭に置いておきましょう。
離婚を決意した時点で、裁判までとことん戦うというアツイ想いと戦うための費用を準備しておく必要があります。
調停や裁判を申し立てるだけでも数十万かかりますし、弁護士費用も恐らく数百万円かかることになるでしょう。もちろん裁判が長引くほどお金はかかりますし、弁護士によって相談料も違います。
法テラスなどでは無料の弁護士相談や裁判費用を貸してくれる場合もありますが、離婚を決意した時点でコツコツとお金を貯めていくことが大切です。
以上「どうしても離婚したい!DV夫と絶対に離婚するための5つの方法」と題してお送りしました。いかがでしたか?
この記事を見て頂いたということは、あなたが今苦しい状態であることは十分に分かります。離婚という決意に至るまでも、散々悩まれた事でしょう。
しかしながら離婚を決意されたのですから、あとは進むのみです!今回の5つの方法を参考にして、コツコツと動き出してください。応援しています。