女性にとっては、常に細身なスタイルを保つ事が美しいという絶対的な観念があります。誰も細い事が美しいことだとは言っていないのに、雑誌や新聞では、太っていることが醜いとでも言っているかのように、ダイエットや健康の文字を毎日のように見かけます。
ですから、太っている女性が非常に肩身の狭い思いをしていますよね。確かに太っていることは、体に負担がかかることですし、太り過ぎれば命にかかわるようなこともありますが、「ぽっちゃり」という言葉があるように、病的な太さでなければ特に体にとって悪い事も無いですし、かわいいくらいです。
ですが、どうしても「太っているね」などと言われると嫌な気持ちになりますし、それが、積もり積もって行くと、コンプレックスの原因となります。その太っていることがコンプレックスな方へこれらの対処法を紹介したいと思います。
デリカシーの無い人や、冗談が大好きな人は、太っている人をみて「ちょっと太ってるね。ダイエットしないの?」などと平気で言って来る人もいます。ですが、太っていることをコンプレックスに思っている方は、そんなことでも非常に落ち込みますし、深く傷ついてしまいますよね。
しかし、そうやって落ち込んでいてはいけません。実際、太っていることは事実なのだと、自分の中で開き直りましょう。そして、「はいはい、太ってますよ。でも、これが私の持ち味じゃん」と、冗談っぽく言って、その場を盛り上げるくらいのことをやりましょう。
逆に、そうやって太っていることをバカにするような言い方をする人には、「私にこんなにおいしい場所をくれてありがとう。こっちは太っていることなんてちっとも気にしていませんよ」くらいの気持ちで言えばいいのです。そうすれば、自分もちょっとは気持ちが楽になります。
言われたことを全てまに受けてしまったら、コンプレックスがコンプレックスで終わらなくなります。性格も暗くなって、性格は表情に表れますから、表情さえ失い、人と会うのが嫌になったり、人前で話すのも嫌になり、いつしか引きこもりになって、誰とも溶け込めなくなってしまいます。
そうなっては人生そのものがつまらなくなってしまいますから、人生を楽しむためにも、自分のコンプレックスを笑いに変えていきましょう。そうやっていくうちに、それが自分の中で定着し、太っていると言われることもどうでも良くなってきますし、自分の太っている体を愛せるようになるかもしれませんよ。
そうなったら人といることも楽しくなりますし、太っていることが自分の長所になるのですから、嬉しいですよね。
太っていると直接言ってくる方は少ないかもしれませんが、遠まわしに、相手も気づかぬうちにあなたを太っていると思っているような言葉を言って来ることがあります。例えば、「これMサイズだけど、あなた着れる?」などと聞かれたら、それは2つの意味に取れますが、太っている人は「この人、私を太っていると思っているからそう聞くのだ」と思いますよね。
そう言われた時に、ものすごく嫌な気持ちはありますし、恥ずかしさと悔しさもありませんか。その気持ちをばねにして、ダイエットに励もうと思えば良いのです。太っている人の多くは痩せたいと思っているかと思います。でも、痩せるには食べることも控えなければいけませんし、運動だってしなければいけません。
そんな風に色々考えていると、ダイエットとは遠ざかってしまい、太ったままの体をキープすることになってしまいますよね。ですが、こうやって「太っている」というようなことを他人に言われることによって、「もうダイエットするしかない!」と、思えるはずです。
「ダイエットして、きれいになって、今私に太っていると言った人を必ず見返してやるんだ」という気持ちでダイエットを始めれば、くじけそうになった時もその言葉が頭に思い出され、きっと、辛いダイエットも続けることができます。ですから、逆にそういった人達に感謝するくらいの気持ちでいれば良いのです。
「ダイエットの機会を与えてくれてありがとう」、そう思えば、その人達があなたに放った言葉をマイナスにとらえるのではなく、プラスにとらえることができますから、何もコンプレックスにする必要はありません
そして、ダイエットをして、もし彼氏がいる方は彼をびっくりさせるのも良いですし、彼氏がいない人は、向うの方からどんどん彼女になってくれとあなたに言い寄ってくるかもしれませんよ。楽しみを考えるだけでもこのダイエットは楽しくなりそうですよね。
これは一時的な策でしかないのですが、自分で太っているなと思ったり、太っていると他人から言われてショックを受けた時に、何でもいいので、自分より太っている女性を見てみましょう。例えばテレビ出ている芸能人だって良いですし、道端に歩いている方、職場の友達や先輩でも良いのです。
そうすることで、私はこの人から見れば全然太っていないから大丈夫だという気持ちになるはずです。ですが、これは先述したように、一時的な策でしかありません。この後に鏡で自分を見たら、またショックを受けるかもしれませんし、他人に何か言われるかもしれません。
その度に何度も太っていることに傷つくかもしれませんが、それをばねにして上記の2つのどちらかに取り組んでみるのも良いでしょう。とにかく、暗くならないようにしなければ人生は楽しくありませんから、明るい気持ちに持って行くようにしましょう。
太っているということは、女性にとって死活問題に値します。そのくらい、常に細くいなければいけないと皆さん考えています。ですから太っていることをコンプレックスに感じる方は多いでしょうが、それをプラスにする対策がここにあるので試してみて下さい。